ナビル・フェキルの現在地
ベティスのファンに深く愛された魔法使い、ナビル・フェキルが新たな岐路に立っている。過去2シーズンを過ごしたUAEのアル・ジャジーラが契約満了による彼の退団を公式に発表し、32歳となったフェキルはフリーエージェントとして市場に出ることになった。
フェキルはベティスで5シーズンにわたり165試合に出場。29ゴール、29アシストという輝かしい記録を残し、2022年のコパ・デル・レイ優勝というクラブの歴史に刻まれる成功の立役者となった。彼がベティスを去る際、クラブは彼を500万ユーロでアル・ジャジーラに売却。これにより、残り契約で支払う予定だった1400万ユーロという巨額の年俸を節約し、スポーツ面での多大な貢献を得た上で経済的にも有益な取引を成立させていた。
アル・ジャジーラは公式SNSで『世界王者ナビル・フェキルへ、契約満了に伴い公式に退団する彼に、これからの旅での成功を祈ります。あなたのゴール、決定的なパス、そして私たちのユニフォームを着て見せてくれた溢れんばかりの献身で、アル・ジャジーラに与えてくれたすべての幸せな瞬間に感謝します。あなたの章は終わりますが、思い出は残ります。あなたがもたらしてくれたすべてに感謝します』と、彼の貢献(53試合19ゴール9アシスト、UAEリーグカップ優勝)を称える惜別のメッセージを送った。
彼のベティス加入がいかに特別だったかについて、代理人のジョアン・アルネジャは最近のインタビューで『絶対に秘密を守ることが最優先だった。世界王者であり、リヨンでプレーし、リバプールからも巨額のオファーがあった選手だ。誰も彼がベティスに来るなどとは思わなかった。完全に極秘で進められたんだ』とその舞台裏を明かしている。また、マヌ・ファハルドSDも後に、フェキル自身がベティスでのサイクルが終わったと感じて退団を申し出たことを明かしている。
なお、彼と共にベティスに加入した4歳年下の弟ヤシン・フェキルも、ベティス・デポルティーボで72試合(8ゴール)に出場した後、昨年にフランス3部のGOAL FCに加入していたが、彼もまた今月末で契約満了を迎える。
(via Estadio Deportivo)
ギド・ロドリゲスの新天地
今夏の移籍市場でベティスへの復帰が噂されていたアルゼンチン人MFギド・ロドリゲス(32歳)だが、その可能性は完全に消滅した。彼の新たな所属先はバレンシアCFになることが確実視されている。
昨季の後半戦をウェストハムで過ごしたギド。プレミアリーグでは1年半で32試合、1457分の出場にとどまったのに対し、ベティスでは4シーズン半で13,657分に出場し、絶対的な中心選手として君臨していた。彼はチャンピオンズリーグの舞台で戦うベティスへの復帰を熱望していたが、契約交渉は金額の面で大きな壁にぶつかった。
ギド側は手取りで年間200万ユーロ以上(固定+ボーナス)という高額な条件を求めたが、ベティスはこの要求に応じる意志はなかった。一方のバレンシアは、カルロス・コルベラン監督が彼を来季のプロジェクトの絶対的なリーダーとして指名。手取り200万ユーロという条件を飲み、2年契約+1年のオプション(容易に達成可能な条件付き)という内容で合意に達したと報じられている。これにより、ベティスファンが期待した中盤の要の帰還は幻に終わった。
(via Mundo Deportivo) / (via SPORT) / (via ElDesmarque)