厳戒態勢のパリ

フランス対モロッコ戦を前に、フランス全土が異様な緊張感に包まれている。2022年大会の準々決勝で両国が対戦した際、試合結果に関わらずパリなどの主要都市で暴動が発生し、モンペリエでは14歳の少年が車両にひかれて死亡する痛ましい事件が起きた。この事態の再発を防ぐため、フランス政府は国全土で2万人の警察官および憲兵を動員し、そのうち8000人をパリ首都圏に配置するという最大規模の警備体制を敷いた。

シャンゼリゼ通りやトロカデロ広場へのアクセスは制限され、地下鉄の特定路線の閉鎖、ドローンによる上空からの監視が行われている。さらにトゥールーズなどの一部の自治体では、午後10時から午前5時まで16歳以下の夜間外出禁止令が発令され、特定の時間帯におけるアルコールの消費も制限された。

(via MARCA / Estadio Deportivo)

パラグアイ議員の暴言

フランス対パラグアイ戦の終了後、パラグアイのセレステ・アマリージャ上院議員がキリアン・エンバペに対して人種差別的な暴言を吐き、国際的な大炎上を引き起こした。彼女は自身のSNSで『母親のミルクの代わりにココナッツを吸い、人生で最も教養のある言葉はチンパンジーのものだ』『フランス人のふりをした植民地化されたカメルーン人だ』と発言した。

これに対しエンバペは『卑劣でその職にふさわしくない女性だ』と強く反論。事態が大きくなると、アマリージャ議員は突如として自身のアカウントがハッキングされたと主張し、『今日からそこで公開されるものには一切責任を持たない』と弁明した。フランスのマリーナ・フェラーリ・スポーツ大臣は、彼女が頻繁にフランスの高級リゾートを訪れていることを指摘した上で、『もし彼女が本名で入国するなら、我が国の市民は決して温かい歓迎をしないだろう』と強い不快感を表明している。

(via MARCA / Mundo Deportivo)

マイアミの狂騒

ノルウェー代表としてブラジルを撃破し、チームを初のベスト8に導いたアーリング・ハーランドが、マイアミで記者会見を行った。会場となったインテル・マイアミの旧スタジアムの内部には数百人のメディアが殺到し、パニック状態に陥った。

ハーランドは自身のルーツであるイングランドとの対戦について、『僕はイングランドで生まれ、イングランドでプレーしているから非常に特別な試合だ。チームメイトとも対戦するから不思議な感覚だが、素晴らしい試合になるだろう』と語った。また、終始笑顔を絶やさず、会場の記者たちを笑わせる一幕もあった。『僕のことを少しは知っていると思うけど、僕は冗談を言って楽しむのが好きだ。日常においてそれは重要だ。もちろん集中して準備もするが、永遠に続くものはないのだから、今ここにある瞬間を楽しまなければならない』と語り、自身のメンタリティを明かした。

(via MARCA)