カディスCF

開幕を4日後に控える中、イマノル・イディアケス監督が連盟への登録証への署名を拒否したため電撃解任されるという大波乱が起きた。監督は契約期間を2028年まで延長することを求めたが、クラブが成績不振時の解除条項を盛り込みたがり対立。プレシーズンでのラス・パルマス戦における消極的な内容や、カンテラーノ若手起用の是非を巡っても経営陣と激しい衝突があり、対立は修羅場と化した。後任にはアルバート・セラーデス新監督が2028年までの2年契約で就任し、火曜日の練習から指揮を執るが、この突然の就任劇にサポーターは猛反発。OBのダニ・グィザがSNSで『18,000人のソシオに対する敬意を少しは持て』と不満をぶちまけている。さらにクラブは、左サイドのアリバスが長期離脱となる恐れからマラガの Dani Sánchez 獲得を画策、またセルタの Manu Fernández 獲得を狙うが、セルタ側の国内レンタル上限のため契約解除以外の移籍手段がない状況。一方で、チーム最高給でありながら怪我で14試合欠場と低調だった Suso に対し、減給か退団を迫り対立が混迷している。(via Estadio Deportivo)

UDラス・パルマス

降格に伴い、Rubén de la Barrera新監督のもとでチームの再構築を進めている。日曜日、エスタディオ・グラン・カナリアでアルバセテとの開幕戦を迎えるが、予測データによると直接昇格20パーセント、プレーオフ進出46パーセントと昇格の最有力候補とされている。今季は「La quinta del Carranza」と呼ばれるカンテラの若手たち、すなわち Valentín Pezzolesi や Iván Medina、Rafa Cruz らが注目を一身に集めている。Pezzolesi には1000万ユーロの解除金が設定され、セグンダ出場で年俸は2万ユーロから一気に最低保障の9万8000ユーロへと跳ね上がる。プレシーズンでは CB の Álex Suárez と Herzog が好印象を残し、Pezzolesi と Marvin Park が両サイドバックを務めた。開幕戦の対戦相手アルバセテには、元ラス・パルマスの Rober González や Corpas などが加入しており、厳しい一戦が予想される。(via SPORT)

レアル・サラゴサ

Lalo Aranteguiスポーツディレクターは、Ibai Gómez監督が求める中央ディフェンダー、トップ下、ストライカーの3ポジションの補強を狙っている。特にストライカー候補には Jesús de Miguel や Joaquín Delgado、ハダースフィールド・タウンの Bojan Radulovic の名前が挙がっている。一方、CBでは Diego González を獲得しており、もう1名のCBを確保するまで Hugo Carrillo の放出をブロックしている。18歳カンテラの Iker Vadillo はトップチームの練習に帯同し頭角を現している。また、Adrián Liso が約300万ユーロの強制買取オプション付きレンタルでマジョルカに移籍合意。さらに、Pep Chavarría が Rayo から Chelsea に1900万ユーロで売却されたため、過去の契約に基づき10パーセントの売却益、約150万ユーロがサラゴサに入ることになった。(via SPORT)

レアル・オビエド

エジプト代表としても活躍したハッサンを、クラブ史上最高額となる最大1050万ユーロでセルティックへ売却することが決定。売却額の40パーセントにあたる280万ユーロは前所属ビジャレアルに支払われるが、オビエドにとっては新規登録選手のリーグ登録を一気に進めることができる巨大な資金確保となり、Julián Calero新監督の最大の懸念を完全に解消した。さらに、Celta からDFカルロス・ドミンゲスを今季終了までのレンタルで獲得。一方、Athletic から Unai Vencedor の獲得を狙っていたが、本人が1部リーグでのプレー、または海外からのオファーを拒んで1部クラブを待っているため、交渉は停滞している。(via ElDesmarque)

