RCデポルティーボ・デ・ラ・コルーニャ
今季(2025-26シーズン)はAntonio Hidalgo監督の指揮下、勝ち点77を獲得してセグンダ・ディビシオン(LALIGA Hypermotion)で2位に入り、見事に1部リーグ(LALIGA EA Sports)への自動昇格を果たした。Soriano、Yeremai、Eddahchouriらが攻撃を牽引し、昨季の適応の年(15位)から一気に飛躍を遂げる形となった。(via SPORT)
創立120周年と1部昇格を祝し、サン・フアンの夜の午前1時20分という象徴的な時間に、リアソール海岸のアーケードにて新エンブレムと新たなクラブアイデンティティが発表された。ソシオの拘束力のある投票を経て、名称は公式なガリシア語の地名に沿って「A Coruña」へと変更(従来のLが削除された)され、王冠の十字架の形状がガリシアの十字架を模すなど、クラブの歴史と伝統の真髄を保ちつつ現代的に洗練されたデザインとなった。また、Rubén Prol氏が2023年末から制作を手掛けたクラブ専用の独自フォント「Faro」および「Proa」も導入されている。さらにアパレルブランドZaraからは、この新エンブレムやデポルティーボの歴史からインスピレーションを得た、ストリートウェアとサッカー文化を融合させた子供向けコレクションが発売された。(via SPORT)
アパレルの販売については、Webサイトのほか、Centro comercial 4 caminos、Zacaffè Compostela、Zara Compostela、Centro Comercial Marinedaの4つの実店舗でも購入可能となっている。(via ElDesmarque)
来季の1部の舞台に向けて、スポーツディレクターのFernando Sorianoは正ゴールキーパーの補強を急務としている。Álvaro Ferlloや2028年まで契約を延長したGermán Parreñoとポジションを争える、スペインサッカーでの経験が豊富な実力者を優先しており、昨季レガネスの昇格に貢献しビジャレアルに所属するDiego Conde(27歳)や、バレンシアへのレンタルから復帰するアスレティック・クラブのJulen Agirrezabalaが主要なターゲットとなっている。トルコメディアからはベシクタシュとの契約が切れるErsin Destanoğlu(25歳)への関心も報じられている。このGK補強に伴い、第3GKのEric Puerto(23歳)は退団する。イアン・マッケイの退団に伴い2024年1月に加入し、契約を2年残している彼だが、ファブリル(Bチーム)でのプレーは考えておらず、クラブと合意の上で出場機会を求めてレンタル移籍先を探すことになった。彼はインタビューで『挑戦し、戦い、学びたかった。ア・コルーニャのプロから多くを学ぶことがある。ポジションを争いたかったが、実現しなかった。Heltonは高いレベルを示し、Germánもそうだった』と語っている。(via SPORT)
GK補強については、現在Julen AgirrezabalaとDiego Condeの2名に特に注力して動いている状況である。(via ElDesmarque)
また、クルトゥラル・レオネサでのレンタルを終えて復帰するアタッカーのLuis Chacónの去就にも注目が集まっている。カディス、スポルティング・デ・ヒホン、オビエド、バジャドリード、さらにはレガネスといったセグンダの複数クラブから関心が寄せられているものの、選手本人は『デポルティーボで1部でプレーすることが自分にとって最高のこと。目標はできるだけ高いレベルにいることだ』と残留を強く望んでいる。(via ElDesmarque)
マラガCF
今季(2025-26シーズン)はJuanfran Funes監督の率いる若いチームが躍動し、レギュラーシーズンで勝ち点73を獲得して4位に食い込んだ。昇格プレーオフではラス・パルマスとアルメリアを次々と撃破し、敵地で1部リーグ(LALIGA EA Sports)復帰という歴史的な偉業を成し遂げた。24ゴールを挙げてリーグ得点王に輝いたChupeや、Larrubia、Murilloらがチームの原動力となった。(via SPORT)
しかし、この歓喜の代償として、アルメリア戦の53分に負傷退場したセンターバックのDiego Murilloが長期離脱を余儀なくされるという深刻な事態に見舞われた。今季40試合に出場し守備の要として欠かせない存在だった彼は、右膝の内側側副靱帯および内側半月板の損傷と診断され、6月30日にキロンサルー・マラガ病院で関節鏡手術を受ける。これによりプレシーズンおよび1部リーグの開幕には間に合わない見込みとなっている。Murillo本人は『十字靭帯の怪我は避けられた。1部でプレーできるように2ヶ月で復帰したい』と語り、Funes監督も『彼のこれまでのレベルは凄まじい。カンテラの模範だ』と絶賛している。(via Estadio Deportivo)
