ビジャレアルCF
ジョージア代表フォワード、ジョルジュ・ミカウタゼの流出を阻止するため、契約解除金に関する重要な防衛策を発動した。ミカウタゼには6000万ユーロの解除金が設定されていたが、移籍市場の最後の10日間にあたる8月22日午前0時以降は、この金額が自動的に7500万ユーロに引き上げられる「 clausulazo 」条項が適用される。バルセロナがジュリアン・アルバレス獲得に失敗した場合の代替プランとしてミカウタゼを熱心に調査しており、すでに選手側と接触している情報があるため、クラブはこの措置により引き抜きを強く牽制している。ミカウタゼは昨夏にリヨンから3100万ユーロ(+変数500万ユーロ)で獲得され、2031年までの長期契約を結んでおり、昨シーズンは42試合15ゴール6アシストでチームの3位とチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく貢献した。また、中盤の補強としてアラベスのアントニオ・ブランコ(26歳)の獲得を検討中であり、レアル・マドリードが彼の保有権の50%を維持しているため、交渉状況を注視している。
ピッチの上では、ラ・リーガ開幕戦としてアウェイのエル・サルダーラでレーシング・サンタンデールと対戦し、激しい戦いの末に2ー2の引き分けで勝ち点1を分けた。イニゴ・ペレス新監督の公式戦初陣となったこの試合では、エースのジェラール・モレノをベンチに残し、アヨゼ・ペレスとミカウタゼを先発2トップに起用。試合は立ち上がりからレーシングのハイプレスと熱狂的なスタジアムの雰囲気に呑まれ、前半20分にサンティ・コミサーニャがエリア内で Salinas を倒してしまいPKを献上。これを Andrés Martín に決められて先制を許すと、さらに34分にはカンテラーノのセルヒオ・マルティネスに鮮烈なミドルシュートを突き刺され、あっさりと0ー2の窮地に立たされた。しかし、前半終了間際の45分、パプ・ゲイェが力強い左足のシュートをねじ込んで1点差に迫ると、わずか1分後の45+1分にはニコラス・ペペがエリア手前から美しいカーブをかけたシュートを逆側のescuderaに突き刺し、一瞬にして2ー2の同点に追いついた。後半、指揮官はモレノ、ブキャナン、マシアを投入して勝ち越しを狙い、何度も決定機を作ったものの、レーシングの堅い守備とGKジュレン・アギレザバラの好セーブに阻まれた。新守護神のルイス・ジュニオールは失点時にやや不安定な対応を見せたが、イニゴ・ペレス監督は『彼のレベルに全く疑いはない。チーム全体の対応を改善していく』と信頼を強調した。 (via Estadio Deportivo, SPORT, ElDesmarque, Radio Castellón)
RCDエスパニョール
ラ・リーガ開幕戦でホームのRCDEスタジアムにレバンテを迎え、3ー0の快勝を収めて暫定首位タイという最高の発進を飾った。マノロ・ゴンサレス監督のもとで、今夏カステリョンからクラブ史上最高額の移籍金で獲得されたアレックス・カラトラバ(背番号22)が待望の先発デビューを飾り、72分間にわたり高い創造性を発揮。ハビ・エルナンデスやエドゥ・エスポジトと中盤で素晴らしい連携を見せ、2本の枠内シュートを放つなど、早くも実力の一端を披露した。試合は開始わずか4分、エスポジトの正確なフリーキックから、エリア内でロベルト・フェルナンデスが泥臭く押し込んで先制。早い時間のリードで主導権を握ったチームは、40分にも左サイドを崩したハビ・エルナンデスのクロスをロベルト・フェルナンデスが再びエリア内で合わせ、見事なダブルパックで前半のうちに2点のリードを確保した。
