新監督エディン・テルジッチの就任と新シーズンの展望

アスレティック・ビルバオの新たな指揮官としてエディン・テルジッチ監督が就任し、いよいよ新体制が始動します。テルジッチ監督は1週間後には選手たちとともにトレーニンググラウンドに立ち、本格的なチーム作りに着手する予定です。

新シーズンに向け、ラ・リーガで安定した成績を残すことはもちろんのこと、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)でもサポーターを満足させる結果を残すことがチームの明確な目標として掲げられています。

また、レアル・ソシエダを率いるペジェグリーノ・マタラッツォ監督とは、ドイツ・ブンデスリーガ時代にベンチを共にした時期からの旧知の仲であり、非常に良好な関係を築いています。ラ・リーガの舞台で両者が監督として激突する前に、今夏開催されるエウスカル・エリア・コパ(バスク杯)の決勝戦で初めて顔を合わせることになります。(via MARCA)

ニコ・ウィリアムズの負傷と指揮官によるメンタルケア

アメリカ、メキシコ、カナダで共同開催されているワールドカップのグループステージ最終節ウルグアイ戦において、スペイン代表として出場していたニコ・ウィリアムズが相手選手からの激しいタックルを受け、負傷するアクシデントが発生しました。

メディカルレポートの結果、右内転筋の中程度の筋肉損傷と診断されています。骨折などの最悪の事態は免れたものの、回復の経過次第で今後の出場可否が決まる状態であり、ラウンド32のオーストリア戦、さらにはその後の試合の欠場も濃厚となっています。なお、大会規定により、初戦開始の24時間前を過ぎているため、負傷による代替選手の招集は認められていません。

大会絶望の恐怖に直面したニコ・ウィリアムズは、自身のSNSで『自分の人生で最悪の日の一つ』と感情的なメッセージを投稿し、深い悲しみを露わにしました。

この投稿を見たスペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、すぐさま彼の元へ向かい、直接プライベートな対話の場を持ちました。デ・ラ・フエンテ監督はその時の状況について、次のように明かしています。

『今彼と話せば、誰もが経験しうるあの落ち込んだ瞬間の言葉とは全く違うことを言うはずだ。それは人間として当然のことだ。私はSNSをやっていないので他の人にその投稿を見せてもらい、すぐに動いた。私たちが愛し、助けなければならない一人の人間の振る舞いや機能に影響を与えかねない状況だったからだ』

『私はすぐに彼と話し、この状況に対する私の考えを伝えた。サッカー選手が弱気になった時、時にはこうした事態にも立ち向かう準備ができているのだと思い出させる必要がある。その結果、彼の態度は完全に前向きに変わった』

監督の迅速なメンタルケアにより、ニコ・ウィリアムズはショックから立ち直り、現在はピッチへの復帰を目標に前を向いています。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)

フレン・アギレサバラのローン復帰

バレンシアCFへ期限付き移籍に出されていたGKのフレン・アギレサバラが、ローン期間を満了してアスレティック・ビルバオに復帰します。バレンシアでの1年間は幾度となく怪我に悩まされる苦しいシーズンとなり、特に後半戦は戦線離脱を余儀なくされ、出場機会を得ることができませんでした。新シーズンは古巣で再びポジション争いに挑むことになります。(via SPORT)

2026-2027シーズン ラ・リーガの主要試合日程

新シーズンのラ・リーガの日程が確定し、アスレティック・ビルバオの1年間の戦いの軌跡が明らかになりました。

開幕戦となる第1節は、アウェイのスポティファイ・カンプ・ノウで王者FCバルセロナと激突します。試合は8月15日または16日に予定されていますが、ワールドカップの進行状況によって延期される可能性があります。アスレティックはスペイン代表に3選手、ガーナ代表にイニャキ・ウィリアムズを輩出しており、彼らが準決勝以降まで勝ち進んだ場合、規定の休暇とプレシーズン期間を確保するため、開幕戦が8月25日または26日に変更されます。ホームでのバルセロナ戦(第26節)は2月27日または28日に行われます。

最大の注目カードであるレアル・ソシエダとのバスクダービーは、第11節(11月1日)にホームのサン・マメスで、第34節(5月2日)にアウェイのレアレ・アレーナで開催されます。

サン・マメスでのビッグマッチとしては、12月にレアル・マドリードを迎え撃つ予定です。また、移動距離が短くサポーターが訪れやすいアウェイ遠征として、12月にデポルティボ・ラ・コルーニャ戦(リアソール)、1月にはラシン・サンタンデール戦(エル・サルディネロ)が組まれています。

その他の主要な対戦日程は以下の通りです。

・第2節(8月23日):セビージャFC(ホーム)

・第9節(10月18日):バレンシアCF(アウェイ)

・第14節(11月29日):マラガCF(アウェイ)

・第17節(12月20日):レアル・ベティス(ホーム)

・第22節(1月31日):セビージャFC(アウェイ)

・第28節(3月14日):バレンシアCF(ホーム)

・第31節(4月11日):ビジャレアルCF(アウェイ)

・第32節(4月18日):レアル・ベティス(アウェイ)

特筆すべき点として、第31節のビジャレアル戦(エスタディオ・デ・ラ・セラミカ)は、クラシックなユニフォームや昔ながらの演出が行われる特別企画「レトロ節(Jornada Retro)」として開催され、歴史的な雰囲気に包まれた一戦となります。

そしてシーズンの最終戦となる第38節(5月30日)は、ホームのサン・マメスにラージョ・バジェカーノを迎え、サポーターの前で1年を締めくくります。(via MARCA / ElDesmarque / SPORT / Estadio Deportivo / Mundo Deportivo / Esport3)

Bチーム(ビルバオ・アスレティック)のプリメーラRFEF日程

Bチームであるビルバオ・アスレティックは、2026-2027シーズンのプリメーラRFEF・グループIで戦います。今季の対戦相手にはデポルティボ・ラ・コルーニャのBチームであるファブリルなどが含まれています。ファブリルとは、第1クールの序盤にホームで、第2クールの序盤にアウェイで対戦することが決まっており、若手選手たちにとって重要な実戦経験の場となります。(via SPORT)

【本日の総括】

エディン・テルジッチ新監督のもとで始動するアスレティック・ビルバオは、W杯で負傷したニコ・ウィリアムズの状況やアギレサバラの復帰など、ピッチ内外で様々な動きを見せています。開幕のバルセロナ戦や熱いバスクダービー、そしてレトロ節など、新シーズンも非常に見どころの多い1年となりそうです。