プレシーズン第2戦・PSVアイントホーフェン戦のプレビュー
ファロのアルガルベ・スタジアムで行われたベンフィカとの初戦で2-0の敗戦を喫したイニゴ・ペレス新監督率いるビジャレアルは、休む間もなく次の試練に臨む。7月25日土曜日の18時から、フィリップス・スタディオンでPSVアイントホーフェンと対戦する。この試合はGOLで無料生放送される。対戦相手のPSVはピーター・ボス監督に率いられ、エールディヴィジで3連覇を果たしている強豪だ。彼らはすでに実戦感覚を養っており、150分間で行われた前回のテストマッチではユニオン・サン=ジロワーズを7-3で粉砕している。ポゼッションで試合を支配し、高い位置から強烈なプレスをかける攻撃的なPSVは、イニゴ・ペレス監督の戦術の浸透度を測る絶好の試金石となる。初戦では多くの若手選手を起用し、負荷を分散させた監督だが、今回はさらにチームの成長と適応力が試されることになる。チーム遠征隊は金曜日に予定より遅れてバレンシア空港からマーストリヒトへ飛び、そこから陸路でアイントホーフェン入りした。宿泊先はプルマン・アイントホーフェン・コカーニュ・ホテルであり、試合後も同ホテルに滞在してリカバリーに努める。(via SPORT)
イタリアとトルコを巡る今後のプレシーズンスケジュール詳細
ビジャレアルはPSV戦を終えた後、休むことなく日曜日にヨーロッパツアーの第2部へと突入する。日曜日の12時にマーストリヒトからミラノ・マルペンサ空港へ移動し、コモ近郊のノヴァレッロ・リゾート&スパに拠点を構えて合宿を行う。そこではコモ・カップに参加し、7月29日水曜日に45分間の試合を2試合こなすという変則的な日程が組まれている。19時からはアル・ウラSCと、22時からはコモ1907と対戦する。その結果次第で、7月31日金曜日か8月1日土曜日に90分間の試合がもう1試合追加される予定だ。イタリアでの過密な合宿を終えて帰国した後、8月5日水曜日の午前10時からはミニ・エスタディでレバンテとの親善試合が控えている。この試合はシーズンチケット保持者限定でアクセス可能であり、À Puntで放送される。そしてプレシーズンの最終調整として、8月8日土曜日の20時からイスタンブールのRAMSパークに乗り込み、ガラタサライと対戦して新シーズン開幕に備える。(via SPORT)
パリ五輪金メダリストのGKアルナウ・テナスがマジョルカへレンタル移籍へ
GKアルナウ・テナスのレアル・マジョルカへのレンタル移籍が最終段階に入っている。両クラブ間ではすでに基本合意に達しており、現在は給与負担の割合などの細かな条件を詰めている状況だ。マジョルカのパブロ・オルテルスSDとルイス・ガルシア監督からの熱烈な説得が功を奏し、他の一部クラブからのオファーを断ってマジョルカ行きを決断した。テナスはビジャレアルのコモ遠征に同行すると一部で報じられていたが、移籍が間近に迫っているため最終的に遠征メンバーから外れ、イタリアへは向かわなかった。数日中にはマジョルカのマルベージャでのキャンプに合流する見込みだ。パリ五輪で金メダルを獲得した25歳のテナスは、昨夏にPSGから250万ユーロの移籍金でビジャレアルに加入したが、昨シーズンのリーグ戦出場は15試合にとどまった。前任のマルセリーノ・ガルシア・トラル監督が期待したほどの安定感を発揮できず、ブラジル人のルイス・ジュニオールにスタメンの座を奪われる形となっていた。出場機会を求めて、新たな環境での飛躍を誓う。(via SPORT) (via ElDesmarque)
新たな正守護神候補、ペーテル・グラーチの獲得交渉とGK事情
プレシーズン開始当初、ビジャレアルのGK陣はルイス・ジュニオール、ディエゴ・コンデ、アルナウ・テナスの3人体制だったが、コンデはすでにベティスへ移籍し、テナスも退団が濃厚となっている。イニゴ・ペレス監督は新たなベテランGKの補強を強く希望しており、RBライプツィヒに所属する36歳のハンガリー代表GKペーテル・グラーチの獲得に極めて近づいている。選手とは給与や契約期間などの条件面で既に合意に達しており、残すはライプツィヒとの移籍金交渉のみだ。年齢と契約が残り1年であることを考慮すると、移籍金は低く抑えられると予想されている。ただし、グラーチは今年2月に左膝内側側副靱帯の部分断裂という重傷を負い、最終節のフライブルク戦で復帰したものの、それ以降実戦から遠ざかっている点には懸念が残る。昨シーズン、ビジャレアルの若きGK陣はチャンピオンズリーグなどの欧州の舞台での経験不足が露呈した。特にルイス・ジュニオールは勝ち点を落とし自信を喪失するような致命的なミスを犯している。そのため、欧州の大会で79試合の出場経験を持つベテランのグラーチに白羽の矢が立った。移籍が実現した場合、国内リーグは成長を促すためにルイス・ジュニオールに任せ、CLなどの欧州の舞台はグラーチが担当するのか、あるいはグラーチが全ての大会で正守護神として責任を担うのか、イニゴ・ペレス監督の起用法に注目が集まる。クラブはライプツィヒとの交渉が難航した場合に備え、CL経験がありルイス・ジュニオールとハイレベルな競争ができる他のGK候補も並行してリストアップしている。(via SPORT) (via ElDesmarque)
ワールドカップ参加メンバー4名が合流し戦力拡充
PSV戦に向けたオランダ遠征のメンバーには、ワールドカップに参加していた選手たちが休暇を終えてついに合流した。パペ・ゲイェ、ニコラ・ペペ、タジョン・ブキャナン、タニ・オルワセイの4名がチームのダイナミクスに加わり、試合勘を取り戻していくことになる。彼らの復帰はイニゴ・ペレス監督にとって戦術的な選択肢を大きく広げるものであり、現在構築中のチームにおいて競争力を段階的に高め、長丁場のシーズンを戦い抜くための重要な戦力アップとなる。(via SPORT)
移籍市場で名前が挙がるその他の注目選手たち
ビジャレアルはその他のポジションでも移籍市場の動向を注視しており、複数の選手に関心を示している。その中の一人が、レアル・マドリードが買い取りオプションなしのレンタル移籍での放出を許可したアルゼンチン人若手ウインガー、フランコ・マスタントゥオーノだ。彼にはフィオレンティーナやフラムなども注目しており、激しい争奪戦となっている。また、フェネルバフチェに所属し、退団が確実視されているMFソフィアン・アムラバトに関しても、過去に関心を示したクラブの一つとしてビジャレアルの名前が報じられており、中盤の強化に向けた動きも水面下で進められている。(via SPORT) (via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
プレシーズン第2戦となる強豪PSVとの対戦を前に、W杯組が合流し戦力が整いつつあるビジャレアル。一方で、アルナウ・テナスのマジョルカへのレンタル移籍が確実となり、それに代わる経験豊富なベテランGKペーテル・グラーチの獲得交渉が大詰めを迎えるなど、チーム編成の最終調整が急ピッチで進められている。