守備陣の要ナタンを巡るバルセロナとの電撃接触と移籍金交渉
バルセロナによるロナウド・アラウホのリヴァプールへの期限付き移籍決定を受け、バルセロナがベティスのブラジル人センターバック、ナタンの獲得に向けてベティス経営陣と直接の接触を行ったことが確認されました。ナタンの代理人を務めるアンドレ・カリー氏がこの事実を公表し、クラブ間での話し合いを認めました。
代理人のカリー氏は『バルセロナは私個人とはまだ直接話していないが、ベティスの幹部に対して今夏の獲得について関心を伝えている。もしベティスが納得できる優れた条件のオファーを受け取れば、ナタンはステップアップのために移籍を決断できるだろう』と語りました。ナタン本人はキャリアアップのためにのみクラブを離れる意向を固めており、練習後にサポーターから「残ってほしい」と引き止められた際にも、意味深な笑顔を浮かべるだけで具体的な回答は避けました。
ベティスは昨夏にナポリから彼を900万ユーロで買い取った経緯がありますが、現時点で3500万ユーロの移籍金を要求しています。トランスファーマルクトによる彼の市場価値は2500万ユーロと評価されていますが、契約は2030年まで残っており、さらに10月にはEUパスポートを取得して comunitario(EU圏内選手)としての資格を得る予定があるため、ベティス側はさらに強気な価格設定で交渉を進めることができます。 (via Estadio Deportivo)
アムラバト再獲得に大きな光 フェネルバフチェがレンタル容認へ方針転換
昨シーズンの中盤で重要な役割を果たしたソフィアン・アムラバトの再獲得に向け、大きな進展が見られました。アムラバトは所属元であるトルコのフェネルバフチェから呼び戻され、イスタンブールでメディカルチェックを受け練習を行っていましたが、本人はトルコを離れる強い意志を持っています。
当初、フェネルバフチェ側は1500万から2000万ユーロでの完全移籍のみを求めており、ベティスは資金難から獲得を諦めかけていました。しかし、その高額な移籍金を支払うクラブが現れなかったため、フェネルバフチェ側が態度を軟化させ、昨シーズン同様に給与の一部を負担した上での「再レンタル」での放出を容認する方針に転換しました。
アムラバトの年俸は500万ユーロと極めて高額ですが、一部負担を条件とした期限付き移籍であれば、チャンピオンズリーグへの参戦を控えるマヌエル・ペレグリーニ監督が「補強の最優先候補」として熱望していた彼の再獲得が現実的なものとなります。 (via Estadio Deportivo)
カンテラの至宝パブロ・ガルシアにハル・シティから巨額オファーの動き
今夏のプレシーズンマッチで3ゴール1アシストを記録し、大きな revalorización(市場価値の高騰)を見せている下部組織出身のウインガー、パブロ・ガルシアに、プレミアリーグに昇格したばかりのイングランドのハル・シティが獲得の手を伸ばしています。ハル・シティは数時間以内にもベティスに対して正式なオファーを提示する予定です。
トランスファーマルクトで800万ユーロの市場価値が設定されているパブロ・ガルシアに対し、ベティス側は売却益の全額をクラブの純増(plusvalía)とし、他の手薄なポジションであるアタッカーやミッドフィールダーの補強資金に充てる計画を立てています。選手本人はベティスの決定にすべてを委ねる姿勢を崩していませんが、U-21欧州選手権を控える重要なシーズンにおいて、ハルからの巨額の取引が実現する可能性が極めて高くなっています。 (via Estadio Deportivo)
中盤ブアレの去就と契約更新を巡る2部勢も含めた大争奪戦
22歳になったばかりの中盤の有望株、グナンゴロ・ブアレの将来をめぐり、国内外のクラブが激しい争奪戦を繰り起こしています。ベティスは2027年までの現行契約をさらに3年間延長する更新案を提示していますが、ブアレ本人はセグンダRFEF(第4部)に所属するBチームでのプレーを嫌がっており、もし契約を延長する場合はファーストチームでの出場機会が保障されることを条件として要求しています。
