カンファレンスリーグ決勝の激闘とチームの帰還

ドイツのライプツィヒ・アリーナで開催されたUEFAカンファレンスリーグ決勝で、ラージョ・バジェカーノはイングランドのクリスタル・パレスと激突し、0-1で惜敗した。ジャン・フィリップ・マテタに決勝ゴールを許し、クラブ史上初となる欧州タイトル獲得の夢はあと一歩のところで絶たれた。しかし、クラブにとって歴史的な大躍進となったこの大会での軌跡は、バジェカス地区のファンに永遠に語り継がれる素晴らしいものとなった。試合後、マドリードのアドルフォ・スアレス・マドリード・バラハス空港に帰還したチームは、数十名のサポーターからの温かく熱狂的な出迎えを受けている。(via Mundo Deportivo)

イニゴ・ペレス監督の去就とフロントの動向

空港に到着した遠征チームの中で、ファンから最も大きな歓声を浴び、残留を求める声が飛んだのはイニゴ・ペレス監督だった。本人は自身の来季の去就については沈黙を貫いたものの、ファンへの深い感謝を口にし、『この愛情は自分には分不相応で大げさなものだと感じていますが、ただただ感謝しかありません。バジェカスで数日、あるいは1週間の祝賀会をファンにプレゼントできなかったことへの悔しさでいっぱいです。しかし、いずれ悲しみは和らぎ、ジローナでの昇格からの5年間やここ数年の歩みの深さを実感できるはずです』と語った。

ダビド・コベーニョ・スポーツディレクターも、監督の去就が未定であることを明かし、『近いうちに何らかの知らせがあるはずです。イニゴがいてもいなくてもクラブは進み続けなければなりません。ベースは残ります。ただ、何が起こるか確信が持てるまでは何も言えません』と述べている。なお、一部の報道では、ラージョがすでに複数の後任候補と接触しており、ある素晴らしい監督が最有力候補に挙がっているとの情報も出ている。(via Mundo Deportivo / MARCA)

キャプテン・トレホの退団と今後の選択肢

クラブのレジェンドでありキャプテンのオスカル・トレホにとって、このカンファレンスリーグ決勝がラージョでのラストマッチとなった。38歳でアルゼンチンのサンティアゴ・デル・エステロ出身のトレホは、2010-2011シーズンの1部昇格に貢献した第1期、そして2017年からの第2期を通じて、2度の昇格、1度の降格、国王杯ベスト4、リーグ戦8位躍進、そして今回の欧州大会決勝進出という歴史を共に歩んできた。

空港でトレホは、『私たちが成し遂げたことすべてに感動しています。友人たちのグループやクラブに別れを告げました。夢のような舞台で最後を迎えられてとても幸せです。歴史的快挙まであと少しだったのは残念ですが、試合後は悲しみが大きかったものの、日が経つにつれて私たちが成し遂げたことの価値を実感できるはずです。ここでの10年間は夢のようでしたし、このクラブで歩んできた道すべてにとても満足しています』と感慨深く語った。

今後の去就については、ニコラス・ラルカモン新監督を招聘したスポルティング・デ・ヒホンが新プロジェクトの目玉として獲得を確実視しており、ホセ・リエストラ・エグゼクティブプレジデントがマドリードのトレホの自宅で朝食を共にし、交渉を大きく前進させた。来週にも交渉が最終段階に入る予定となっている。一方で、ラージョ・バジェカーノのダビド・コベーニョSDの右腕として、クラブのスポーツ部門のフロント入りを果たす選択肢も残されており、数日間の休養を経て最終決断を下すことになる。(via Mundo Deportivo / SPORT)

パチャ・エスピノの胸中と未定の契約状況

6月30日でラージョとの契約が満了するウルグアイ人DFルイス・アルフォンソ・パチャ・エスピノは、自身の今後について明言を避けている。退団の噂が絶えない状況だが、『全く分かりません。すべてが終わるまでは話さないと言ってきました。今シーズンが終わったばかりなので、ゆっくり考えていきます』と語るにとどめた。

決勝での敗戦については、『痛みを伴う敗戦であり、今は気分が沈んでいますが落ち着いています。勝つために全力を尽くしましたが叶いませんでした。私自身もまだ痛みを感じていますが、時間が経てば達成したことの美しさを誇りに思えるはずです』と振り返った。また、大会を通じて声援を送り続けたファンに対し、『ファンは本当に信じられないほど素晴らしいです。昨日の光景も最高でしたし、彼らはカンファレンスリーグ期間中ずっとそうしてくれました。達成できなかったことだけが残念です』と最大限の感謝を示している。(via Mundo Deportivo)

パテ・シスとウナイ・ロペスを巡る移籍市場の噂

来季のチャンピオンズリーグ出場を見据えるビジャレアルが、中盤の補強としてパテ・シスに関心を寄せている。イニゴ・ペレス監督の戦術を熟知しており、ボランチだけでなくセンターバックもこなせる点が評価されている。2027年まで契約を残しており、ラージョがこの種の移籍交渉において強硬な姿勢をとる傾向があるため、交渉が難航することはビジャレアル側も覚悟している状況となっている。

また、今季カンファレンスリーグ決勝進出に大きく貢献したウナイ・ロペスも契約の先行きが不透明であり、去就が注目されている。アスレティック・ビルバオが中盤の補強のトップターゲットとしてリストアップしているほか、イタリア、フランス、MLS、サウジアラビア、メキシコからの関心も報じられている。その中でも、かつての恩師であるホセ・ルイス・メンディリバル監督が率いるギリシャのオリンピアコスが獲得へ向けてギアを一段上げているとされている。(via SPORT / ElDesmarque)

カンファレンスリーグ大会ベストイレブンに3名選出

UEFAの技術オブザーバー・グループが選定した2025-2026シーズンのカンファレンスリーグ・ベストイレブンに、ラージョ・バジェカーノから3名の選手が名を連ねた。選出されたのは、ディフェンダーのアンドレイ・ラティウとフロリアン・ルジュン、そしてミッドフィルダーのイシ・パラソンである。

優勝したクリスタル・パレスから最多の4名(ディーン・ヘンダーソン、マクサンス・ラクロワ、アダム・ウォートン、イスマイラ・サール)が選ばれたのに次ぐ多さであり、ラージョの欧州での大躍進を象徴する結果となった。なお、大会MVPにはクリスタル・パレスのウォートンが選ばれ、最優秀若手選手にはAZアルクマールのケース・スミットが選出された。昨年のベティスのイスコに続き、今季の大会最優秀選手は9ゴールを挙げたサールが受賞している。(via Mundo Deportivo)

元指揮官アンドニ・イラオラの動向

ラージョ・バジェカーノを過去に率いたアンドニ・イラオラ監督は、現在指揮を執るボーンマスでの契約が6月30日で満了を迎えるため、その去就に大きな注目が集まっている。チェルシーやマンチェスター・ユナイテッドからのオファーを断ったとされる同監督に対し、カンファレンスリーグ決勝でラージョを破って優勝したばかりのクリスタル・パレスが最大限の条件を提示して引き抜きを狙っている。また、ドイツのバイエル・レバークーゼンも好条件を用意し、激しい争奪戦を繰り広げている状態である。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)

【本日の総括】

カンファレンスリーグ決勝での惜敗という悔しさを抱えつつも、クラブの歴史に深く刻まれる偉大なシーズンとなりました。キャプテンのトレホが別れを告げ、イニゴ・ペレス監督や主力選手たちの去就に注目が集まる中、ラージョ・バジェカーノは新たなサイクルの幕開けを迎えようとしています。