FCバルセロナ/アイタナ・ボンマティが明かした「母親の苗字」を第1姓にした理由と1998年当時の法律改正劇
バロンドールを3年連続で受賞し、世界最高の女子フットボーラーとして君臨するFCバルセロナのアイタナ・ボンマティ。彼女のフルネームにおける第1姓「アイタナ・ボンマティ(アイタナ・ボンマティ)」は、実は父親ではなく母親の苗字です。現在スペインで約7,000人が共有するこの姓にまつわる家族の歴史と、スペインの法律を変えた両親の闘いが再び大きな反響を呼んでいます。
アイタナが誕生した1998年当時、スペイン民法第109条および戸籍法の旧規定では、生まれた子供の第1姓には必ず父親の苗字を冠することが法律で義務付けられていました。しかし、彼女の両親は社会に根強く残る男女不平等や家父長制的なルールに強い疑問を抱いており、父親の姓を無条件で優先する制度に納得がいきませんでした。そこで両親は行政の規定に抗い、母親の苗字であるアイタナ・ボンマティを第1姓として登録できるよう粘り強い運動と手続きを行いました。
両親をはじめとする市民たちの訴えが実を結び、アイタナが生まれた2年後の2000年、スペインの戸籍法が歴史的な改正を迎えました。これにより、父母が合意すれば子供の苗字の順番を自由に選べるようになったのです。アイタナは自身の根底にある家族の思いについて『私の両親は、この世界に存在する男尊女卑や不平等を少しでも変えたいと常に願っていた人たちでした。私が生まれた98年には父親の姓が強制されていましたが、両親が闘ってくれたおかげで2000年にルールが変わったのです』と語っています。ピッチ上で魅せる革新的なプレーだけでなく、その名前に込められたパイオニア精神と家族の情熱がファンの心を打っています。(via SPORT)
