ベルナベウ決戦の戦術解剖
4-1というスコア以上に、セビージャFCの戦術面には大きな収穫と明確な課題が残された一戦となりました。⚽️📋
前節レバンテ戦から、出場停止のギオルギ・コチョラシュヴィリと負傷したミゲル・シエラの離脱に伴い、ルベン・ガルシア・プラサ監督はペケとルベン・バルガス(第3節・第1節以来の先発)を起用。ペケのトップ下起用により、ウスフ・フォファナがポジションを下げてバンジャマン・アグメとダブルボランチを組んだ。フォファナは高い位置までプレスをかける4-1-4-1のような形状を見せ、チームは序盤からボールを保持して物おじしない縦に速いサッカーを展開しました。
しかし、直近の試合で機能していた堅固な3ボランチ(トリボーテ)を回避したことで、守備のフィルター機能が低下。フォファナとアグメの2人だけでは高速な展開に対応しきれず、レアル・マドリードに広大なスペースを与えてしまいました。失点場面でもヤン・ディオマンデのカウンターに対し2人の戻りが遅れ、アルダ・ギュレルにフリーでミドルシュートを許す要因となりました。
試合の流れを変えたのはハーフタイムの采配です。プラサ監督は後半頭から純粋なMFであるマヌ・ブエノを投入。マヌ・ブエノが敵陣でのプレスとリスク管理を徹底したことで中盤の構造に安定が戻り、アグメのプレー精度も向上。さらにフォファナを守備負担から解放してブロックを前押しさせることに成功しました。🔄
また、右サイドで先発したバルガスが不発に終わると、後半からチデラ・エジュケを投入。右肩の手術で3ヶ月離脱となるミゲル・シエラの穴を誰が埋めるかという議論に対し、チデラ・エジュケは左右どちらのサイドからでも圧力をかけられることを証明。ククレジャを後退させ、フアン・イグレシアスの積極的なオーバーラップを引き出してチーム最高の時間帯を作り出しました。
終盤の70分過ぎには、すでにイエローカードを受けていたフアン・イグレシアスとフェリックス・コレイアを下げてホセ・アンヘル・カルモナとアルフォンを投入。ここまで開幕から全試合フル出場を続けていたイグレシアスに今季初の休息を与え、次節ホームでのオサスナ戦を見据えた疲労・カードリスク管理を完璧に行いました。
敗れはしたものの、セビージャは勝ち点14の6位につけており、前年同時期の勝ち点を上回っています。アウェイでの最難関3試合(マドリード戦等)をすでに消化しており、内容面での進化を見せたチームはホームでの巻き返しに向けて手応えを掴んでいます。 (via MARCA)