これに対し、ラージョ・バジェカーノがレンタルまたは完全移籍での獲得に向けて動いているほか、セグンダ(2部)のコルドバ、ブルゴス、グラナダ、カディスがこぞってアプローチを行っています。ベティス側はブアレの売却金として最低でも50万ユーロに加えて将来の転売時の一定割合の保有を要求しており、どのクラブも現時点ではその条件を満たせていません。しかし、ペレグリーニ監督が他にピボーテを獲得しない場合には、ブアレがベティスのファーストチームで定位置を争う可能性も十分にあります。 (via ElDesmarque)
新アタッカー候補にシュトゥットガルトのミロシェヴィッチが急浮上
Cucho Hernándezの相棒や、Chimy Ávila、Cédric Bakambuの穴を埋める新たなターゲットマンの候補として、ドイツのシュトゥットガルトに所属する若いセルビア人フォワード、ヨヴァン・ミロシェヴィッチの名前が急浮上しました。
スカイスポーツの報道によると、ベティスはすでにシュトゥットガルトに対して彼の獲得に向けた打診を行っています。ドイツ側は600万から900万ユーロでの完全移籍を要求しており、これまで期限付き移籍を繰り返してきたミロシェヴィッチを完全に放出したい意向です。ミロシェヴィッチはプレシーズンで4ゴールをマークし、過去にセルビアのパルチザンで30試合19ゴールを記録した高い得点力を持つ才能であり、ベティスにとって極めて魅力的な若き大砲としての候補となっています。 (via Estadio Deportivo)
フランス人DFノーベル・メンディのハル完全移籍で転売利益500万ユーロを確保
昨シーズンにベティスからラージョ・バジェカーノに貸し出され、その後完全移籍した21歳のフランス人CB、ノーベル・メンディが、ハル・シティでのメディカルチェックを無事にパスし、間もなく完全移籍が正式発表されます。メンディはかつてレンジャーズへの移籍交渉時に身体的な不備を指摘されて取引が流れた経緯があったため、今回の身体検査は関係者にとって最大の懸念材料でした。
無事にパスしたことで、ハルとラージョの間で総額2500万ユーロの移籍が成立。この取引に伴い、将来の転売割合20%を保持していたベティスに対し、一挙に500万ユーロの資金が支払われることになりました。以前にラージョが買い取りオプションを行使した際の280万ユーロと合わせて、ベティスは合計780万ユーロを回収。これにより、クラブの当期における特別な収入目標である3000万ユーロの資金枠をクリアするための大きな推進力を得ました。 (via Estadio Deportivo)
構想外イケル・ロサダの移籍交渉と1部リーグへの拘り
レバンテへの期限付き移籍から戻ったものの、ペレグリーニ監督の構想から完全に外れ、ダブリン遠征のメンバーからも除外されたイケル・ロサダの去就問題が佳境を迎えています。
ベティスは2029年までの契約を有するロサダを、3度目のレンタルではなく、投資した180万ユーロの資金を回収するための完全売却の対象として市場に置いています。ロサダにはラージョ・バジェカーノ、レバンテ、さらにギリシャのクラブからのアプローチがあるほか、ヘタフェのボルダラス監督が彼の獲得に熱烈な関心を示しています。選手本人は海外や2部からのオファーを脇に置き、スペイン国内の1部エリートリーグでプレーを続けることを最優先に希望しており、市場が閉じる前に迅速な解決を望んでいます。 (via Estadio Deportivo)
イスコやアブデら主力の負傷リカバリーと更室の最新状況
負傷を抱えていた主力の復帰が少しずつ近づいています。膝を痛めていたエズ・アブデは、水曜日の練習において最初の15分間のみチーム全体のメニューに合流し、その後は別フィールドでリハビリコーチと共に個別調整を行いました。
