メトロポリターノに吹き荒れたブーイングの嵐!フリアン・アルバレスの「ロッカールーム直行」に隠された真実
今夏の移籍市場において、バルセロナへの移籍願望を公言し、ファンとの間に深い亀裂が生じていたフォワード、フリアン・アルバレス。今シーズン初の招集メンバー入り(ベンチスタート)を果たしたものの、メトロポリターノのサポーターが彼に下した審判は極めて過酷なものでした。
試合前のウォーミングアップで姿を見せた時から、スタンドからは激しい指笛が吹き荒れました。さらにスタジアムのメガホンで彼の名前が発表された瞬間、満員のメトロポリターノ全体から地鳴りのような凄まじい大ブーイングが沸き起こり、場内のBGMがかき消されるほどでした。後半66分にコケとの交代で彼がピッチに投入された際にも、再びスタンドからは容赦ない大ブーイングと、南スタンドのウルトラスを中心とした「あいつをさっさと追い出せ、今すぐに」という過激なチャント(Dile que se vaya, de una puta vez)が歌い継がれました。出場中も、彼がボールに触れるたびにブーイングが浴びせられるなど、終始きわめて張り詰めた空気の中でのプレーとなりました。
さらに大きな問題となったのは、試合終了直後の出来事です。アトレティコでは、試合後に選手全員がピッチ中央に集まり、ウルトラスの陣取る南スタンドをはじめとしてスタジアムを周回しながらファンに挨拶をするのが伝統となっています。しかし、チームメイトたちがスタンドへ向かう中、フリアンだけは輪に加わろうとせず、一人寂しくうつむきながらロッカールームへと直行しました。その際、トンネル付近のスタンドからアトレティコのマフラー(bufanda)が彼に向けて投げつけられましたが、彼は落ちてきたマフラーを一瞬見つめた後、それを避けて足早に立ち去りました。この一連の映像がDAZNなどのカメラに捉えられ、メディアやサポーターの間で「ファンへの不誠実な侮辱行為」「完全な関係崩壊」として大きな議論を巻き起こしました。
しかし、試合後の記者会見において、ディエゴ・シメオネ監督はこの「ロッカールーム直行」に隠された驚くべき真実を明かしました。これは選手個人のわがままによる行動ではなく、クラブが事前に下した絶対的な指示であったのです。シメオネ監督は次のように語りました。
『フリアンがファンへの挨拶に加わらなかったのは、彼自身の判断ではありません。クラブの広報担当やデレゲートたちが、彼とスタンドとの間でのこれ以上の無用な衝突や不快なトラブルを未然に防ぐために、試合終了と同時に速やかにロッカールームへ退避するよう彼に強く推奨し、指示したのです。クラブとして彼を過度な緊張から守るための予防的措置でした。私は自分の仕事、つまりアトレティコが勝つためにスポーツ面で最善を尽くすことに集中しなければなりません。タイトルを本気で獲得したいのであれば、我々は全員で一つにまとまり、フリアンのような極めて重要なフォワードを大切に守り、彼を最大限に輝かせなければならないのです』
また、キャプテンのヤン・オブラクも彼の状況について擁護するコメントを残しています。
『全員が団結しなければなりません。フリアンは今ここに、アトレティコというチームにいます。彼が我々の一員である限り、我々は全力で彼をサポートし、守り続けます。彼がどれほど素晴らしいクオリティを持っており、チームに何をもたらしてくれるかは全員がよく理解しています。決して誰にとっても居心地の良い状況ではありませんが、この問題が早く解決し、シーズン終了時にはみんなで笑って幸せになれることを心から願っています』
さらに、新加入のアレハンドロ・グリマルドやジュリアーノも『フリアンは信じられないほど素晴らしいストライカーであり、彼と一緒にプレーできるのは光栄だ』と、更衣室の全員が彼を全面的に支えていることを強調しました。(via SPORT)