政治的激化:ラ・リーガがSpotifyカンプ・ノウでの「反スペイン・反警察チャント」を公式告発。選手たちは公式オマージュ中止の決定に全面支持

アスレティック戦でカンプ・ノウを包んだ政治的な緊張が、ラ・リーガからの公式な処分提訴という事態に発展しました。ラ・リーガは、スタジアムの一部観客が叫んだ複数のチャントを問題視し、RFEFの競技委員会および反暴力委員会へ正式に告発状を提出しました。

指摘されたのは、試合開始2分前、および前半18分に南側のスタンド「Gol 1957」から叫ばれた「くたばれスペイン、くたばれ代表」というチャントが約10秒間、さらに後半56分の「バカ、バカ」という罵声、92分の警察に向けたもの、94分のアトレティコを嘲笑するチャントの合計5件です。

この激しいブーイングの背景には、先日のエルチェ戦でカタルーニャの独立旗である「エステラーダ」を持っていた若いバルサファンに対し、国家警察が不当な実力行使を行ったことに対するサポーターたちの深い怒りがあります。カンプ・ノウ周辺では事前にカタルーニャ国民会議(ANC)によって1万枚のエステラーダが配られ、スタンド一面が独立旗で満たされました。

ラポルタ会長は、今回の事件への怒りと哀悼の意を示すために、スペイン代表としてW杯を制した所属選手8人(クバルシ、ヤマル、ペドリ、オルモ、エリック・ガルシア、ジョアン・ガルシア、ガビ、ロドリ)への公式セレモニーについて、『今は適切な時期ではない』として、キックオフ直前に異例の中止を決断しました。この極めて政治的な中止判断について、選手たちはクラブを強く支持しています。

パウ・クバルシは『これはクラブが決めたことであり、セレモニーを見送った判断は正しいと思う。エルチェで起こったことは二度とあってはならず、警察によるあのような過剰な力は許されるべきではない。クラブの声明を全面的に支持する』と言い切り、守護神のジョアン・ガルシアも『僕たち選手はクラブと共にある。選手としての発言力は大きくないが、クラブが決めたことには全力で従うつもりだ』と語り、組織として一体であることをアピールしています。 (via SPORT) (via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

移籍最終盤のアルバレス去就を巡る「ビザ問題」や「5億ユーロの違約金引き下げ裁判」といった生々しい現実、あるいはその裏で囁かれるマドリーと米ファンドの黒幕疑惑がサポーターを驚かせています。しかし現場では、ハンス・フリック監督が率いる若きチームが、ロドリの加入やラフィーニャの9番適性によって盤石な強さを示し、デコSDの財務マジックによって登録と補強の枠も大幅に改善されつつあります。政治的なノイズにも一致団結するバルサは、ピッチの内外でかつてないほどの結束を見せています。