敵地コリセウムでのヘタフェ戦に0-1で惜敗、PK失敗の直後に痛恨の決勝ゴールを許す

☀️ 気温32度の非常に厳しい猛暑に見舞われたコリセウムにおいて、ラシン・サンタンデールはヘタフェと対戦し、0-1で惜敗を喫しました。

試合前半はヘタフェの猛烈なプレッシングに押され、開始20分までに16本ものクロスを送り込まれるなど防戦一方の展開となりましたが、パブロ・ラモンを中心とした守備陣が体を張って得点を許しませんでした。ラシンも前半16分にセルヒオ・カナレスが決定的なシュートを放つなど、徐々にペースを引き戻しました。

後半に入るとラシンが中盤の支配権を完全に掌握。ボールポゼッション率57%を記録して敵陣に攻め込みました。そして後半75分、エリア内でサゾノフがホルヘ・サリナスに対して腕をかけたラフな接触により、主審のマルチネス・ムヌエラ氏がペナルティキックを宣告しました。しかし77分、アンドレス・マルティンが狙い澄まして放ったPKは、ヘタフェの守護神ダビド・ソリアの見事な横っ飛びセーブに阻まれてしまいました。

絶好の先制機会を逸したわずか5分後の82分、ラシンに悪夢が襲いかかります。右サイドを崩され、最後は相手FWエネス・ウナルに低いセンタリングをワンタッチで押し込まれて失点。これが決勝点となり、ラシンはアウェイでの貴重な勝ち点を取りこぼす結果となりました。(via Mundo Deportivo / via MARCA)

63分の交代に激怒したセルヒオ・カナレスの荒々しいジェスチャーと試合後の真摯な猛省

😡 試合の大きなターニングポイントとなったのが、後半63分に行われたセルヒオ・カナレスの交代でした。この日、前半の惜しいシュートや、後半50分にビジャリブレへ送った美しいヒールパスなど、攻撃のタクトを振るっていたカナレスですが、指揮官が交代を決定すると、そのフラストレーションを爆発させました。

ピッチを去る際、交代に対して明らかな嫌悪感を示し、DAZNの映像カメラには彼の唇の動きから『 クソが 』と激しい罵り言葉を口にしている様子がはっきりと捉えられました。

しかし、試合後にマイクの前に立ったカナレスは、怒りの感情を完全にコントロールし、自身の振る舞いを猛省するとともにチームの課題に焦点を当てました。

『私たちは学ばなければなりません。先日の開幕戦では2点差から追いつかれ、今日もこうして試合を落としてしまいました。今日の私たちには試合のテンポやリズムが欠けていました。相手がこういうスタイルのフットボールをしてくることは事前に重々分かっていましたが、彼らのたった一つの良い崩しから勝利を奪われてしまいました。それでも、私はチームが必要とする場所、求められる役割のどこででも全力を尽くして貢献したいと強く思っています』

このように語り、ピッチ上での怒りを引きずることなく、これからの戦いに向けた強いコミットメントを示しました。(via Estadio Deportivo / via Mundo Deportivo / via MARCA)

去就に揺れる19歳の至宝セルヒオ・マルティネスへのホセ・アルベルト監督の変わらぬ信頼

💎 レアル・マドリードなどの欧州トップクラブからの熱烈な関心が噂されている19歳のカンテラーノ、セルヒオ・マルティネス。前節ビジャレアル戦での目の覚めるような美しいゴールで一躍時の人となった彼は、去就への憶測が飛び交う中でこの日も先発出場。前半の45分間を戦い、ハーフタイムでピッチを退きました。

試合後、メディアから彼の去就やマドリード移籍の可能性について問われたホセ・アルベルト・ロペス監督は、毅然とした態度で選手を擁護しました。

『現在の交渉状況がどうなっているのか、私には全く分かりません。確かなのは、セルヒオはラシンの選手だということです。今日の45分間、彼はチームの他のメンバーと同じようにまずまずのプレーを見せてくれました。特に優れていたわけでも悪かったわけでもありません。ハーフタイムでの交代は単なる戦術的な判断であり、それ以上の意図はありません。私は彼のこれまでの素晴らしいパフォーマンスや練習への姿勢に非常に満足しています。彼はとても集中しており、落ち着いて日々のトレーニングに励み、私たちのプロジェクトに深く関わっています。これからもラシンで試合に出場したいという強い意欲が彼にはあります。移籍の噂に気を取られたり、おかしなことを考えている様子は微塵もありません。だからこそ今日も先発として起用しましたし、彼は十分に期待に応えてくれました』

監督は至宝への変わらぬ絶対的信頼を口にし、周囲の噂を完全に一蹴しました。(via MARCA)

新戦力イバン・マルティンのデビューと筋肉を痛めたマヌ・エルナンドら最新の負傷者状況

🏥 ラシンにとって今夏の市場における大きな補強となった、ジローナから400万ユーロで獲得合意したイバン・マルティンが、後半開始からセルヒオ・マルティネスに代わって投入され、早くもラシンでの公式戦デビューを飾りました。

一方で、チームの台所事情には暗雲が立ち込めています。開幕戦で負傷離脱したペドロ・フェリペの欠場に加え、怪我から回復して招集メンバーに入っていたギオルギ・グリアシュヴィリは、コンディションが万全ではないことから直前でベンチ外(登録除外)となりました。

さらに追い打ちをかけるように、後半88分にはセンターバックのマヌ・エルナンドが筋肉系のトラブルにより足を引きずってピッチを離れ、ファク・ゴンサレスとの緊急交代を余儀なくされました。守備の主軸であるエルナンドの負傷状況には、今後の戦いに向けて大きな懸念が集まります。

なお、今回のコリセウムはスタジアムが一部工事中であった影響により、アウェイのラシンサポーター専用の席を確保することができず、一般のファンエリアに個々に散らばっての観戦を強いられる厳しい環境下での一戦となりました。(via MARCA / via Mundo Deportivo / via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

ラシン・サンタンデールは、アウェイでのヘタフェ戦で57%の支配率を誇り試合を優勢に進めながらも、後半にアンドレス・マルティンがPKを失敗し、そのわずか数分後にエネス・ウナルに決勝ゴールを許すという、極めて悔しい0-1の敗戦を喫しました。63分での交代時に激しい怒りを露わにしたカナレスですが、試合後は真摯に非を認め、チームへの貢献を誓いました。また、レアル・マドリードなどの関心が噂される19歳セルヒオ・マルティネスについて、ホセ・アルベルト監督は「完全に集中している」と去就の雑音を断ち切るコメント。新戦力イバン・マルティンのデビューという好材料はあるものの、マヌ・エルナンドの終盤での筋肉負傷という新たなトラブルに見舞われ、守備陣の再編成という頭の痛い課題を抱えたまま、次節への調整を進めることになります。