死の組到来!CLフェーズリーグの超強力な対戦相手8クラブが決定

ヨーロッパ最高峰の舞台で戦うビジャレアルCFの行く手に、極めて険しいロードマップが示されました。モナコで行われた抽選会の結果、いわゆる死のグループとも形容できる非常に強力な8つの対戦相手が確定しました。昨季のラ・リーガを勝ち点72の3位で終え、見事に本大会への切符を掴み取ったビジャレアルですが、今回のフォーマットにおいてこれ以上ない過酷なスケジュールに直面することになります。

今回の対戦カードと各チームの詳細は以下の通りです。

ホームのエスタディオ・デ・ラ・セラミカに迎えるのは、以下の4チームです。

まず1チーム目は、現欧州王者であるPSG(パリ・サンジェルマン)です。ルイ・エンリケ監督のもとで3連覇を狙う絶対強者は、ドゥエ、クヴァラツヘリア、デンベレという恐るべき前線に加え、フェラン・トーレスやミカ・ゴドツ、アクリウシュ、ディニュといった実力者を今夏に補強しており、公式戦初対戦となるビジャレアルにとって最大の難敵です。

2チーム目は、かつて2021年のヨーロッパリーグ決勝で下した因縁の相手マンチェスター・ユナイテッドです。マイケル・キャリック監督が率いるチームは、主将ブルーノ・フェルナンデスやメイヌー、復帰したラッシュフォードに加え、ティエレマンス、アンドレイ・サントス、バレバらを中盤に補強しています。

3チーム目は、マッシミリアーノ・アレッグリ新監督を迎えたセリエAの強豪ナポリです。昨季4400万ユーロで獲得したホイルンドを前線に擁し、デ・ブライネや若きヴェルガラ、そして強固なチーム骨格を維持する危険な相手です。

4チーム目は、創設わずか9年でアゼルバイジャンリーグを初制覇し、今大会最大のサプライズとなった新星サバハです。バルダス・ダンブラウスカス監督は、かつてテレビ番組『クイズ\$ミリオネア』で獲得した賞金を指導者ライセンスの費用に充てたという驚きの経歴を持ちます。アゼルバイジャンへの過酷な長距離遠征を回避し、ホームで戦えることはビジャレアルにとって数少ない幸運です。

一方、敵地に乗り込むアウェイ戦の4チームは以下の通りです。

1チーム目は、アンドニ・イラオラ新監督が率いるリバプールです。ビジャレアルは過去にELおよびCLの準決勝でアンフィールドにて苦杯をなめさせられており、今回はまさにリベンジマッチとなります。イラオラ監督はサラー退団後、フォワードのイサクを積極的に起用しており、若手のングモハやヴィクトル・ムニョス、そしてファン・ダイクの後継者と目されるジャケといった新鋭も台頭しています。何より、イラオラ監督とビジャレアルのイニゴ・ペレス監督は、かつてラージョ・バジェカーノで監督とアシスタントコーチとして共闘した師弟関係であり、イングランドの労働ビザ発給が叶わずにプレミアリーグでの共闘を断念した過去を持つ2人が欧州最高峰の舞台で激突するという、非常にドラマチックな因縁があります。

2チーム目は、ニコ・コバチ監督率いるドルトムントです。難攻不落の「シグナル・イドゥナ・パルク」と熱狂的な黄色い壁が待ち受けます。ドルトムントはスュレ、ブラント、アデイェミといった選手を放出し、1億ユーロ以上を投じてカレツァス、コンスタンエリアス、ガドゥといった若手有望株を獲得する新プロジェクトに移行しており、エースのギラシを擁しています。昨季の対戦で大敗をキープしているため、極めて警戒が必要なスタジアムです。

3チーム目は、イズマイル・カルタル監督が率いるトルコの強豪フェネルバフチェです。熱狂的で過酷なアウェイの雰囲気に加え、ムリキ、グリーンウッド、アケ、ルカク、エデルソン、アセンシオ、ゲンドゥージ、シュクリニアルなど、名だたるスター選手をかき集めた強力な布陣を誇ります。

4チーム目は、チェコ王者のスラヴィア・プラハです。インジフ・トリピショフスキー監督のもと、非常にアグレッシブなハイライン戦術を採用しており、昨季のリーグ戦では勝ち点3を獲得してビジャレアルよりも上の順位で終えています。17得点を挙げたエースのホリーや、プロヴォド、ヒティルといったタレントを擁し、新加入のノヴァクやディアキテが加わった侮れない実力派です。 (via MARCA)

昨年の大失敗から学ぶ!最年長会長ロイグ氏とペレス監督が語る欧州への覚悟

この非常に過酷な抽選結果を受け、クラブの首脳陣および指揮官は、並々ならぬ決意を語っています。

クラブを30年間にわたって率いる最年長のフェルナンド・ロイグ会長は、自身が現地モナコで見守る中で決定した対戦相手について満足感を示しつつも、過去の痛烈な記憶に対する厳しい自己批判を口にしました。昨季のCLでは、マルセリーノ前監督のもとでわずか1分け7敗、勝ち点1しか獲得できずに最下位に近い成績で敗退するという、クラブの歴史上極めて不名誉な結果に終わっていました。

