オサスナ戦で1-0の惜敗、不可解な判定の数々にボルダラス監督が激怒

ラ・リーガ第3節のオサスナ戦が敵地エル・サダールで行われ、ヘタフェは0-1で手痛い敗戦をキープしました。試合は終始、両チームが激しくぶつかり合う緊迫した展開となりましたが、前半終了間際に試合を決定づける判定が下されました。コーナーキックの競り合いの中で、ジェネが相手FWのブディミルを引っ張ったとして、VARによる検証の末にペナルティキックが宣告されたのです。これをブディミルに決められ、前半の終了間際に先制を許しました。

この判定を含め、開幕からの3試合で課された数々の厳しい判定に対し、ホセ・ボルダラス監督は試合後の記者会見で怒りを爆発させました。

『ここまでリーグ戦を3試合戦ってきたが、そのすべてが細かなジャッジによって決定づけられている。初戦では非常に厳しい退場処分を受け、2戦目も不可解なPK、そして今日も極めて厳しいPKだ。そもそも今日のPKの前に、ジェネがファウルを受けていた。私たちに対する扱いが他と異なるのは、誰の目にも明らかな事実だ。この不当な扱いについて、皆さんに判断してほしい』と主張しました。

さらに指揮官は、遅延防止の新ルール適用についても強い疑問を呈しています。

『私たちがスローインやゴールキックを行おうとすると、審判は指を折って秒数を数えるが、オサスナの選手が同じことをしても全く数えられなかった。時間稼ぎを防ぐ新しい規則を適用するのであれば、それはヘタフェだけでなくすべてのチームに対して公平に行うべきだ。どうか敬意を払ってほしい。私たちは誠実に仕事を続けている。プロフェッショナルを自負するのであれば、すべてのクラブを同じように扱うべきだ』と訴えました。

また、守護神のデイヴィッド・ソリアも試合後のインタビューで悔しさを語っています。

『今回の敗戦はフェアだとは思えない。引き分けがもっとも妥当な結果だったはずだ。判定に関しては、どこで試合が行われ、誰が笛を吹くかによってすべてが変わってしまう。結局のところ、常にそこに議論と不満が残るのが現状だ』と胸の内を明かしました。

(via ElDesmarque)

守護神デイヴィッド・ソリアが193試合連続先発の歴史的偉業を達成、クラブ最高栄誉の授与へ

オサスナ戦でゴールマウスを守ったデイヴィッド・ソリアが、ラ・リーガにおける偉大な記録を樹立しました。この試合で先発フル出場を果たしたソリアは、ラ・リーガ・プリメーラ・ディビシオン(1部リーグ)史上最多となる193試合連続先発出場という大記録を達成しました。これまで元レアル・ソシエダの伝説的選手であるフアン・アントニオ・ララニャガが保持していた192試合という記録を塗り替え、ついに単独での歴代最多記録保持者となりました。

この驚異的な道のりは、2021年8月13日にバレンシアの本拠地メスタージャで行われた開幕戦からスタートしました。それから5年以上の年月が経過する中で、ソリアは怪我、出場停止、あるいは監督の技術的判断によるベンチスタートを一度も経験することなく、ヘタフェの絶対的な守護神として毎試合ゴールを守り続けてきたのです。

この記念すべき日に先立ち、クラブのアンヘル・トーレス会長は、ソリアに対する特別な功労表彰を行うことを発表しました。

『ソリアに対し、クラブとしての最高栄誉である金とダイヤモンドの記章を授与することを理事会で正式に承認した。私たちは最近、彼がここヘタフェでキャリアを終えて引退できるように4年間の契約更新を行った。彼はこのクラブを心から愛し、非常に満足している』と明かしました。

さらに会長は、ソリアが長年にわたりスペイン代表に一度も招集されていない現状について不満をこぼし、

『ピッチ上でのパフォーマンスや、ピッチ外での人柄を見ても、彼は代表チームに呼ばれるに十分ふさわしい資質を備えている。これほど高い安定感を持ったゴールキーパーはそういない』と彼の存在を称賛しました。

指揮官のボルダラス監督もソリアのプロフェッショナリズムを熱く称えています。

『この記録を達成したことそのものが、彼の高い実力、責任感、精度、そして誠実な取り組みの何よりの証明だ。これほど長く出場し続けるという記録は、今後そう簡単に破られることはない。彼は本当に素晴らしいプロであり、人間的にも、またチームメイトとしても最高の一言に尽きる。彼の偉業を心から喜んでいる』と祝福しました。

(via Mundo Deportivo)

エネス・ウナルの幻の同点弾、彼を息子と慕う会長の深い愛情と期待

オサスナ戦の後半53分、ヘタフェに決定的な同点ゴールが生まれるシーンがありました。右サイドを鮮やかに突破したアンドレス・ガルシアが低いクロスを送ると、これに反応したエネス・ウナルが右足で合わせ、鮮やかにゴールネットを揺らしました。しかし、VARのレビューの結果、ウナルがパスを受ける瞬間にわずかにオフサイドラインを越えていたことが確認され、ゴールは無効となりました。もしこのゴールが認められていれば、ウナルにとって長期負傷からの復帰後わずか4試合で4ゴールという驚異的なハイペースを記録する瞬間でした。

試合前、アンヘル・トーレス会長は、ウナルのチームへの復帰劇について、並外れた愛情を込めてこう振り返っています。

『彼が以前にクラブを離れることになったとき、ちょうど膝の十字靭帯を断裂したばかりで、本当に多くの苦しみと悲しみを抱えながらチームを去っていった。私は彼のことを本当の息子のように愛している。だからこそ、彼の復帰の可能性が浮上した瞬間、一切の迷いなく獲得を決断した』と、彼に対する深い信頼を明かしました。

