プレシーズンでの大勝発進と一時的ラ・リーガ首位浮上

デポルティーボ・アラベスは、LALIGA EA Sports 2026/27シーズンの開幕戦を本拠地メンディソロサで迎え、ヘタフェCFを相手に3-0の快勝を収めて素晴らしいスタートを切りました。前半は非常に荒れた展開となり、わずか45分間で両チーム合わせて18ファウル、イエローカード3枚、レッドカード1枚が記録されるなど、肉体的な激しさが目立つ展開でした。試合の流れを決定づけたのは前半42分の出来事です。ヘタフェのキコ・フェメニアがアブデ・レバシュに激しいスライディングタックルを見舞い、一度はイエローカードと判定されたものの、VARの介入によって一発退場処分に変更されました。これにより数的優位に立ったチームは、後半に入って徐々に主導権を握り、見事なゴールラッシュを演じました。この素晴らしい勝利により、デポルティーボ・アラベスは一時的にラ・リーガの首位に浮上するという最高の結果を手に入れています。(via ElDesmarque, Estadio Deportivo, Mundo Deportivo)

復活を遂げたマリアノ・ディアスの衝撃的な1得点2アシスト

この試合で主役となったのは、57分からアイトール・マーニャスに代わってピッチに投入された33歳のFWマリアノ・ディアスでした。ピッチに入ってわずか37分間のプレーの中で、彼は1ゴール2アシストを記録してすべての得点に関与する驚異的な活躍を見せました。まず73分、正確なクロスを頭で繋ぎ、ナウエル・テナグリアの先制ヘディングゴールをアシストしました。さらに試合終了間際のアディショナルタイムには、エリア付近でこぼれ球に反応し、目の覚めるような弾丸右足シュートを David Soria が守るゴールの右上隅に突き刺し、2-0とするゴールを挙げました。マリアノにとって、これはReal Madridに在籍していた2022年5月15日のカディス戦以来、実に4年3ヶ月ぶりとなるラ・リーガでの復活弾となりました。その後も攻撃の手を緩めず、ミケル・ロドリゲスの得点をアシストして3-0と勝利を決定づけました。これに対し、ファンはSNS上で『2026年にマリアノのこんなスーパーゴールをテレビで見ることになるなんて信じられない』、『マリアノ・ナザリオと首位だ』と大いに湧き上がりました。マリアノ自身も試合後、『これまで長い間苦しい時間を過ごしてきた。誰だって試合に出たいものだが、こうして新たに再スタートを切ることができた。これを継続してチームを最大限手助けしたい。ゴールを決めた瞬間には、少しばかりの怒りや感情が込もっていた』と熱く胸中を語りました。また、この活躍によってクラブは市場終盤において新たなFWの獲得予算を他の補強ポジションに回すことが可能になり、チームの移籍市場での戦略も一変させる大きなメッセージとなりました。(via ElDesmarque, Estadio Deportivo, Mundo Deportivo)

キケ・サンチェス・フローレス監督が語るマリアノの暗闇と賛辞

指揮官キケ・サンチェス・フローレス監督は、マリアノ・ディアスの劇的な大活躍を大絶賛しました。試合後のインタビューで監督は、『選手にとって最も重要なのは、プレーをしたいという強い意志と意欲を持つことだ。彼は身体的にも完全に準備が整っていた。フットボールにおいて過去は歴史であり、未来は未知。そして現在こそが贈り物だということを彼が理解すれば、自分自身の物語を新たに紡ぐことができるはずだ』と語りました。また、マリアノが過去に過ごした苦境に触れ、『マリアノ自身、非常に暗い闇を通り抜けてきたと確信している。私たちが耐えなければならなかった非常に停滞した活動のない12試合の期間を、彼も好んで過ごしたわけではない。彼に起こりうる多くの前向きな出来事を自ら掴み取ってほしい』と温かい言葉を贈りました。さらに、彼の持つ才能について、『もし万全な状態の最高のマリアノ・ディアスがいるならば、本来のアラベスの予算規模では彼をチームに置くことなど到底不可能だ。市場の限界を超えている。だが今ここに彼がいるのだから、その全力を引き出して素晴らしいパフォーマンスを発揮させたい。シーズンは非常に長いので、彼自身がこれからも挑み続ける必要がある』と、かつての逸材に対する手厚い信頼を語っています。(via ElDesmarque, Estadio Deportivo)