ロイグ会長は『私にとって30年間の歴史の中で、再びチャンピオンズリーグの舞台に立てることは大きな満足感です。昨年は現地にいられなかったので、この抽選会は新鮮でした。素晴らしいチームばかりが当たったが、それこそがチャンピオンズリーグというものです。ユナイテッド、ナポリ、サバハがセラミカに来るし、アンフィールドではかつて共闘した2人の友人が出会う美しい試合もあります。そして最後はプラハで終わる日程です』と対戦カードを歓迎しつつも、厳しい表情で次のように語りました。『私たちは昨年の失敗から学ばなければなりません。昨季は最悪のチャンピオンズリーグを過ごし、わずか1ポイントしか獲得できませんでした。今年は改善し、過去の過ちから学んで同じ間違いを繰り返さないようにし、良いチャンピオンズリーグにしなければなりません。確定した日程発表を待つしかありません』と、不退転の決意を示しました。

これに対し、自身初めてチャンピオンズリーグの指揮を執ることになるイニゴ・ペレス監督は、極めて前向きで勇敢なメッセージを投げかけています。『最高のスタジアムに行き、そこで勝利することに胸を躍らせるべきだ』と語り、強豪ひしめく敵地での戦いに対してもひるむことなく挑戦する姿勢を明確にしました。クラブが目指す現実的な目標は、まずは上位24チームに入り、決勝トーナメントのプレーオフ(プレーイン)へ進出することです。 (via SPORT)

アラベス戦の最新状況!スタメン固定方針と新戦力サリバのデビュー可能性

チャンピオンズリーグの開幕を9月に控える中、チームの直近の最優先課題はラ・リーガでの初勝利を掴むことです。ビジャレアルは今週金曜日の21:30から、敵地メンディソローサでのデポルティーボ・アラベス戦に挑みます。

開幕からラシン・サンタンデール戦、アトレティコ・マドリード戦と2試合連続で引き分けスタートとなったビジャレアルに対し、対戦相手のアラベスはすでに勝ち点4を獲得して無敗を維持しています。アラベスはキケ・サンチェス・フローレス監督のもと、ファクンド・ガルセスが出場停止であるものの、ルカス・ボジェとトニ・マルティネスの強力な2トップを擁しており、ビジャレアルが2020年以来この敵地で一度も勝てていないという、極めて相性の悪い「鬼門」のスタジアムです。

この重要な一戦に向けて、イニゴ・ペレス監督は開幕2試合で採用したスターティングメンバーをそのまま継続する方針を固めているようです。システムとメンバーの連続性を保ち、プレシーズンから積み上げてきた戦術的なメカニズムを実戦で定着させる狙いがあります。

チーム状況としては、今週にウィリー・カンブワラのセリエA・コモへのレンタル移籍が正式に完了したため、ディフェンスラインの選択肢が一つ減った一方で、出場停止処分が明けたアラサン・ディアタがチームに復帰し、貴重なオプションとなっています。

さらに、今夏の移籍市場の動向も最新情報に更新されています。ビジャレアルは今夏、補強を少数精鋭に絞っており、RBライプツィヒから150万ユーロで獲得した36歳のハンガリー代表ゴールキーパー、ペテル・グラーチに続き、アンデルレヒトから1500万ユーロで獲得したカナダ代表ミッドフィールダー、ナタン・サリバが最大の目玉となっています。サリバの加入により、チームにはタニ・オルワセイー、タジョン・ブキャナンに続く3人目のカナダ人選手が揃うことになりました。さらに、昨季16ゴールを挙げて今夏の去就が注目されていたジョージア代表エース、ジョルジュ・ミカウタゼの残留に成功したことは、今夏の市場における最大の成功と言えます。

サリバはすでにチームに合流して初練習を終えており、このアラベス戦で初めて招集メンバーに入り、早くも新天地でのデビューを果たす可能性があります。

予想されるビジャレアルのスターティングメンバーは、ゴールキーパーにルイス・ジュニオール。ディフェンスラインにはムリーニョ、フォイス、レナト・ベイガ、カルロス・ロメロ。中盤にゲイェ、コメサーニャ、そしてニコラス・ペペとアルベルト・モレイロ。前線にはアヨセ・ペレスとジョルジュ・ミカウタゼのコンビが名を連ねると見られています。 (via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

過酷な対戦カードが決定したチャンピオンズリーグを前に、まずは目の前のリーグ戦で今季初勝利をもぎ取ることが最優先課題となります。新戦力サリバのデビューへの期待感、そしてイニゴ・ペレス監督が掲げるスタメン継続路線の真価が、敵地でのアラベス戦で試されることになります。