CD Eldense&コルドバ CF
CDエルデンセがコルドバCFを2-1で下した劇的な逆転劇において、試合終了直前の90分過ぎに勝負を決める逆転PKを冷静に沈めた36歳(間もなく37歳)の主将 Fidel Chaves(フィデル・チャベス)と、古巣コルドバとの間に横たわる深い因縁のストーリーが現地で大きな話題を集めている。
主将としてエルデンセを牽引するチャベスにとって、このゴールは古巣コルドバCFとの通算12回目の対戦で挙げた5勝目であり、自身通算3つ目となる「コルドバ殺し」のゴールとなった。元コルドバの選手(excalifal)がコルドバ相手に恩返しゴールを決めたのは、昨年のアンドレス・マルティン以来のことである。
チャベスのキャリアを振り返ると、彼とコルドバの間には特別な歴史が存在する。チャベスは、コルドバCFが42年ぶりとなる念願の1部昇格を果たした2014-15シーズン開幕時にエルチェから加入した。当時の1部昇格メンバーの中で、現在もプロの第一線で現役を続けているのはチャベスのほか、Florin Andone(アトレティコ・バレアレス)、Fede Cartabia(シャバブ・アル・アハリ)、Fausto Rossi(フォサーノ)、Bruno Zuculini(ナシオナル)、生え抜きの Sergio García(シウダ・デ・ルセーナ)、Dani Pinillos(CDベルセオ)などごく限られた選手のみとなっている。
翌2015-16シーズンの2部リーグにおいて、チャベスはエースFWフロリン・アンドーネ(21ゴール)に次ぐチーム2位の11ゴールを叩き出し、チームを1部復帰を懸けた昇格プレーオフへと導いた。しかし、ジローナとのプレーオフ準決勝で判定に泣かされ、自身も手の骨折を負うなど絶望的な結末を迎え、そのシーズンを最後にアルメリアへと移籍した。コルドバのサポーターとは時に複雑な関係性を築いた天才アタッカーだったが、10年の月日を経てエルデンセの主将兼絶対的エースとして立ち塞がり、土壇場の痛恨の一撃で古巣を叩き伏せる残酷なまでの勝負強さを見せつけた。(via SPORT)