ジローナFC

今季2部リーグに降格した影響により、主力選手たちの高い給与を維持できず流出が続いている。ウクライナ代表MFツィガンコフについて、クラブは1000万から1500万ユーロを要求しており、Celta や Valencia が獲得を巡って探りを入れている。また、中盤のイバン・マルティンに対し、セビージャ、レイヨ・バジェカーノ、ラシン、ゲタフェ、パナシナイコス、トルコのクラブなどが熱視線を送っており、さらなる主力解体が進む見込みだ。(via Mundo Deportivo)

レバンテUD

Villarreal からアルゼンチン人MFチアゴ・フェルナンデスを今季終了までのレンタルで獲得した。昨季後半にはオビエドで16試合4アシストを記録した選手。レバンテは今夏、Enzo Bardeli、Aissa Mandi、Dani Requena、Hugo Sotelo、Yanis Musuayi に続く6人目の大補強となり、開幕に向けて順調に仕上がっている。一方で、昨季レンタルしていた Iker Losada はベティスに戻り、Pellegrini監督の構想外となったため、Rayo や Getafe への完全移籍を画策している。(via Estadio Deportivo)

FCアンドラ

Villarreal B からアルゼンチン人DFラウタロ・スパッツを獲得。スパッツはオーナーのジェラール・ピケ本人から直接スカウト電話があり『ハイラインで戦える理想的な戦術に君が必要だ』と熱心に説得され、憧れのピケからの誘いにより移籍を即決した。チームはDFの Gael Alonso が脛骨骨折で全治5ヶ月の長期離脱となったため、スパッツには土曜日にアウェイで行われるセウタとの開幕戦で、即座にカルレス・マンソ監督のハイラインシステムに入り、守備をリードする役割が期待されている。(via SPORT)

コルドバCF

日曜日19:00にアウェイで行われるブルゴスとの開幕戦に向け、イバン・アニア監督就任から3シーズン連続で開幕戦勝利なしという不名誉なジンクスの打破に燃えている。アニア体制1年目のイビサ戦での2-3、2年目のミランダでの0-1、3年目のヒホンでの2-1の敗戦と続く。キャプテンのアルバランは『勝点3を取り、開幕戦のジンクスを変える時だ』と強い覚悟を語る。コルドバのセグンダ開幕戦の通算成績も3勝8分け7敗と低迷しており、最後の勝利は2013-14シーズン、ポフェラディーナ戦での Strahman の劇的ゴールまで遡る。(via SPORT)

CDカステリョン

中心選手である Diego Barri との契約を2028年6月30日まで延長。昨季は41試合に出場し4ゴール3アシスト、キーパス21回、パス試行1642回、タックル92回、インターセプト29回を記録。バッリは『1日目からとても居心地が良い場所にいられて贅沢。今週金曜日のレアル・ソシエダBとの開幕戦に向け、非常に勇敢に戦う』と意気込む。チームは今夏11人を補強したものの、新戦力でスタメン候補は Álvaro Martín と Iñigo Córdoba のみ。なお、第3節アウェイの Celta Fortuna 戦は、バライードスのピッチが深刻な菌類感染問題に見舞われているため、Celta の練習場「Cidade Deportiva Afouteza」に変更される危険性がある。(via SPORT)

テネリフェ

Manu Guillスポーツディレクターは、Álvaro Cervera監督が熱望するストライカーの確保を最優先に市場を動いている。現在、急遽浮上したのが Luis Ezequiel Chimy Ávila。ベティスが契約解除オプションを行使したためフリーエージェントとなっており、テネリフェが Sporting とともに獲得を検討。ただし、彼のサラリーがチームの厳しい上限に抵触するため、交渉は経済的なアプローチで苦戦を強いられている。(via SPORT)

【本日の総括】

LALIGA Hypermotionは、ラス・パルマスやジローナの降格に伴う主力売却やカディスにおける監督電撃解任、レアル・オビエドによるハッサンの売却完了と、開幕を前にピッチ外で極めて激しいマネジメント戦争が展開されています。各クラブともに限られた予算とサラリー制限の枠内で、新シーズンの勢力図を巡り最後の駆け引きに余念がありません。