(via Estadio Deportivo)

移籍市場最終日に向けてアタッカー獲得を模索、フアン・ベロカルはマラガ完全移籍へ

ヘタフェは、移籍市場のデッドラインデーに向けて非常に慌ただしい局面を迎えています。ホセ・ボルダラス監督は、3つの大会(ラ・リーガ、コパ・デル・レイ、カンファレンスリーグ)を同時に戦い抜くための現在のスクアッドについて、明確な選手不足の危機感を露わにしています。

『あと数時間のうちに、私たちの戦力を補強してくれる新しい選手たちが到着することを切実に願っている。現状のメンバーはあまりにも少なすぎて、試合終盤の疲労困憊した様子を見れば選手層の薄さは誰の目にも明らかだ』と会見で補強の重要性を訴えました。特にチームは、リーグ戦とカンファレンスリーグの過酷な連戦をほぼ固定されたメンバーで戦い抜いており、選手たちの肉体的な消耗は限界に達しつつあります。

現在、フロント陣は少なくとも1名のアタッカーの獲得を目標に進めており、レアル・サラゴサのフォワードであるイバン・アソンがその最有力ターゲットとして浮上しています。さらに、マンガラ、フランチョ、テラッツ、さらに新たに加わったグデリらの中盤をサポートできるミッドフィルダー、そしてディフェンスラインの層を厚くできる守備的な選手の確保にも奔走しています。

その一方で、選手構成を最適化するための人員整理も大詰めを迎えています。イヴァン・ネイウの移籍に向けた交渉が進められているほか、センターバックのフアン・ベロカルが、ラ・リーガ・プリメーラのライバルであるマラガCFへ完全移籍することがほぼ合意に達しました。ベロカルはアトランタ・ユナイテッドへのレンタルから復帰したもののヘタフェでの出場機会を失っており、クラブとの契約が1年残っていましたが、ディフェンス陣の負傷者に悩むマラガの補強要請に応える形で完全移籍することになりました。すでに契約の合意は完了しており、あとは正式署名を残すのみとなっています。

(via MARCA)

欧州の舞台へ挑むヘタフェ、会長アンヘル・トーレスが語る現実的なビジョン

カンファレンスリーグのリーグフェーズ進出を勝ち取り、再びヨーロッパの舞台での戦いに足を踏い入れるヘタフェですが、アンヘル・トーレス会長は興奮を抑え、冷静な態度でクラブの未来を見据えています。会長はクラブの現状と目標について、これまでの歴史を振り返りながら堅実なビジョンを示しました。

『プリメーラで通算22年間戦い続けてきた私たちのクラブにとって、4年、5年、あるいは6年のサイクルで国王杯の決勝に進出したり、ヨーロッパのコンペティションの出場権を獲得できるというのは、プロジェクトの推進力として本当に素晴らしく、価値あることだ』と評価しました。

しかしその一方で、ラ・リーガが持つ過酷な現実についての警鐘も鳴らしています。

『今のヘタフェのチームは非常に高いレベルでまとまっていると確信しているが、一歩間違えれば、フットボールの世界では一瞬でどん底へ転落してしまうリスクがある。常に気を引き締めて、冷静に足元を見つめ続けなければならない』と述べ、ヨーロッパでの戦いに目を奪われて、本業であるラ・リーガでの足元が疎かになることを警戒し、選手やファンに団結と謙虚さを求めました。

(via Estadio Deportivo)

アンドレス・ガルシアの負傷退場と新戦力ネマニャ・グデリのデビュー

オサスナ戦では、今後の戦力を左右する新戦力のデビューと、主力選手の負傷交代という重要な出来事がありました。ヘタフェの右サイドで攻撃の起点となっていたアンドレス・ガルシアは、後半に大腿四頭筋を痛めてピッチに倒れ込み、自力での歩行が不可能な状態となり治療を受けました。そのままリスコとの交代を余儀なくされたガルシアの状態について、ボルダラス監督は次のように説明しています。

『唯一、今後の離脱が懸念されるのは、負傷によってピッチを去らなければならなかったアンドレス・ガルシアだ。何とか大事に至らず、軽傷であることを願うばかりだ。彼以外の選手たちに関しては、この過密日程の中で生じた通常通りの疲労の範疇に収まっている』と明かしました。

その一方で、セビージャからフリーでヘタフェに加入することが決定したばかりのベテランMF、ネマニャ・グデリがさっそくベンチ入りを果たし、後半にフランチョ・セラーノに代わって投入され待望のデビューを飾りました。中盤の底に入ったグデリは、正確なパス配給でチームに落ち着きをもたらしただけでなく、試合終了間際には前線へ素晴らしいロングボールを供給し、ザイド・ロメロの決定的なヘディングシュートのチャンスを創出するなど、早くもその圧倒的なクオリティと存在感を示しました。

(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

オサスナ戦は前半終了間際の厳しいペナルティキックに泣き、1-0での悔しい敗戦となりました。判定への不満やアンドレス・ガルシアの負傷交代という影があったものの、デイヴィッド・ソリアの193試合連続先発という前人未到の記録達成、さらには新加入グデリのデビューなど、今後に向けた明るい話題も散りばめられています。移籍市場の最終日に向けてアタッカーなどの補強を目指しつつ、欧州の戦いに向けた歩みを進めていきます。