アンヘル・ペレスの交代を巡るキケ監督とのベンチでの衝突劇

完璧な大勝を収めたデポルティーボ・アラベスですが、ピッチ脇では緊迫した衝突も発生していました。右サイドハーフとして先発出場し、前半から右サイドを崩して決定機を演出していたアンヘル・ペレスですが、まだ試合が0-0の緊迫した状態だった65分にユシ・エンリケスとの交代を命じられました。アンヘルはこの交代に対して不満を露わにし、ベンチに戻る際に激しい怒りの態度を示しました。キケ・サンチェス・フローレス監督もこの抗議を許さず、ピッチサイドで彼に対して大声での強い叱責を飛ばす緊迫した衝突劇となりました。しかし、この一件は決してチームの和を乱すものではなく、監督は試合後に『あの衝突劇を経て、今日私は昨日よりもアンヘルのことが愛おしくなっている。すでに彼本人にもその気持ちは直接伝えてある』とコメントし、信頼関係がより強固になったことを明かしました。(via ElDesmarque, Estadio Deportivo)

キャプテンとして残留したアントニオ・ブランコの統率力と各選手の評価

この勝利の背景には、夏の移籍市場での噂を乗り越えてキャプテンとしてピッチに立ったアントニオ・ブランコのリーダーシップがありました。中盤を統率したブランコは、チームの心臓として、攻守において卓越した存在感を発揮しました。その他の選手たちのパフォーマンスも光り、ゴールキーパーのアントニオ・シベラはセーブ機会こそ少なかったものの、ハイボールの処理などで抜群の安定感を示してクリーンシートを達成。ディフェンスラインでは、昨季は出場機会に恵まれなかったフィンランド代表Ville Koskiが先発に抜擢され、素晴らしいクリアを連発。ジョニー・オットもベテランらしい冷静な対応でゴール前に鍵をかけました。先制点を決めたナウエル・テナグリアは、守備でも圧倒的な強さを見せただけでなく、攻撃時には相手のエネス・ウナルからボールを奪って得点へと繋げる最高のアクションを見せました。前線ではルーカス・ボイェがコンディション不良で100%ではなく、先発から外れたため、先発にはトニ・マルティネスとアイトール・マーニャスが起用され、泥臭くプレスをかけて貢献しました。(via ElDesmarque, Estadio Deportivo)

次節ラージョ・バジェカーノ戦の開催地を巡る深刻なスタジアム問題

開幕戦を白星で飾ったチームですが、早くも次節(8月20日木曜日21:00)の対戦相手であるラージョ・バジェカーノ戦に向けたスタジアム問題に巻き込まれています。ラージョは開幕戦を落としただけでなく、マドリード自治政府からのスタジアム使用権限の許可を巡るトラブルにより、次節のアラベス戦をホームのバジェカス・スタジアムで開催できるかが完全に不透明となっています。ラージョのマルティン・プレサ会長は、『水曜日の試合は絶対に Vallecas(バジェカス)で行いたい。月曜日に自治政府によるスタジアムの確認作業が行われる』として、ホーム開催に向けた執念を見せています。代替地としてブタルケ(レガネスのスタジアム)を使用する準備はできているものの、ラージョのサポーター連合や peña(サポータークラブ)は『情報開示が不透明であり、バジェカス以外でのホームゲームには一切出席しない』と声明を発表しており、サポーターとフロントの間の深刻な対立に発展しています。アラベスにとっては、アウェイ戦をどこで戦うのか、直前まで不透明な状況が続いています。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

ヘタフェ戦で完勝を収め、最高の開幕スタートを切ったデポルティーボ・アラベス。劇的な復活を遂げたマリアノ・ディアスの大活躍や、激しい競争の中でのキケ監督との衝突など、熱量あふれるピッチ内外のドラマが満載です。首位に躍り出た勢いそのままに、次節の開催地問題などの不確実性を乗り越え、さらなる飛躍が期待されます。