このMurilloの離脱に加え、Javi Montero、Einar Galilea、Víctor Garcíaが6月末で契約満了を迎えるため、Loren JuarrosSDはセンターバックの補強を迫られている。現在、レアル・ソシエダでキャリアのすべてを過ごし契約満了となるElustondo(32歳)に白羽の矢を立てている。さらに、右サイドバックのJokin Gabilondoも契約更新の提示を受けず、退団することが公式に決定した。(via Estadio Deportivo)
また、セルタからレンタル加入中で、今季好印象を残したMFのCarlos Dotor(25歳)については、選手本人がマラガでのプレー継続を熱望しており、完全移籍か再レンタルでの交渉が開かれる可能性がある。(via Estadio Deportivo)
Carlos DotorはセルタのClaudio Giráldez監督の構想外となっており、余剰戦力の整理を進めるセルタ側の思惑とも一致するため、彼にとっての第一希望はマラガへの残留となっている。(via ElDesmarque)
一方で、ベテランMFのDarko Brasanacの去就も不透明である。6月30日に契約が満了する彼には、1部昇格に伴う1年間の契約延長オプションが付随していたが、規定の出場時間(パーセンテージ)を満たしていなかった。若手主体のチームにおいてロッカールームで重要な役割を担い、エイバル戦の勝利時にも決定的な働きを見せた彼だが、クラブからは未だ契約更新のオファーは提示されていない。とはいえ、Loren JuarrosSDは期限を過ぎた後での再交渉の可能性を完全に排除してはいない。(via ElDesmarque)
退団が決定した右サイドバックのJokin Gabilondo(27歳)については、レアル・サラゴサのLalo AranteguiSDが獲得に向けて自由に動ける状態となった。彼は2度の昇格経験を持つ実力者であり、フリー移籍となるものの高額な給与を要求すると予想されている。(via ElDesmarque)
CDカステリョン
今季(2025-26シーズン)はPablo Hernández監督のもとで安定した戦いを見せ、勝ち点72を獲得して6位でプレーオフに進出したものの、準決勝でアルメリアに敗れて惜しくも1部昇格を逃した。(via SPORT)
昇格を逃したことでチームの主力流出が相次いでいる。左ウイングとして持ち前のスピードと突破力で相手の脅威となり、今季は6ゴール9アシストを記録してチームのプレーオフ進出に大きく貢献したコンゴ民主共和国代表のBrian Cipenga(28歳)が、契約満了に伴いUDアルメリアへフリーで移籍した。皮肉にも昇格の夢を打ち砕かれた相手クラブへの移籍となり、来季はカスタリア・スタジアムに敵として帰還することになる。(via SPORT)
また、攻撃陣で輝きを放ったÁlex Calatrava(26歳)も退団が決定的となっている。今季15ゴール8アシストという驚異的な成績を残し、出場停止の1試合を除く43試合に出場した彼は、セルタ、デポルティーボ、オサスナなどとの激しい争奪戦の末、RCDエスパニョールのMonchiSDの説得に応じた。7月1日に違約金が500万ユーロに下がるタイミングで、1部リーグでのプレーという夢を叶える見込みだ。(via Estadio Deportivo)
主力が去る一方で、クラブは地元出身選手を呼び戻す大きな補強を発表した。カステリョンの下部組織出身で、エルクレス、オビエド、アルメリア、ウエスカなどで実績を積んだ31歳の右サイドバック、Juanjo Nietoがフリートランスファーで加入し、2029年6月30日までの3年契約を結んだ。直近の2シーズンはスロベニアのCeljeでプレーし、リーグ戦87試合に出場して8ゴール7アシストを記録、カンファレンスリーグでも活躍して身体的な充実ぶりを証明している。彼にとって13年ぶりの古巣復帰となる。(via SPORT)
Juanjo Nietoの獲得は、今夏の移籍市場においてÁlvaro Martínに続く2人目の補強であり、右サイドバックのポジションでJeremy Mellotと定位置を争うことになる。(via MARCA)
また、ストライカーのOusmane Camara(24歳)に対しては、レアル・オビエドが獲得に向けた強い関心を示している。(via ElDesmarque)
レアル・オビエド
