マジョルカのセグンダ降格とクラブの現状
今シーズンのRCDマジョルカは、スポーツ面およびロッカールーム内外での問題が積み重なり、痛ましいセグンダ・ディビシオン(2部)への降格という結果でシーズンを終えました。これによりクラブは、1年でのプリメーラ(1部)復帰を目指す新プロジェクトの構築を迫られています。セグンダでは高額な人件費を維持できないため、クラブは高年俸選手の放出を急いでおり、ヴェダト・ムリキ、パブロ・マフェオ、クライル・ラリンら主力3選手の売却だけで約1100万ユーロの人件費を削減し、同時に約1800万ユーロの移籍金収入を手にすることになります。現在チームを指揮するマルティン・デミチェリス監督とパブロ・オルテイスSD(スポーツディレクター)は、来季の過酷なリーグ戦を戦い抜くためのスカッド再編に尽力しています。なお、浅野拓磨など日本人選手に関する新たなトピックは本日は確認されていません。 (via SPORT / Estadio Deportivo)
ヴェダト・ムリキ、フェネルバフチェ移籍で完全合意
今季のラ・リーガでキリアン・エムバペに次ぐ得点ランキング2位という輝かしい成績を残した大黒柱のヴェダト・ムリキですが、マジョルカでのステージは最終局面に突入しています。セグンダに降格したクラブは彼の年俸400万ユーロを支払うことができず、放出は避けられない状況です。移籍先はトルコのフェネルバフチェが濃厚で、マジョルカのパブロ・オルテイスSDとフェネルバフチェのアジズ・ユルドゥルム新会長との間で完全な合意に達しました。当初マジョルカは1800万から2000万ユーロを要求していましたが、最終的に約1550万ユーロでの決着となります。ただし、ムリキの保有権の100%はマジョルカにあるものの、以前所属していたラツィオが将来の移籍金から得られる売却益の45%を受け取る権利を持っているため、ソン・モイシュの金庫に実際に入る額は約1200万ユーロとなる見込みです。ムリキ自身もトルコに家族が住んでおり、古巣への復帰を熱望していました。 (via SPORT / Estadio Deportivo)
サム・コスタにベンフィカから巨額オファー
ワールドカップに出場するポルトガル代表にも選出されているサム・コスタに対して、母国の強豪ベンフィカから巨額のオファーが舞い込んでいます。ベンフィカが提示した金額は2500万ユーロで、これはマジョルカが設定していた2000万ユーロの移籍金を大きく上回る条件です。クラブにとっては財政問題を一気に解決しうる非常に魅力的なオファーですが、現時点で正式な合意には至っていません。その最大の理由は選手本人の意向にあり、サム・コスタは現在ポルトガル代表でのワールドカップの戦いに完全に集中しており、移籍に関する話し合いを今は行いたくないという姿勢を貫いています。 (via Estadio Deportivo)
パブロ・マフェオ、オリンピアコスへ売却
右サイドバックのパブロ・マフェオは、ギリシャのオリンピアコスへの移籍が決定的となりました。バレンシアも彼の獲得に興味を示していましたが、ホセ・ルイス・メンディリバル監督率いるオリンピアコスが争奪戦を制しました。移籍金は300万ユーロとなる見込みで、これはクラブが期待していた額よりも低く、主力売却の中では最も実入りが少ない取引となります。しかしマジョルカは早急な現金化を必要としており、さらに彼に支払っていた純額132万ユーロの年俸を節約できるメリットを優先して原則合意に至りました。2027年まで契約を残していたマフェオですが、今売却しなければ来季フリーで退団されるリスクもあったため、クラブとしては妥当な判断を下したと言えます。 (via SPORT / Estadio Deportivo / ElDesmarque)
クライル・ラリン、サウサンプトンへ完全移籍
カナダ代表FWのクライル・ラリンは、マジョルカを去りイングランドのサウサンプトンへ完全移籍することが発表されました。昨季の後半戦ですでにサウサンプトンでプレーしていたラリンは、そのままイングランドに留まることになります。移籍金は約300万ユーロです。彼はマルティン・デミチェリス監督およびパブロ・オルテイスSDの来季の構想から完全に外れていたため、スムーズに放出が進められました。 (via SPORT)
パブロ・トーレの去就と厳しいシーズン
パブロ・トーレにとってマジョルカでのシーズンは、まさに光と影が交錯する厳しいものでした。加入当初はスタメンに定着するまでに時間がかかり、チームもスポーツ面やロッカールーム内の問題に悩まされ、最終的にセグンダ降格という痛ましい結果に終わりました。現在、彼は島に残ってプリメーラへの昇格を目指す中心選手となるか、それとも新たな挑戦を求めて移籍するかの岐路に立たされています。マジョルカとしては、彼を売却して資金を調達する選択肢も持っています。現在彼の評価額は500万ユーロとされており、バルセロナ在籍時に付けられていた600万ユーロからは価値が下落している状況です。 (via SPORT)
アレックス・アレグリアの過去のレンタル移籍
現在セグンダRFEF昇格を目指すCDクアルテと対戦するCDバダホスに所属するFWアレックス・アレグリアに関して、彼の過去の経歴が紹介されています。彼は2021年1月にマジョルカからレアル・サラゴサへレンタル移籍で加入しており、サラゴサ時代にはミゲル・トルシージャSDとの良好な関係が移籍の決め手になったというエピソードが語られています。 (via SPORT)
【本日の総括】
マジョルカはセグンダ降格という厳しい現実を受け止め、デミチェリス監督の下で1年でのプリメーラ復帰に向けた大幅なスカッドの再編を進めています。ムリキ、マフェオ、ラリンの売却による資金調達と人件費削減が急ピッチで行われており、さらにポルトガル代表サム・コスタの去就にも大きな注目が集まっています。