クラブの現状と監督人事

プリメーラ・ディビシオンで5シーズンを過ごしたRCDマジョルカは、残念ながらセグンダ・ディビシオンへの降格を喫した。1部復帰を目指す新プロジェクトにおいて、当初はマルティン・デミチェリスが2028年までの契約で監督に就任して指揮を執る予定だった。しかし、デミチェリスは突然心変わりをし、RBライプツィヒからのスポーツ面および条件面でより優れたオファーを受け入れてマジョルカを去るという事態が発生した。この予期せぬ監督辞任の後、ルイス・ガルシア・フェルナンデスが新監督に就任し、現在チームの立て直しを図っている (via ElDesmarque / SPORT)

選手の残留

降格に伴う主力選手の大量流出が危惧されていた中、ファンにとって大きな朗報が飛び込んできた。まずはパブロ・トーレが残留を決断した。彼には1部リーグのクラブへレンタル移籍できる条項があったにもかかわらず、マジョルカでのプレー続行を選択した。これはクラブにとって新たな補強や契約延長と同等かそれ以上の価値があり、ファンも大いに喜んでいる。彼にはマヌ・モルラネスやセルジ・ダルデルと共に2部リーグでチームの基準となるだけの十分な実力がある。そして、トーレに続いてキャプテンの一人であるスロバキア人CB、マルティン・ヴァリエントもマジョルカでのプレー続行を公式に発表した。彼はセルタ・デ・ビーゴなど1部クラブからのオファーを拒否し、『マジョルカをプリメーラ・ディビシオンに戻すために挑戦する』と強い決意を語っている。ルイス・ガルシア・フェルナンデス新監督は彼の残留を最優先事項と考えており、パブロ・オルテイスSDの提案にヴァリエントがイエスと答えた形だ。2018年に加入して以来、アントニオ・ライージョと共に守備の要として活躍してきた彼の残留はチームにとって非常に大きな意味を持つ (via ElDesmarque / Mundo Deportivo)

ヤン・ヴィルジリの去就

去就が不透明な選手リストにはアントニオ・ライージョやヤン・ヴィルジリの名前も挙がっている。特にヴィルジリは昨季、世界的なスターを思わせる瞬間を見せ、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督がスペインA代表に招集すべきだという議論が巻き起こるほどだった。しかし、シーズン後半はベンチスタートが多くなり、ゴール前での決定力も欠き、期待される選手になるためにはまだ多くの課題があることを露呈した。現時点で机上に具体的なオファーはなく、ルイス・ガルシア・フェルナンデス監督とパブロ・オルテイスSDは、彼が2部で1シーズンプレーすることを、ステップアップのためのユニークな機会と捉えるよう懸命に説得を試みている。もし彼が残留に同意すれば、2部リーグで最も才能とクオリティを持つ選手の一人となり、チームのリーダーとして初日から1部復帰に向けて戦うことになる。スポーツ部門は彼が違いを生み出す選手になることを確信している (via ElDesmarque)

移籍と退団

降格による主力選手の退団も現実となっている。すでにパブロ・マフェオはギリシャのオリンピアコスへの移籍が完了しており、アヤックスとの親善試合にも出場している。また、ストライカーのヴェダト・ムリキの退団も決まった。さらに、GKのレオ・ロマンはデポルティーボ・ラ・コルーニャへ900万ユーロの契約解除金満額で完全移籍した。レオ・ロマンは記者会見で『マジョルカが机上に出した契約解除金の900万ユーロをデポルティーボが支払ってくれた。信頼してくれたことにとても感謝しているし、ピッチで恩返ししたい。いくつかの選択肢があったが、堅実でバランスが取れ、将来を見据えたプロジェクトを探していた。それがデポルティーボだった』と、移籍の理由を説明している (via ElDesmarque / Mundo Deportivo / MARCA)

新戦力の加入と噂

パブロ・オルテイスSDの主導で新戦力の補強も進んでいる。まず、イタリアのレッチェからバルセロナ出身の25歳MFアレックス・サラのレンタル移籍での加入が決定した。両クラブ間で契約の全詳細が合意に達しており、数時間以内に正式発表される見込みである。また、レオ・ロマンの売却で得た資金を活用し、ビジャレアルのGKアルナウ・テナスの獲得を最優先ターゲットとして動いている。ルイス・ガルシア・フェルナンデス監督もこの獲得を支持しており、クラブ間は非常に良好な関係にある。現在は買い取りオプション付きのレンタル移籍を交渉中で、ビジャレアルがテナスの給与の一部を負担する可能性も検討されている。テナスは現在ビジャレアルのプレシーズンマッチであるベンフィカ戦に帯同しておらず、移籍に向けた動きが加速している。エルチェやレバンテも彼に興味を示しているが、マジョルカが最も優位な立場にある (via ElDesmarque / Estadio Deportivo / Mundo Deportivo / SPORT)

サム・コスタの移籍動向

ポルトガル代表のサム・コスタには激しい獲得競争が繰り広げられている。マジョルカを去ったデミチェリス監督がRBライプツィヒに彼の獲得を要求し、ドイツのクラブは今週ついに正式な書面によるオファーを提出してマジョルカの要求額に達していた。しかし、クリスティアーノ・ロナウドやジョアン・フェリックスが所属するサウジアラビアのアル・ナスルがこの争奪戦に急浮上し、ライプツィヒを追い抜く形となった。アル・ナスルは退団したマルセロ・ブロゾヴィッチの後釜としてサム・コスタに狙いを定め、選手自身もサウジアラビア行きにイエスと答えた模様だ。マジョルカは2023年夏にアルメリアから彼を300万ユーロで獲得した際、将来の売却益の20%をアルメリアに支払う条項を結んでいるため、今回の移籍金として最低でも2500万ユーロを要求しており、最高入札者への売却を望んでいる。現在両クラブ間で交渉が進行中である (via Estadio Deportivo / Mundo Deportivo)

若手選手の契約延長と親善試合

若手選手の契約関連では、サバデル出身で2005年1月29日生まれの20歳の若手MF、ヤン・サラスが2029年6月30日までの契約延長にサインしたことがクラブから公式に発表された。彼は1月の移籍市場最終日にコルドバへのレンタルから復帰した直後に大怪我を負うという不運に見舞われていたが、クラブは彼の将来性を高く評価して長期契約を結んだ。また、チームはソン・モイシュのシウダ・デポルティーバでマジョルカBとのプレシーズン最初の親善試合を行い、トップチームが余裕の快勝を収めている (via Mundo Deportivo / SPORT)

【本日の総括】

2部降格やデミチェリス監督の電撃退任など激動の状況にあるマジョルカだが、ルイス・ガルシア・フェルナンデス新監督のもとでヴァリエントやパブロ・トーレといった主力の残留が決定し、アルナウ・テナスらの獲得に動くなど、1部復帰に向けた新プロジェクトが着実に進行している。