新戦力マッテオ・プラーティが加入決定!
中盤のさらなる補強として、イタリアの世代別代表でも活躍する22歳の若き実力派ミッドフィルダー、マッテオ・プラーティの獲得が正式発表されました。カリアリからの期限付き移籍(レンタル)となり、ラシンは買取オプションも保有しています。
プラーティは身長1.85メートル、体重73キロの恵まれた体格を持つ大型ボランチです。これまでにセリエAで71試合、コッパ・イタリアで6試合の出場実績を誇り、昨シーズンの後半はトリノFCへレンタルされて14試合に出場していました。世代別イタリア代表としても実績十分で、U-20代表では2023年W杯で準優勝に貢献、U-21代表では2025年欧州選手権を戦うなど、通算で多くのキャップ数を数えます。ちなみに、前回のプレシーズンにカリアリの一員としてエル・サルディネーロを訪れており、すでにこのスタジアムの雰囲気を体験済みです。
スポーツディレクターのチェマ・アラゴンは、今回の獲得交渉について次のように舞台裏を明かしています。
『私たちは6月2日から話し合いを始め、望んでいた時期よりも長く待たなければなりませんでした。最初の選択肢は依然として開かれており、現在は所属選手の放出の可能性を進めつつ、ここにセルヒオ・カナレスも方程式に入ってきています』
移籍市場の閉幕が1週間を切る中、クラブは中盤にセルヒオ・カナレス、イバン・マルティン、そしてプラーティという強力なタレントを揃えることに成功しました。アラゴンはこう続けました。
『私たちはしばらく話し合いを重ねました。放出と獲得に関しては非常に密に連絡を取り合っています。やるべきことは山積みですが、最も重要なのは、移籍市場が閉まった時に全員が満足していることです』 (via Estadio Deportivo / MARCA)
セルヒオ・マルティネス、レアル移籍を巡る本人の葛藤
レアル・マドリードへの完全移籍合意が広く報じられていた19歳の生え抜き、セルヒオ・マルティネスですが、ここにきて本人の胸中に大きな揺れが生じていることが明らかになりました。
チェマ・アラゴンSDによると、レアル・マドリード側から思わぬ連絡があったといいます。
『先日、レアル・マドリード側から「彼は来たがっていないようだ」と言われました。行きたくないのではなく、迷っているのです。相手はあのレアル・マドリードですが、彼にとってラシン・サンタンデールもそれと同じくらい大きな存在なのです』
マルティネスは決してお金のためにサッカーをしているわけではなく、ラシンでの自身の立場を非常に重視しているとのことです。
『もし私たちが、これまでと同じように1部リーグでのスタメン出場を保証できるのであれば、ラシンでの今の立ち位置を他のどこにも変えるつもりはないと、彼ははっきりと考えています』
偉大なビッグクラブからの誘いに対しても、地元への愛とプロとしての成長を見据えて真剣に悩む19歳の純粋な姿勢に、クラブ幹部も絶大な信頼を寄せています。
また、去就の噂が絶えないなか、ホセ・アルベルト監督も彼の姿勢を高く評価しており、
『彼には非常に高いやる気を感じています』
とコメントし、練習でも変わらぬコミットメントを見せていることを強調しました。 (via ElDesmarque / Estadio Deportivo)
ホルヘ・サリナスへのアトレティコの粘り強い攻勢
チームの素晴らしい昇格劇を支えた左サイドバックのホルヘ・サリナスに対し、アトレティコ・マドリードが非常に強い関心を示し、数週間にわたって熱烈な獲得交渉を続けています。
しかし、ラシン側はアトレティコに対しても簡単に道を譲るつもりはありません。アラゴンSDは、セルヒオ・マルティネスとホルヘ・サリナスの2人について、クラブへの忠誠心を強く誇っています。
『彼らは、自分が骨の髄からのラシンサポーターであることを身をもって示しています』
クラブ愛を全身で体現する地元のスターたちを、チームは全力で守り抜く構えです。 (via ElDesmarque)
フアン・カルロス・アラナの矜持と1部での証明
現在、チームのフォワード陣で3番手の選択肢となっているフアン・カルロス・アラナ。彼のもとには、2部(セグンダ・ディビシオン)のほぼ全てのクラブから熱視線が送られています。
しかし、アラナ自身に2部へ戻る意思はありません。アラゴンSDは彼の状況とモチベーションについて代弁しています。
『2部リーグのすべてのチームがアラナを欲しがっていますし、彼自身もそれを知っています。しかし、彼は自分を1部リーグの選手だと信じており、それをピッチの上で証明しなければなりません』
さらにSDは、昨シーズンにブレイクしたディフェンダーを例に挙げて発破をかけました。
『昨シーズン、4番手のセンターバックからスタートしながらも、怪我や出場停止といった状況を突いて出場機会を掴み、そのままレギュラーの座を守り抜いたマヌ・エルナンドのような存在こそが、本当に素晴らしい手本です』
アラナにとっても、与えられたわずかなチャンスを掴み取ることが1部での成功への鍵となります。 (via ElDesmarque)
欧州クラブ協会(EFC)への歴史的加盟
ラシン・サンタンデールが、ヨーロッパのサッカー界を代表する組織「欧州クラブ協会(EFC)」に正式に加盟したことが発表されました。
この決定により、EFCの加盟クラブ数は記念すべき850に到達しました。EFCはUEFAやFIFAと直接交渉を行う唯一の公式なクラブ代表組織であり、ヨーロッパサッカーの未来を形作る重要な決定機関です。近年、ナセル・アル・ケライフィ会長の指導のもとで急成長を遂げており、スーパーリーグ構想を阻止する上でも決定的な役割を果たしました。ラシンのような歴史ある地方クラブの加盟は、クラブの国際的なステータス向上を裏付ける大きなマイルストーンとなります。 (via MARCA)
敵地でのヘタフェCF戦で手痛い敗戦
期待の大きかったアウェーでのヘタフェCF戦ですが、チームは厳しいアウェーの地コリセウムで敗戦を喫しました。
開幕のビジャレアル戦で見せた劇的な引き分けに続く一戦でしたが、今季の初勝利を挙げることはできず、1部リーグの壁の厚さを痛感する格好となりました。中盤の再編成や新加入選手の適応など、今後ホセ・アルベルト監督がどのようにチームを立て直していくかに注目が集まります。 (via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
移籍市場の閉幕が迫る中、ラシンは実力派MFマッテオ・プラーティを獲得し中盤を大幅に強化しました。一方で、レアルやアトレティコといった国内ビッグクラブからの主軸引き抜き攻勢に対し、チェマ・アラゴンSDは選手たちの強いクラブ愛と残留への葛藤を明かしています。ピッチ外の狂騒とヘタフェ戦での敗戦を乗り越え、ラシンが1部の荒波をどう進むのか、今後の戦いから目が離せません。