また、長期間の離脱を経験したイスコ・アラルコンもすでに痛みを感じることなくトレーニングの強度を高めており、復帰に向けた最終局面を迎えています。
ペレグリーニ監督は、彼らや合流が遅れたロ・セルソについて、開幕節のレアル・ソシエダ戦で100%の状態で臨むことは困難であると認めていますが、過密日程が始まる最初の月にチーム全体でこの困難を乗り越える必要性を強調しています。一方、下部組織のゴンサロ・ペティは重要な移籍市場の期間中に筋肉を負傷し、調整に遅れをとっています。 (via ElDesmarque)
ロ・セルソの合流予定とインテルとのプレシーズン最終戦
アルゼンチン代表としてコパ・アメリカやその後のバカンスを終えたジオバニ・ロ・セルソが、月曜日にセビリアへ帰還しました。
クラブは公式に Champions League のパッチが入った新シーズンのユニフォームに身を包んだロ・セルソの写真をSNS上で公開し、ファンを沸かせました。現在はジムでの個別の調整メニューを消化しており、チームは今週土曜日にイタリアのバーリでインテル・ミランとのプレシーズン最後の親善試合を行った後、8月21日の開幕戦に向けて戦術構築を最終段階へと引き上げます。 (via ElDesmarque)
スカウトのペペ・カルデロン氏招聘を巡るファン反発と土壇場での破断劇
下部組織のスカウティング部門を強化するため、ベティスはセビージャやマラガ、さらにクロアチアなどで20年以上の経験を持つベテランスカウト、ペペ・カルデロン氏を「国内ユース獲得責任者」として招聘することで合意に達していました。
しかし、この決定が公になると、彼が過去にセビージャFCのスカウト部門で11年間働き、アルベルト・モレーノやルイス・アルベルトらを発見したという宿敵としての深い経歴に対し、ベティスのファンがソーシャルメディア上で激しい反発を展開。クラブ内でも全会一致の賛成が得られなかったため、急遽この契約を desestimar(撤回)し、交渉を完全に破談とする異例の決定を下しました。なお、同じくセビージャ出身のアルベルト・コルデロ氏は今夏、問題なく下部組織のテクニカル秘書に就任しています。 (via ElDesmarque)
マーク・ロカ獲得の噂にエスパニョール側が完全否定のコメント
かつてエスパニョールでプロキャリアを開始し、現在はベティスの主力を務めるマーク・ロカのエスパニョール復帰の噂について、エスパニョールのスポーツディレクター、モンチが完全否定のコメントを述べました。
モンチSDは会見で『ロカの復帰を検討したこともなければ、これまでのどの瞬間においても彼を獲得の選択肢として考えたことは一度もない。ロカが良い選手であること、そしてエスパニョールのファンから愛されていることは熟知しているが、我々の中盤にはすでに十分な戦力が揃っている』と断言しました。マーク・ロカはベティスと2029年までの契約を結んでおり、ペレグリーニ監督からの絶大な信頼のもと、アムラバトなき今シーズンのピボーテの柱としてピッチに立つ準備を進めています。 (via Estadio Deportivo)
アイトール・ルイバルの愛息が練習場を占拠した微笑ましいカオス
水曜日のトレーニングにおいて、ベティスの練習場ルイス・デル・ソルに穏やかなカオスが訪れました。
負傷からの復帰を目指して調整を続けているアイトール・ルイバルが、自身の幼い息子を伴ってピッチに登場。驚くべきことに、その息子は頭から足元までベティスの新しいチームキットに身を包み、自分と同じくらいの大きさのキャリー付きリュックをごろごろと引きずりながら現れました。この愛らしい姿に練習を終えた選手たちが一斉に殺到。キーパーのディエゴ・コンデやアブデ、SDのマヌ・ファハルドらが少年の頭を撫でたりハグをしたりと完全にメロメロになり、厳しい開幕前の空気を一瞬で和ませる最高のエピソードとなりました。 (via Estadio Deportivo)
