佐藤龍之介の崖っぷちと1月放出論

バレンシアCFにおける佐藤龍之介の置かれた立ち位置が、極めて不透明かつ厳しい局面を迎えています。日本代表の最新招集リストから落選しただけでなく、クラブのトップチームにおいても全く出場機会を得られていません。カルロス・コルベラン前監督がクラブを去って以降、実に50日間にわたって1分もピッチに立てていないという苦難の日々が続いています。

監督交代劇を経ても彼の状況は好転していません。オスカル・サンチェス暫定監督が指揮を執った際も、他のカンテラ(下部組織)出身選手が優先的に起用され、佐藤龍之介は出番を待ち続けるしかありませんでした。さらにハビエル・アギーレ新監督が就任してからも、出場機会は訪れていません。

佐藤自身も手をこまねいていたわけではありません。アギーレ新監督にアピールするため、前回の日本代表合宿から早期離脱を決断。一刻も早くバレンシアへ戻り、全体練習に加わることで新指揮官に自身の特長を知ってもらおうと格別の努力を傾けていました。しかし、その前向きな決断と姿勢も報われることはなく、アギーレ監督からこれまで1秒のプレイ時間も与えられていません。

遠く離れた異国の地で、試合出場も代表招集もないまま過ごす現状は極めて深刻です。スポーツ・ディレクター(SD)を務めるブラウリオ・バスケスにとっても、Bチーム登録とはいえ400万ユーロ(約6億4000万円)もの市場価値を持つ有望な資産をベンチ外や控えのまま放置しておくことは、クラブ経営上決して許容できるものではありません。冬の移籍市場が開くまで残り2ヶ月となった現在、1月における佐藤龍之介の退団やレンタル移籍という選択肢は非常に現実的なものとして浮上しています。(via ElDesmarque)