ヒラルデス監督の引退秘話

クラウディオ・ヒラルデス監督が自らの現役引退を決意した知られざる舞台裏が明かされた。2019年3月当時、彼はポルリーニョ・インダストリアルの選手とセルタのユース(リガ・ナシオナル)監督を兼任していた。

ある土曜日、午前中はセルタユースの試合を指揮するため、ルゴ県のビルアルバへ車を2時間15分走らせた。ラシング・ビルアルベス戦を1-1の引き分けで終えると、パスタサラダを急いで口に押し込み、午後にパブロ・サンティアゴのサン・ササロで行われるコンポステラ戦に向かうため再びハンドルを握った。

試合開始55分前にスタジアムへ到着したクラウディオ・ヒラルデスは、ベンチスタートだと思い込んでいたが、発表されたメンバー表には自分の名前が先発として記載されていた。急遽ピッチに立ったものの、昇格の本命候補だったコンポステラに圧倒され、前半20分までに3点のリードを許した。

ピッチ上で電光掲示板を見上げたクラウディオ・ヒラルデスは『もう42分くらい経過しただろう』と思ったが、時計はまだ20分しか示しておらず愕然としたという。チームメイトの友人から『おい、動けよ!』と怒鳴られたものの、あまりの疲労に足が全く動かずピッチ上で言い争いになった。最終的にチームは0-5の大敗を喫した。

試合直後、彼は『これで選手としては終わりだ』と現役引退を固く決意した。ポルリーニョはそのシーズン最下位で降格したものの、クラウディオ・ヒラルデスは指導者一本に絞り、5年後にセルタのトップチーム指揮官へと上り詰め、2シーズン連続の欧州カップ戦出場へとチームを導くこととなった。(via SPORT)