長年の悲願であった新スポーツシティ建設が決定的な一歩を踏み出した。シエロの「La Belga」にある約40万平方メートルの土地購入の公正証書にサインし、Grupo Pachucaの戦略的プロジェクトがいよいよ本格始動する。第1段階では6面のサッカーピッチと1,200平方メートルの施設(更衣室、ジムなど)が建設され、第2段階ではトップチーム向けのレジデンス(3,600平方メートル)、下部組織用のレジデンスと教室(4,800平方メートル)、そして巨大なスポーツ施設(7,000平方メートル)が整備される予定である。(via SPORT)
移籍市場では、ストライカーのFede Viñasの退団が確定したため、Julián Calero監督のチームは新たな得点源の確保に動いている。スポーツ部門は、「安く買って高く売る」という経済的・スポーツ的成長のモデルに合致する、将来的に価値が高まる若手ストライカーを求めている。最優先ターゲットとしてCDカステリョンのOusmane Camaraをリストアップし、移籍の条件について交渉中である。また、代替案としてアスレティック・クラブの構想外となっているUrko Izetaの安価での獲得や、デポルティーボのZakaria Eddahchouriの引き抜きも検討している。(via ElDesmarque)
レアル・サラゴサ
Lalo Aranteguiスポーツディレクターは、Primera RFEFに降格してしまったクラブの再建に向けて、非常に明確なプランに基づく補強を猛烈な勢いで進めている。その基本軸は「サラゴサを熟知する地元出身選手のコア形成」と「過酷なカテゴリーを知り尽くしたベテランの融合」である。すでにRubén Díezの獲得を公式発表しているが、ビルバオ生まれながらサラゴサ育ちのAnder Herreraへの関心に加え、David Vicente、Jorge Miramón、Dani Martínez、Ismael Sierraといったサラゴサの下部組織出身者や地元選手を徹底的に狙っている。さらに、11ゴール5アシストのJaume JardíやJesús de Miguelのようにカテゴリーで圧倒的な実績を持つ選手、Víctor GarcíaやSergio Escuderoといった競争力とリーダーシップをもたらすベテラン、そしてPeter AdemoやRaúl Pereiraのような伸び代のある若手まで、多角的なアプローチを見せている。(via ElDesmarque)
その中で、攻撃の左サイドの補強としてジローナのJastin Garcíaを熱望しているが、ジローナのQuique Álvarez新監督がプレシーズンで彼をテストする意向を示したため交渉が停滞している。そのため、プランBとしてベティス・デポルティーボで今季31試合に出場し7ゴール1アシストを記録した左ウイングのBorja Alonso(22歳)に問い合わせを行っている。(via ElDesmarque)
また、CDテネリフェのJesús de Miguelの獲得も目指していたが、相手クラブの経済的要求が高いためターゲットを変更。アンドラとの契約が6月30日で満了しフリーとなるMarc Cardona(31歳)の獲得をほぼ確実なものにしている。バルセロナ、オサスナ、マジョルカ、ラス・パルマスでプレーした経験と、今季LALIGA Hypermotionの後半戦だけで3ゴールを挙げた実績が評価された。(via ElDesmarque)
右サイドバックの補強としては、マラガCFから契約満了で退団が発表されたJokin Gabilondo(27歳)に狙いを定めている。1.76メートルの彼は守備の献身性だけでなく攻撃参加に優れ、過去に2度の昇格経験を持つ昇格請負人である。(via ElDesmarque)
一方で、CEサバデルのGKであるDiego Fuoliの獲得は難礁に乗り上げている。昇格パレードの際に彼が政治的な暴言を吐いたことへの処分を利用して獲得を目論んだが、サバデルのPau Morilla-Giner会長は、1部RFEFへの降格にもかかわらず「強豪クラブのメンタリティを持つ。交渉は一切しない」と宣言し、80万ユーロの契約解除金の満額支払いを要求しているためだ。(via SPORT)
コルドバCF
2年前に同じく昇格を争ったデポルティーボやマラガが今季1部へ昇格し、カステリョンがプレーオフに進出する中、コルドバCFは勝ち点61の9位に終わり、昇格組の中で唯一上位争いに絡めず足踏みする結果となった。Antonio Fernández Monterrubio CEOが主導し、来季に向けたチームの立て直しにいち早く着手しており、すでに4人の新加入選手を発表して編成を急いでいる。(via SPORT)
レバンテUD