U-19欧州王者のモランテとマヌ・ゴンサレスに代表監督が送る絶賛の辞
今夏、U-19スペイン代表を率いて欧州選手権を完全無失点で制覇したパコ・ガジャルド監督が、大会で大活躍したベティス下部組織のJosé Antonio Morante(大会得点王)とManu González(大会最優秀キーパー)の二人を大絶賛しました。
ガジャルド監督は『もし他クラブのディレクターが、このヨーロッパ王者の得点王や無失点キーパーを獲得できると聞けば、現在の市場なら喜んで数百万ユーロを支払うだろう。それほどまでに彼らは規格外の価値を持った存在だ。ベティスは彼らのような若い才能を怖がらずにファーストチームで起用するか、あるいは上位のカテゴリーへレンタルさせてその驚異的な成長を加速させるべきであり、機会を与えれば必ず素晴らしい結果で期待に応えてくれるはずだ』と太鼓判を押しました。 (via Estadio Deportivo)
新シーズン開幕を飾る伝統の花の奉納行事がアルカラ・デ・グアダイラで開催決定
移籍市場が閉幕する直前の9月1日の午後、アンヘル・アロ会長をはじめとする取締役会、Manuel Pellegrini監督率いるコーチングスタッフ、長年の選手たちが一堂に会し、今シーズンの成功を願う伝統的な花の奉納行事を執り行います。
今回はセビリア市内を離れ、近隣のAlcalá de Guadaíraにある13世紀からの歴史を誇る「Nuestra Señora del Águila」寺院で行われることが決定しました。ベティスは11年前から、サポーターへの感謝を伝えるためにセビリア全域の様々な協同組合や寺院を巡ってこの行事を開催しており、2020年のパンデミックによる一時的な中断を除き、ファンとの絆を象徴する重要な文化的イベントとして守り続けられています。 (via Estadio Deportivo)
観客動員最大化を狙うアボ譲渡・貸出システムの歴史的なルール変更
クラブは、スタジアムの観客動員を最大化し、無駄な空席を極限まで減らすために、2026/27シーズンのアボ(年間シート)の譲渡(cesión)および貸出(préstamo)の運用ルールを大幅に改定しました。
アボの譲渡を試合の「7日以上前」に行い、その席が他者に販売された場合、年間シート保持者はチケット売却金額の「65%」という高い払い戻しを受け取ることができます。期日が近づくにつれてこの返金割合は減少(2〜7日前は50%、48時間以内は35%)する仕組みとなっています。返金金額はアボの総額を上限とし、超過分はクラブショップ等で利用できる独自の「Dinero Betis(ベティス・マネー)」に変換されます。
また、知人へのアボの貸出(préstamo)についても、安全性を強化し不正利用を排除するため、9月30日までに専用アプリで最大4名の「無料貸出対象者リスト」を事前に登録するルールが導入されました。登録外の第三者に貸し出す場合は、貸出ごとに5ユーロの手数料が課されます。2027/28シーズンの更新割引特典を維持するためには、全試合の「80%以上の出席または適切な早期譲渡による実売」が義務付けられており、無断での他人名義のアボ使用はセキュリティによって完全にシャットアウトされることになります。 (via ElDesmarque)
【本日の総括】
レアル・ベティスは、ノーベル・メンディの電撃的な移籍交渉によって500万ユーロの巨額の転売権利資金を手に入れ、さらにバルサから関心を集めるナタンに3500万ユーロ、パブロ・ガルシアに800万ユーロの価格を設定するなど、市場閉幕に向けて活発に主導権を握りつつあります。ペレグリーニ監督が愛するアムラバトの再レンタル容認、新大砲候補ミロシェヴィッチへのアプローチ、さらには観客席の価値を最大化するアボシステムの刷新など、ピッチ内外で極めて実直かつアグレッシブなシーズンへの移行が進んでいます。