アルセン・ザハリャンの激怒と途中退席

エスパニョール戦で勝利を収めた試合終盤、サイドライン際で緊迫した不穏な空気が漂いました。

事件が起きたのは後半87分、チームが5人目の最後の交代枠の準備を進めていた時間帯です。タッチライン際では、怪我から復帰したばかりのジョン・ゴロチャテギや、ロシア代表MFアルセン・ザハリャン、その他の選手たちが交代に備えてウォーミングアップを続けていました。

当時、エスパニョールが攻勢を強めており、守備を固めて試合を終わらせる必要があったペレグリーノ・マタラッツォ監督は、中盤のプロテクト役に適した守備的MFのゴロチャテギをピッチに送り出すことを決断します。監督はすでに、後半の早い段階からタケ・クボやヤンゲル、若手マルシャルといったさまざまな特徴を持つ交代選手を順次ピッチに送り込んでおり、最後の1枠を誰にするかという選択でした。

この決定により自身がピッチに立つ可能性が消滅したことを悟ったザハリャンは、激しい怒りを爆発させました。フィジカルコーチに対して乱暴な態度で不満の言葉をぶつけると、練習用のビブスをベンチエリアに向けて激しく投げ捨て、試合終了のホイッスルを待つことなくそのままロッカールームへと繋がるトンネルへ直行してしまいました。

ザハリャンはプレシーズンで最も輝きを放った一人でありながら、サン・セバスティアンでの立場は依然として不透明なままです。かつてチェルシーやアヤックスといったヨーロッパの強豪が争奪戦を展開し、1200万ユーロの移籍金を支払って獲得した期待のトップ下ですが、加入4シーズン目を迎えてもそのポテンシャルを完全に発揮できているとは言えません。チーム内での激しい競争に晒され、出場機会が限定されていることにフラストレーションを募らせている様子が浮き彫りになりました。

ザハリャンは直前のインタビューで『ソシエダから離れたくはない。けれど、自分のクオリティをピッチの上でしっかりと証明しなければならないんだ』と自己批判を交えつつチームへの忠誠を語っていましたが、今回の不満行動は首脳陣やチームに一石を投じる形となりました。

(via DiarioVasco, Mundo Deportivo)

エクトル・フォルトが初練習を開始

バルセロナからの完全移籍が発表されたばかりの期待の若手DFエクトル・フォルトが、新天地での一歩を踏み出しました。

8月30日、フォルトはソシエダの選手として最初の日を迎え、練習場であるズビエタに姿を現しました。午前中に行われたトレーニングでは、新しいチームメイトたちと笑顔で対面し、ペレグリーノ・マタラッツォ監督の直接の指揮のもとで初めての全体練習を消化しました。

今後のスケジュールとして、チームは翌月曜日が完全な休養日となります。そのため、フォルトがチームに早く適応し、戦術を浸透させるための調整期間は「4日間」となります。

フォルトのデビュー戦として期待されるのは、ホームのアノエタで開催されるセルタ戦です。この試合はスペイン時間木曜日の21時にキックオフされる予定です。本来であればラ・リーガ第6節のカードですが、ヨーロッパリーグのグループステージ日程との重複を避けるために前倒しで開催されることになっています。この前倒し日程を活かして、フォルトがソシエダの青白のユニフォームを着てファンにお披露目される可能性が高まっています。

(via MARCA)

【本日の総括】

エスパニョール戦の勝利の余韻が残る中、ザハリャンの怒りのロッカールーム直行という不穏なニュースが飛び込んできました。しかし一方で、新加入エクトル・フォルトがズビエタでの初練習を開始し、木曜日のセルタ戦での早期デビューに向けた期待が膨らむなど、ピッチ外でも激しい動きが続いています。