クラウディオ・ヒラルデス監督が就任したセルタ・デ・ビーゴにおいて、新たな左サイドバックの獲得とJavi Galánの復帰待ちにより構想外となっているManu Sánchezの再レンタル交渉を進めている。昨季レバンテで33試合に出場し、後半戦の守備の安定と残留に大きく貢献した彼の復帰をクラブ首脳陣も公言しており、7月4日のプレシーズン開始に合流させるべく交渉は最終段階に入っている。(via Estadio Deportivo)
この退団により、セルタ側は新たな左サイドバックの獲得を急がなければならない状況となっており、市場での動きを活発化させている。(via ElDesmarque)
UDアルメリア
プレーオフ準決勝でカステリョンを退けたものの、決勝でマラガに敗れ惜しくも1部復帰を逃した。来季の再挑戦に向けて、対戦相手であったカステリョンから、スピードと突破力でサイドから試合を破壊できる左ウインガーのBrian Cipenga(28歳)をフリートランスファーで獲得した。契約期間は2029年6月までの3シーズンで、さらに1年の延長オプションが付いている。(via SPORT)
昨季の47試合出場で9ゴール10アシストという実績を持つ彼は、チーム再建と1部昇格という至上命題に向けた今夏最初の補強となった。(via MARCA)
アルバセテ・バロンピエ
今夏の移籍市場において、アスレティック・クラブのBチームからトップチームへの昇格が予定されている若手ゴールキーパー、Mikel Santosの獲得に強い関心を示している。アスレティックはトップチームに4人のGKを抱えており、出場機会を求める彼に対してセグンダの他クラブやイングランドのクラブも興味を持っている。(via ElDesmarque)
CDテネリフェ
ストライカーのJesús de Miguelに対する他クラブからの関心に対し、非常に強気な移籍金を要求している。この高いハードルにより、最有力候補であったレアル・サラゴサは獲得を諦め、他のフリー選手へターゲットを変更せざるを得ない状況となった。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
LALIGA Hypermotionは、デポルティーボとマラガが劇的な1部昇格を果たす一方で、昇格を逃したカステリョンやオビエド、アルメリアなどが来季に向けた再建と主力の争奪戦を激化させています。特に、昇格クラブから契約満了で押し出される選手たちや、1部クラブで出場機会を失った実力者たちが、カテゴリーを熟知したベテランとして各クラブの補強の目玉となっており、来季の昇格枠を巡る戦力均衡と勢力図の再編が猛スピードで進行しています。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
昇格組のデポルティーボとマラガが示したのは、戦術的な成熟と個の突破力の融合です。特にマラガは、Murilloという守備の要を欠く事態に直面しましたが、昇格の勢いを維持しつつ、いかにして1部仕様の守備ブロックを再構築するかが鍵となります。一方、カステリョンやアルメリアは、昇格プレーオフでの敗退を経て、戦術的な微調整を迫られています。特にサイドの崩しを担ったCipengaの移籍は、攻撃のメカニズムに大きな変化をもたらすでしょう。各クラブが来季に向けて、既存の配置を維持するか、あるいは新たなピースを組み込んで戦術的柔軟性を高めるか、プレシーズンの立ち位置から目が離せません。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
デポルティーボの1部昇格と新エンブレム発表は、クラブの歴史を尊重しつつ現代的なブランド価値を再定義する象徴的な動きです。ソシオの投票を経て名称を「A Coruña」へ回帰させたことは、地域との絆を再確認する強いメッセージと言えます。対照的に、昇格を逃したクラブは厳しい現実と向き合っています。カステリョンが地元出身のNietoを呼び戻したように、クラブのアイデンティティを再構築し、サポーターの熱量を維持するためのフロントの舵取りが重要です。昇格の歓喜と敗退の悔しさが交錯するこの時期、クラブの経営方針と現場の温度感が、来季のスタートダッシュを左右するでしょう。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
今夏の市場は、昇格クラブの編成と1部クラブの余剰戦力整理が連動し、非常に流動的です。特に契約満了を迎える実力者や、レンタルバック組の去就が各クラブの補強戦略の軸となっています。サラゴサが地元出身者とベテランを組み合わせる明確な編成プランを打ち出す一方で、テネリフェのように強気な移籍金要求で交渉をコントロールしようとする動きも見られます。補強の優先順位とサラリーキャップのバランスを考慮し、いかに効率的に戦力を底上げできるか。各SDの交渉術が、来季の昇格争いの行方を決定づける重要なファクターとなるはずです。