コモ・カップ決勝進出とRCランス戦
イタリアの美しいコモ湖畔で開催されているプレシーズン大会コモ・カップで、イニゴ・ペレス監督率いるビジャレアルがグループBを首位で通過し、フランスのRCランスとの決勝戦に臨む。
グループステージは45分一本勝負のレギュレーションで行われ、初戦はサウジアラビアのアル・ウラSCに3-0で圧勝した。アジョセ・ペレスが2ゴール、セルジ・カルドナが1ゴールを挙げる活躍を見せた。続く第2戦は開催国イタリアのコモ1907と対戦し、1-1の引き分けで終えた。この試合ではビジャレアルのビルドアップのミスを突かれてマッティア・リベラーリに先制を許したものの、数分後にアルベルト・モレイロが左サイドから見事なシュートを叩き込んで同点に追いついた。同点のため縮小版のPK戦が行われ、ジェラール・モレノ、モレイロ、ジョルジュ・ミカウタゼがきっちりと成功させ、GKルイス・ジュニオールがコモのシュートを1本セーブして決勝進出の切符を手にした。
決勝の対戦相手となるRCランスは、グループAでクリスタル・パレスに3-0で勝利し、ファマリカンとはスコアレスドローの末に長いPK戦で7-8で敗れたものの、1位通過を決めている。
決勝戦は大会初となる90分間のフルマッチとして、8月1日20時よりスタディオ・ジュゼッペ・シニガーリャで開催される。イニゴ・ペレス監督はこの試合を通じて、プレシーズンに遅れて合流した選手たちを組み込み、選手の負荷を分散させながら新たな選択肢を試す構えだ。また、ミカウタゼやアジョセ・ペレスといったアタッカー陣の決定力を継続させ、欧州主要リーグのライバルを相手に公式戦開幕に向けた守備のコンセプトを調整し、チームの進化を確認する狙いがある。イエローサブマリンは夏のタイトル獲得を目指してピッチに立つ。なお、この試合はTeledeporteで無料テレビ放送されるほか、RTVE Playでオンライン配信される。
(via MARCA / SPORT)
ベテランGKペーテル・グラーチの獲得へ
ビジャレアルは守護神の再編を急ピッチで進めている。昨シーズンはアルナウ・テナス、ディエゴ・コンデ、ルイス・ジュニオールの3体制で臨み、一見すると完璧な組み合わせに思われたが、結果としてGKのポジションはチームの弱点の一つとなり、誰も定位置を確保することができなかった。
この状況を受け、今夏の移籍市場でアルナウ・テナスはマジョルカへ、ディエゴ・コンデはベティスへそれぞれ移籍。トップチームにはブラジル人のルイス・ジュニオールのみが残る形となった。イニゴ・ペレス監督は、欧州の舞台でのプレー経験と豊富な実績を持つGKの獲得を強く希望しており、その白羽の矢が立ったのがRBライプツィヒに所属する36歳のハンガリー人GKペーテル・グラーチである。
すでに選手本人とクラブ間での合意に達しており、現在は両クラブ間で最終的な詳細を詰めている段階にある。RBライプツィヒとの契約は少額の補償金と引き換えに解除される見込みだ。2015年にザルツブルクからライプツィヒに加入して以来、数シーズンを除いて常に不動のスタメンとして活躍してきたグラーチは、スペインでの初挑戦となるこの機会を非常に喜んでいる。新天地となるビジャレアルでもスタメンの座を狙う意欲に満ちており、今後ルイス・ジュニオールらとの間で素晴らしいポジション争いが繰り広げられると期待されている。
(via Mundo Deportivo / SPORT)
夏の移籍市場における放出と収支
夏の移籍市場が開いて1ヶ月が経過した現在、ビジャレアルは支出0ユーロという堅実な経営を見せている。一方、選手の売却により250万ユーロの収入を得ており、収支バランスはプラス250万ユーロとなっている。
これまでに新戦力の獲得はゼロだが、放出に関しては8名の選手がチームを離れている。ラモン・テラッツが250万ユーロでヘタフェへ完全移籍したほか、アルフォンソ・ペドラサ、ダニ・パレホ、トーマス・パルティの3名が契約満了に伴いフリー移籍で退団した。さらに、若手や出場機会を求める選手たちもレンタル移籍で新天地へ向かっている。GKアルナウ・テナスがマジョルカへ、同じくGKディエゴ・コンデがベティスへ、ジャン・イヴ・バルーがヘタフェへ、ダニ・レケナがレバンテへそれぞれ期限付きで加入した。
現在はペーテル・グラーチの獲得などで動きを見せているものの、補強ゼロの状況から今後どのようにスカッドを完成させていくのか、スポーツ部門の手腕が問われている。
(via SPORT)
ビジャレアルCのプレシーズンマッチ
トップチームだけでなく、下部組織も新シーズンに向けた準備を進めている。ビジャレアルCは、8月1日の午前10時より、シウダード・デポルティーバ・ホセ・マヌエル・ジャネサの第5ピッチにて、CDカステリョンのリザーブチームとプレシーズンマッチを行う。新たな戦術や自動化の動きをピッチ上で実践し、若手選手たちがアピールする重要な機会となる。
(via SPORT)
【本日の総括】
コモ・カップ決勝でRCランスとの大一番に臨む中、チームの弱点だったGK陣に経験豊富なペーテル・グラーチを迎え入れる準備が進行中。移籍市場では支出を抑えつつ人員整理を進めており、今後の補強動向に注目が集まります。