伝説のFWアルフォンソ氏が語る30年前の金字塔とペジェグリーニ・ベティスへの賛辞
今シーズンは、ベティスの伝説的ストライカーであるアルフォンソ・ペレス・ムニョス氏が、1996-97シーズンにラ・リーガで1シーズン25ゴール(公式戦通算27ゴール)というクラブ最多得点記録を打ち立ててからちょうど30周年という節目の年にあたります。それ以降、リカルド・オリベイラ氏(2004-05シーズンに22ゴール)やルベン・カストロ氏(2部で27ゴールおよび31ゴールを記録するも1部では19ゴール)など高名なストライカーたちが挑んできたものの、未だにこの記録を破る者は現れていません。
「白いスパイクの魔術師」と称されたアルフォンソ氏は独占インタビューに応じ、自身の記録と現代のベティスについて熱く語りました。
いつか自身の記録が破られることを切望し、次のように語っています。
『いつか私の記録を更新する選手が現れるでしょうし、それはベティスにとって多くのゴールと勝利をもたらすことを意味するので素晴らしいニュースになります。ゴールは勝点と勝利に直結します。記録は破られるためにあるものですから、一刻も早く私の記録を超える選手が現れることを心から願っています』
また、バルセロナのロナウド氏と激しいピチーチ(最多得点王)争いを繰り広げた1996-97シーズンを振り返り、
『当時のリーグは22チーム制で42試合ありました。クリスティアーノ・ロナウドとのタイトル争いは本当に熾烈で、一時は彼に肉薄しました。彼は追いつかれまいとPKを含めてあらゆる場面でシュートを打ってきましたが、あのバルセロナのクリスティアーノ・ロナウドを超えるのは実質的に不可能でしたね。それでも個人としては放ったシュートの多くが得点になる幸運なシーズンでした』と懐かしみました。
さらに欧州大会での得点記録(アルフォンソ氏は8ゴール、後にバカンブ氏が9ゴールで更新し、現在はアブデ氏が12ゴール、アントニー氏が10ゴールで記録更新中)についても触れ、
『ベティスは最高のチームであり、最高峰のCLで戦っています。素晴らしい指導者と質の高い選手が揃っているのですから、私の記録が次々と塗り替えられていくのは当然の帰結です』と称賛しました。
ロレンソ・セラ・フェレール元監督とペジェグリーニ監督の比較や、現代サッカーへの羨望については次のように分析しています。
『30年前のサッカーは走り込み中心のフィジカル重視で、履いていたスパイクも宇宙飛行士の靴のように重かったものです。しかし現代サッカーはボールを使ったポゼッション、ネガティブトランジション、ビルドアップが徹底されています。私自身、中盤まで降りて組み立てに参加したりスペースを作ったりするプレースタイルだったので、今のペジェグリーニ監督が展開する美しく攻撃的なサッカーの中でプレーしてみたかったですね。トロイ・パロットやクチョのようなFWにとっても、イスコやセバジョスの優秀なラストパスが供給される現在の環境はストライカー冥利に尽きるはずです』と熱弁しました。 (via Estadio Deportivo)