フリアン側がスペイン労働法を盾に契約を一方的解除してバルサ移籍を図るウルトラCを検討

アトレティコがバルセロナとの移籍交渉を拒絶し続けているため、フリアン・アルバレス側が移籍を強行するための極めて異例な法的アプローチを検討しています。それは、スペインのスポーツ選手の特殊な労働関係を定めた王室令第1006/1985号の第16条を適用し、クラブとの契約を「一方的に解除」するという荒技です。この法的手段を行使すれば、アトレティコとの合意を得ることなくバルセロナに加入することが可能になります。しかし、無償で退団できるわけではなく、契約書に記された4億9000万ユーロの解除金を全額払う必要はないものの、事後に「労働裁判所」がアトレティコに対する損害賠償額を決定することになります。裁判所は、選手の給与水準やアトレティコが受けるスポーツ的・経済的な損失、移籍の背景などを総合的に判断して「妥当な賠償額」を決定しますが、フリアンは2030年までの高額な長期契約を結んでいるため、賠償額は依然として非常に高額になる見込みです。さらに、移籍先となるバルセロナがこの賠償金に対して責任を負うリスクがあります。フリアン側が最近「うつ病や精神的なトラブル」を主張して練習を休んでいたのも、この一方的解除における「個人の正当な理由」として裁判を有利にするための布石ではないかとの見方もあります。アトレティコのヒル・マリーンCEOも『フリアンは本当に精神的に参っている。彼を騙し、混乱させた人物たちが原因だ』と語っており、問題は深刻な司法闘争へと発展する兆しを見せています。(via Estadio Deportivo)