アラベス戦は不運な1-1ドロー、負傷者続出と60分での交代枠枯渇が招いた悪夢の終盤
ラ・リーガ第2節、デポルティボ・アラベスとの「ホーム開幕戦」に臨んだラージョですが、試合は最悪の巡り合わせと不運が重なり、開幕のセビージャ戦に続いて終盤に勝ち点を失う痛恨の1-1引き分けに終わりました。
バジェカスの安全基準違反による閉鎖を受け、レガネスのブタルケで開催されたこの一戦ですが、サポーターによる抗議のボイコット運動が直撃しました。15,000人近くを収容できるスタンドに駆けつけたラージョファンは、わずか4,280人という寂しい数字にとどまり、VIP席に姿を現したプレサ会長に向けては試合中、一斉に退陣を求める大ブーイングが吹き荒れました。
試合自体も、開始早々からチームの絶対的エースであるイシ・パラソンが前半15分に左太もも裏の痛みを訴えてプレー続行不可能となり、ンテカとの早期交代を強いられるという不吉なスタートを切りました。
前半の終盤には、セットプレーの混戦からペラヨのハンドの有無をめぐり、VARが決定を下すまでに3分近くという異例の長い時間をかけ、結果として先制ゴール(相手のオウンゴール)が取り消される不運もありました。
しかし後半開始わずか2分、セルヒオ・カメーヨがペナルティエリア手前で相手ディフェンダー3人を巧みに手玉に取るドリブル突破から、右足で鮮やかにゴール右隅へと沈めて待望の先制弾を奪い、1-0と試合を動かしました。
しかし、歓喜の余韻が冷めやらぬ後半54分、ベニャト・サン・ホセ監督がアルバロ・ガルシアとオスカル・バレンティンの二人を投入して交代枠を動かした直後の56分、信じられないアクシデントが発生します。相手のトニ・マルティネスの決定機を阻止しようと飛び出した守護神アウグスト・バタジャが右脚を激しく強打し、脛骨を骨折する大怪我を負ってピッチに倒れ込みました。
この怪我により、やむを得ずダニ・カルデナスを投入せざるを得なくなったことで、ラージョは後半60分という極めて早い段階において、ルールで定められた「3回の交代ウィンドウ」をすべて使い切ってしまいました。
選手交代による戦術変更や足の疲弊したアタッカーたちのリフレッシュが一切不可能となったラージョに対し、アラベスは猛攻を仕掛けました。とそして84分、右サイドバックを務めるラティウが、信じられないほど不用意で軽率なバックパスの処理ミスを犯し、これを相手のマリアーノ・ディアスに奪われて同点ゴールを許してしまいました。
終盤にはアラベスの決定的なチャンスに驚異的なセーブなどで命拾いしながら、疲弊した身体を引きずってなんとか勝ち点1を拾うのが精一杯という、悔しさと悲壮感に満ちた決着となりました。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
ラージョ・バジェカーノは、ホーム開幕戦となるアラベス戦をバジェカス使用禁止に伴い、ファンがボイコットを展開するブタルケで戦い、痛痛の1-1ドローで終えました。試合では先制しながらも、60分で交代枠が枯渇したことやイシの負傷、さらには守護神バタジャが脛骨骨折という大怪我で長期離脱となる極限の悲劇に見舞われています。ピッチ外でもトレホがプレサ会長をSNSで激しく告発し、カメーヨがクラブの分断に疲弊を語るなど、ベニャト・サン・ホセ監督が率いるチームは、深刻な戦力不足と精神的なプレッシャーの中で、次節以降の厳しい戦いに挑むことになります。