レアル・スポルティング

アルバセテ戦では個々の選手が繰り広げたドラマチックなストーリーが反響を呼んでいる。特にホームのサポーターの視線を集めたのが下部組織出身の左バック、パブロ・ガルシアだ。70分にエノル・プレンデスとの交代で投入されたパブロ・ガルシアだったが、15分後に自陣エリア内で相手FWバジェホに競り負けて痛恨の同点ゴールを許し、一時「ヴィラン(悪役)」として批判の的に晒された。しかし、そのわずか数分後のアディショナルタイム、左足から完璧なクロスを供給して決勝ゴールをアシストし、一瞬にして自身を救う「ヒーロー」へと返り咲いた。 (via SPORT)

その完璧なクロスをヘディングで叩き込み、勝利の立役者となったのがセサル・ヘラベルトだ。今夏の新体制やシステムへの適応に苦しんでいたヘラベルトにとって、これが今季10試合目にして嬉しい初ゴールとなった。さらに、試合の先制点を挙げたアルゼンチン人FWアレーホ・サルコも強烈な印象を残した。自らボールを奪い取って攻撃を仕掛けると、ヘラベルトとコレデラによる芸術的な連続ヒールパスを受け、鮮やかな左足のシュートでネットを揺らした。得点後、サルコはユニフォームをめくり『Los tiempos de Dios son perfectos(神のタイミングは完璧だ)』と書かれたシャツを披露し、自身とチームの復活を神に感謝した。 (via SPORT)

コルドバCF

開幕から9試合連続で失点を重ね、リーグ最多失点という不名誉な課題を抱えていたコルドバCFが、敵地ブタルケでのCDレガネス戦(1-0勝利)で劇的な守備改革に成功し、今季初となる無失点(クリーンシート)を達成した。イバン・アニア監督は、前節までスタメンを組んでいたルベン・アルベスとネルソン・モンテのCBコンビを、怪我等のアクシデントがないにもかかわらず完全な戦術的理由でベンチに下げるという大ナタを振るった。特に開幕から全試合先発を続けていた主力ルーベン・アルベスの欠場は大きな驚きをもって受け止められた。 (via SPORT / AS)

この決断の背景には、アニア監督が抱いていた「ハイラインで前方にプレスをかける戦術に対して、従来のCB陣ではスピード不足から背後のスペースを突かれる」という強い危機感があった。そこでアニア監督は、控えに回っていたアレックス・マルティンとフアン・グティエレスの俊足CBコンビを初抜擢した。特にアレックス・マルティンは9月にチーム最速となる時速34.27kmのトップスピードを記録した俊足であり、この起用が見事に的中。相手の俊足FWパトリック・ソコや、途中出場したアルバロ・モラタを完封してみせた。さらに、チームに勝ち点3をもたらしたのがアスレティック・ビルバオからのレンタル生である22歳のMFエデル・ガルシアだ。82分に強力なミドルシュートを叩き込んで今季3点目を挙げたエデル・ガルシアは『チーム全員が助け合い、無失点を達成できて勝ち点3を得られたことが本当に嬉しい』と喜びを語り、アニア監督も『シュート20本を浴びせ、勝利に値したのは我々だ』と胸を張った。 (via SPORT / AS)