ビニシウス・ジュニオールの欠席とバカンス優先に対する批判
この歴史的で感動的な夜に、大きな波紋を呼んだのがビニシウス・ジュニオールの不在です。彼は個人的な理由でブラジルに帰国するため、クラブの許可を得てこの最終戦を欠席しました。
しかし、多くのマドリディスタはこれに激怒しています。カルバハルやアラバというクラブの歴史に名を刻むレジェンドたちの退団セレモニーを見届けるよりも、ワールドカップに向けた準備や一足早いバカンスを優先したと受け取られたからです。ビニシウスはSNSを通じてアラバへの別れのメッセージを送り、カルバハルの胴上げの写真をリポストしただけにとどまりました。怪我の治療中にバカンスへ行ったムバッペが厳しく批判されたのと同様に、なぜビニシウスにはお咎めがないのかと、ファンの間で不満が爆発しています。 (via Mundo Deportivo)
フロレンティーノ・ペレス会長と対立候補エンリケ・リケルメの熱き選挙戦
フロレンティーノ・ペレス会長の任期は本来2028年1月まで残っていましたが、彼は突如として前倒しでの会長選挙を招集しました。これにより、レアル・マドリードでは実に20年ぶりにソシオ(会員)による投票が行われる見通しとなりました。ペレス会長は巨大な横断幕を掲げ、過去10年で6回のチャンピオンズリーグ優勝を果たした実績を大々的にアピールしています。
この絶対的権力者に挑むのが、再生可能エネルギー企業「Cox Energy」の社長を務める、アリカンテ出身の37歳の若き起業家、エンリケ・リケルメです。彼はAndbank Españaから、クラブの年間支出予算の15%に相当する1億9370万ユーロの銀行保証(アバル)を正式に取り付け、バルデベバスのクラブオフィスで選挙管理委員会に書類を提出し、正式に立候補を果たしました。
リケルメの理事会メンバーには、かつてラモン・カルデロン政権で理事を務めたアントニオ・メディナ・クアドロスが副会長として名を連ねるほか、エクトル・ファビアン・ゴメス=サインス・ガルシア、ダニエル・ビセンテ・ニコラス・ミラス、ロサウロ・バロ・ロドリゲス、ラウル・ロドリゲス・ゴンサレス、アンヘル・マルティン・エルナンデス(メノルカ・クリニック創設者)、ホセ・オリベ・ピナ、ホセ・アルベルト・マルティネス・セペロ、フアン・ルイス・メンドサ・ソラノ、マリア・ロシオ・ソブリーニ・パチョットといった実業家や専門家が集結しています。さらに、イベルドローラのダビド・メソネロや、元会長の息子であるビセンテ・ボルーダの合流も噂されています。
アスレティック戦の夜、リケルメはカルバハルの背番号2のユニフォームとマフラーを身につけ、一人のソシオとしてベルナベウの65番ゲートに姿を現しました。すると周囲には瞬く間に人だかりができ、『会長、私たちを救ってくれ!』『会長、会長!』という熱狂的な歓声で迎えられました。小さな子供から「誰を獲得するの?」と尋ねられると、彼は笑顔で『最高の選手たちだ』と答えました。
報道陣に対して、リケルメは次のように決意を語りました。
『今日はレアル・マドリードにとって非常に重要な日です。20年ぶりに投票が行われるのですから。これは誰かに対するプロジェクトではなく、レアル・マドリードのためのものです。私たちが考え、取り組んできたプロジェクトを共有できることをお伝えします。スポーツ面でも社会面でも、非常にワクワクする真剣でプロフェッショナルなプロジェクトです。メンバーに機会を与え、恐れないようにお願いします。私たちの意見を聞き、この選挙を楽しみ、2つのプロジェクトの間で投票できる勇気を持ってください。私たちは短期、中期、長期を見据えています。重要なのはソシオに目を向けることであり、皆さんが気に入る多くのプロジェクトを用意しています』
また、退団するカルバハルについても言及しました。
『カルバハルをサポートしなければなりません。彼はレアル・マドリードの巨人(ティタン)の一人です。彼がいつかこのクラブに戻り、常に持ち続けてきた価値観をもたらしてくれると確信しています。今日はカルバハルの日です。ここは彼の家であり、彼が去るのはとても悲しいです。彼はそれに値する全てを勝ち取ったわけではありませんが、彼が望む時にレアル・マドリードに戻ってくると確信しています』 (via MARCA)