後半、チームは運動量が落ちたものの、安定した守備ブロックを形成してレバンテに決定機をほとんど与えなかった。そして80分、ラファ・バウサのインターセプトから素早いカウンターを仕掛け、最後はタイリース・ドーランがエリア手前から強烈なミドルシュートを沈めて3点目。ドーランはアクロバティックなバク転で喜びを表現し、スタジアムを大いに沸かせた。守備陣では、昨シーズン終盤に累積警告の処分が未消化となっていたレアンドロ・カブレラが出場停止となり、急遽リデルがUnai Núñez(ウナイ・ヌニェス)とCBコンビを組んだが、安定したパフォーマンスで無失点に貢献した。さらに、ゼニト・サンクトペテルブルクからスロベニア代表ディフェンダー、ヴァニャ・ドルクシッチ(26歳)を2027年までの買い取りオプション付きレンタルで獲得したことを発表。5人目の補強を完了した。スポーツディレクターのモンチは、『移籍市場が閉まるまでに、さらに1名か2名の獲得と、複数の放出を予定している』と語り、チームのさらなる強化に自信をのぞかせた。 (via Estadio Deportivo, SPORT, Mundo Deportivo, MARCA)
セビージャFC
ラ・リーガ開幕戦でホームのサンチェス・ピスフアンにラージョ・バジェカーノを迎え、劇的な2ー1の逆転勝利を収めた。セビージャが開幕戦で白星を挙げたのは実に2021年以来、5年ぶりの快挙となる。試合は前半に相手のSangante(サンガンテ)にヘディングで先制を許し、スタジアムからは一時フロントへの不満の歌声が上がるなど緊張が走った。さらに後半にはキケ・サラスの退場処分などもあったが、チームは粘り強く反撃を継続。前半終了間際にミゲル・シエラが獲得したPKをペケが沈めて1ー1に追いつくと、後半アディショナルタイムに待望の劇的瞬間が訪れた。この夏スウェーデンのシリウスから650万ユーロ(+変数250万ユーロ、2031年まで)で獲得されたばかりの22歳のスコットランド人FWロビー・ウレが、後半開始から交代出場。ウレはエリア内で素早い切り返しを見せ、 Lejeune(ルジューン)のファウルを誘ってPKを獲得。これをペケが再び冷静に沈め、劇的な逆転勝利をもたらした。このウレのPK獲得について、元主審のイトゥラルデ・ゴンサレス氏は当初『シミュレーションであり、ウレに警告を与えるべきだ』と主張したが、その後スロー再生を確認して『確かにコンタクトがあり、PKで妥当だ』と前言を撤回した。
勝利を挙げたものの、ルイス・ガルシア・プラサ監督は中盤の守備強度と攻撃陣の補強を熱望している。バティスタ・メンディ、 sow 、グデリ、ジョルダンといった昨シーズンの主力級が相次いで退団し、中盤の層が著しく低下しているためである。スポーツディレクターのホセ・イニャシオ・ナバロは、残り15日間で2名の中盤選手の確保に動いており、スポルティングCPからジョージア代表MFギオルギ・コチョラシビリを買い取りオプション付きのレンタルで獲得する交渉を最終段階に進めている。また、アトレティコを退団してフリーエージェントとなったベルギー代表MFアクセル・ヴィツェル(37歳、昨季はジローナで活躍)がニースへの移籍手続きを進めているが、親会社INEOSの承認を待つ状態にあるため、破談した場合のプランBとしてアプローチを行っている。さらに、レンジャーズの若手コナー・バロンの調査も行っている。一方で、契約最終年を迎えている22歳のマヌ・ブエノについては、他クラブからの関心を断り、ファーストチームに残留することが確定した。また、売却を試みていたChidera Ejuke(チデラ・エジュケ)はAEKアテネへの移籍交渉が合意に達しなかったため、チームに残留し、この試合でも後半に貴重な交代枠として出場を果たした。ジョアン・ジョルダンはエストレラ・アマドーラへ2年レンタル、ガットーニはアスコリへの移籍が決定している。 (via Estadio Deportivo, ElDesmarque, Mundo Deportivo, MARCA, EFE)