訃報
火曜日、デポルティーボ・アラベスのファンから「アラベスのおばあちゃん」の愛称で親しまれていたアスン・ゴロスペさんが88歳で亡くなった。この悲しい知らせは、地元アラバ県にとどまらず、スペイン中のサッカーファンに大きな衝撃と悲しみを与えた。
アスンさんは幼い頃からアラベスの青と白のカラーを守り続け、クラブの歴史を最前線で見守ってきた熱狂的なサポーターだった。苦難に満ちた厳しい時期も、2023-24シーズンのプレーオフ決勝でレバンテを延長戦の末に破り果たしたクラブ史上6度目の1部昇格という栄光の瞬間も、常にチームのそばで声援を送り続けた。アラベスはその昇格以降、現在に至るまで1部の舞台に留まり続けており、今シーズンは立派な14位という成績でフィニッシュしている。
デポルティーボ・アラベスは、クラブ公式SNSを通じて彼女への哀悼の意をバスク語で発表した。
『今日、生涯を通じてのアラベスファンが私たちのもとを去りました。このクラブカラーに対する長年のサポートと忠誠に感謝します。ご家族とご友人に私たちのすべての愛を送ります。いつも私たちの心に、アスン』
この訃報に深く心を痛めた一人が、かつてアラベスを率い、現在はセビージャFCの監督を務めるルイス・ガルシア・プラサだ。彼はマドリード出身でありながら、赴任した土地の文化やアイデンティティを深く理解し、吸収できるプロフェッショナルとして知られている。現在、数日間の不確実な時期を終えて休暇に入っている彼だが、自身のSNSでアスンさんと力強く抱き合う写真を共有し、アラベスのクラブカラーである青と白のハートの絵文字を添えて次のような感動的なメッセージを送った。
『ずっと私の心の中に。ババソロのアマ。安らかに眠ってください』
※アマ(Amama)はバスク語でおばあちゃん、ババソロ(Babazorra)はアラベスファンの愛称。
ルイス・ガルシア・プラサは、チームが降格した直後の2022年5月にアラベスの監督に就任。見事にチームを1部昇格に導き、復帰1年目には10位という好成績を残した。しかし、チームが降格圏にはいなかったにもかかわらず、契約を2年残した2024年12月3日に解任の憂き目に遭っている。その最後の別れの日、彼は『私は一人のアラベスファンとして去ります』と語ったが、その場にはアスンさんも駆けつけていた。今回投稿された写真は、まさにその別れの日に二人が交わした感動的な抱擁の瞬間のものだった。
(via ElDesmarque)
ワールドカップ
6月11日にメキシコ対南アフリカの開幕戦で幕を開ける2026年ワールドカップ(アメリカ、メキシコ、カナダの共同開催)に向けて、ラ・リーガの各クラブから多くの選手が各国代表として選出されている。スペイン1部と2部を合わせると、総勢86人もの選手がこの世界最大の大会に参戦することになる。
しかし、デポルティーボ・アラベスにとっては少し寂しい大会となりそうだ。ラ・リーガ・EAスポーツ(1部)に所属する全20クラブの中で、今回のワールドカップに代表選手を一人も送り出せなかったのは、デポルティーボ・アラベスとヘタフェのわずか2クラブのみとなった。
他の多くのクラブが代表選手輩出によるFIFAからの補償金という経済的恩恵や、国際舞台での選手の価値向上を享受する中、アラベスの選手たちはこの期間、来シーズンに向けた休養と準備に完全に専念することになる。
(via ElDesmarque)
【本日の総括】
本日は、クラブの歴史を彩った象徴的なサポーターであるアスンさんとの悲しい別れが最も大きなニュースとなった。クラブ公式や元監督のルイス・ガルシア・プラサの愛情あふれるメッセージは、アラベスというクラブが持つ家族のような強い絆と温かさを改めて示している。今夏のワールドカップには代表選手を輩出できなかったが、今季を立派な14位で終えたチームにとっては、来季のさらなる飛躍に向けてじっくりと英気を養う重要な夏となる。