新星FWティツィアーノ・ペロッタの2032年までの超長期完全移籍とアルゼンチンへのローン修行

エルチェCFは、アルゼンチンサッカー界の未来を担う最大の宝石と称される19歳のストライカー、ティツィアーノ・ペロッタ(Tiziano Perrotta)を完全移籍で獲得したことを発表しました。この契約は、今夏の移籍市場における4人目の新戦力補強となります。

ペロッタは11月25日に20歳の誕生日を迎える現在19歳、身長1.80メートルの左利きフォワードです。リバー・プレートの下部組織で基礎を学び、バンフィエルド(Banfield)でプロとしての第一歩を踏み出しました。バンフィエルドではこれまでプロ通算19試合に出場して8ゴールを記録。また、直近のアペルトゥーラ(前期リーグ)では17試合に出場して6ゴールを挙げるなど、その並外れたポテンシャルを証明し続けています。

この若き逸材の獲得にあたっては、アルゼンチンの名門ベレスやティグレ、さらにはブラジルの強豪フラメンゴも非常に強い関心を示していましたが、エルチェの熱意が実る形となりました。

エルチェはペロッタに設定されていた契約解除金を支払うことで獲得に成功。その具体的な金額は南米メディアの報道によると約300万ユーロ、または現地の一部報道では400万ユーロとされています。

ペロッタはエルチェと2032年6月までの6年間にわたる超長期契約にサインしました。これはクラブの歴史において最も契約期間の長い選手としての加入となります。現在、ペロッタは移籍関連の各種事務手続き(書類整理や手続き)のためにエルチェの街に滞在しています。

しかし、ペロッタが今シーズンすぐにエルチェのファーストチームのピッチに立つわけではありません。Pedro Schinoccaゼネラルマネージャー(GM)が事前に計画を明かした通り、エルチェでの選手登録を完了させた後、今季はアルゼンチンのデフェンサ・イ・フスティシア(Defensa y Justicia)へ期限付き移籍をすることになります。同クラブは、エルチェのオーナーであるChristian Bragarnik氏が管理・経営に関与しているクラブであり、そこで継続的な出場機会と成長を確保する狙いがあります。

エルチェ側は、今後のチーム状況を鑑みて、冬の移籍市場(1月)において必要であれば彼を即時に repescar(買い戻し・連れ戻し)できる特別な優先権オプションを契約書に組み込んでいます。

クラブ側は公式声明を通じて彼を『アルゼンチンで最も将来が嘱望される若いプロフットボール選手の一人』と高く評価し、その特徴として『高い技術的なクオリティ、攻撃の最終段階(ファイナルサード)で相手ディフェンスラインを切り裂く圧倒的な desequilibrio(不均衡・突破力)、親しみやすい機動力と適切な意思決定力、そしてピッチ上で自らボールを持って攻撃の全責任を背負える力強い人格と競争力』を大絶賛しています。(via SPORT / MARCA / Mundo Deportivo)

開幕戦デポルティーボ戦における相手サポーター団体のオレンジ色の服によるスタジアム抗議運動

8月17日の月曜日に敵地エスタディオ・アバンカ・リアソールで行われるラ・リーガ開幕戦デポルティーボ・ラ・コルーニャ対エルチェCFの一戦に向けて、対戦相手のスタジアム周辺がピッチ外の大きな論争に揺れています。

デポルティーボの公式ペーニャ(サポーター団体)連盟および熱狂的なウルトラスグループ「Riazor Blues」は、クラブ側がホームスタジアムの「マラトン・インフェリオール」エリア(ウルトラスが普段陣取る席)の年間シート所有者に対して新たに導入した一連の厳格な規制やセキュリティ管理に激しく怒りを表明しています。

この新しい措置に対し、サポーター連盟やウルトラスは『まるでグアンタナモ基地のような最高警戒刑務所のようにスタジアムを扱い、無罪推定の原則を無視して約4,000名を超える年間シートホルダーの基本的人権や当然の権利を蹂躙している』と強く批判しました。

プレシーズンマッチのレアル・マドリード戦(テレサ・エレーラ杯)では、スタジアムのスタンドを完全に空席にして抗議する「ボイコット」をサポーターたちに呼びかけましたが、ウルトラス以外の大多数のスタンドには多くの観客が詰めかけ、効果は限定的でした。

これを受けてサポーター連盟は、エルチェとの開幕戦においてさらなる強硬手段として、スタジアムに集まるすべてのデポルティーボ・サポーターに対し、「オレンジ色の服やTシャツ」を着てスタジアムを訪れるよう熱烈に呼びかけています。

試合中の90分間を通じてスタジアムをオレンジ色に染め上げることで、クラブの不当な統制と基本的人権の蹂躙に対する強力なビジュアル的な抗議運動を国内外に示す計画です。エルチェにとっては、昇格を争うライバルの敵地リアソールが異常な熱気に包まれる中での過酷なシーズン初陣となります。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

エルチェCFは、アルゼンチンの未来のスターFWティツィアーノ・ペロッタを2032年までの超長期完全移籍で獲得し、即時に系列のデフェンサ・イ・フスティシアへと武者修行させる巧みな若手育成ビジネスモデルを完遂しました。冬の買い戻しオプションも確保し、将来の大きな補強オプションを手に入れた形です。ピッチ上では、8月17日に控える開幕戦デポルティーボ戦において、相手スタンド全体が新しいクラブ規制に抗議してオレンジ一色に染まるビジュアルボイコット運動が予告されており、かつてないほど緊迫した独特なスタジアムの雰囲気の中でリーグのサバイバルが開幕することになります。