守護神ブラホディモスの去就とファンの切実な願い

日曜日に行われるサンチェス・ピスフアンでの試合が、オディッセアス・ブラホディモスにとってホームでの最後の試合になる可能性がある。ニューカッスルからのローン移籍はシーズン終了とともに満了を迎え、原則として彼は保有元へ戻ることになるからだ。彼は今季のアントニオ・コルドンの唯一の正解とも呼べる存在であり、事実上チームにおける最優秀選手として君臨してきた。彼の数々のセーブがなければ、セビージャはより深刻でデリケートな状況に陥っていたことは間違いなく、その実力でセビジスタから最も愛される特権を自らの手で勝ち取っている。ヤシン・ボノの退団以降、初めてゴールマウスに安心感をもたらした偉大なゴールキーパーであり、ドミトロビッチ、アルバロ・フェルロ、ニーランドといった面々は彼の足元にも及ばなかった。

土曜日のトレーニング終了後、出待ちをしていたファンたちは彼に対して『お願いだから残って、お願いだから残って』と哀願し、チーム最大の拠り所である彼への愛と残留の願いを直接伝えた。ブラホディモス自身もセビージャでの生活に幸福を感じており、クラブ側も再ローンや完全移籍など、あらゆる手段を尽くして彼の慰留を試みる方針だ。しかし、彼ほどの活躍を見せれば他クラブからもより好条件のオファーが舞い込むことは確実であり、その未来は完全に不透明な状態にある。

彼自身はインタビューで自らの去就について次のように語っている。『はい、可能です。私はここにローンで来ているのが事実です。前に言ったように、家族と私はここでとても気分が良いですが、サッカーは日常のビジネスです。夏に何が起こるかは決してわかりません。私はニューカッスルと契約を結んでおり、夏に何が起こるかはわかりませんが、セビージャでは幸せを感じています』。この言葉の通り、残留の可能性は排除されていないものの、今後の交渉次第となる。(via ElDesmarque)

レアル・マドリード戦に向けたルイス・ガルシア・プラサ監督の決意

日曜日の19時から、ホームのサンチェス・ピスフアンにレアル・マドリードを迎える大一番が控えている。セビージャはレアル・ソシエダ戦の1-0、エスパニョール戦の2-1、そして水曜日のアウェイでのビジャレアル戦の2-3と、怒涛の3連勝を飾ってこの試合に臨む。ルイス・ガルシア・プラサ監督の就任以降、チームは21ポイント中12ポイントを獲得するという見事なV字回復を見せている。特にホームではアトレティコ・マドリード、レアル・ソシエダ、エスパニョールを次々と撃破し、3連勝を記録してスタジアムを要塞化している。

前日会見に臨んだルイス・ガルシア・プラサ監督は、王者との対戦に向けて次のように警戒感と意気込みを口にした。『マドリードは常にマドリードです。少し前に命懸けで戦っていたエスパニョールと対戦し、0-2で勝利しました。彼らは世界最高の選手たちです。私はモウリーニョの100ポイントのマドリードやグアルディオラのバルサに勝ったことがありますが、彼らは自分たちだけで試合に勝つことができる選手たちです。少しでもリラックスすれば、2点決められて試合は終わってしまいます』。

対するレアル・マドリードのアルバロ・アルベロア監督も、セビージャの復調とスタジアムの雰囲気を高く評価している。『セビージャは直近の3試合に勝利していると思いますし、ルイスのような素晴らしい経験を持つ監督のもとで、チームがどのように機能するか私たち全員が知っているように、非常に良い仕事をしてきています。私たちにとって、そこでプレーする複雑さや、レアル・マドリードがそこでプレーする際に生み出される雰囲気のため、常にワクワクするスタジアムです。スペインで最高のファンの一つであることは間違いなく、偉大なクラブであり、ホームでの今季最終戦ということで、彼らのファンの前でレアル・マドリードに対して素晴らしい試合をしたいと思うはずです。今回も厳しい戦いになるでしょう』。レアル・マドリードにとっては消化試合の側面がある一方で、セビージャにとっては数学的な残留を確定させるための極めて重要な決戦となる。(via MARCA)

史上最も過酷な残留争いと奇跡の3連勝

今季のラ・リーガは、第36節を終えた時点でまだ12チームに降格の数学的な可能性が残されているという、過去30年間で最も勝ち点差の詰まった異常な大混戦となっている。セビージャは勝ち点43に到達しているものの、まだ残留を確定させられていない。バレンシアやラージョ・バジェカーノと同じ勝ち点43で並び、ヨーロッパ圏と降格圏のちょうど中間に位置している。残り2試合で6ポイントが争われる中、降格圏との勝ち点差は4ポイントであり、確率は低いとはいえ、降格の悪夢は完全に消え去ってはいない。

ほんの3節前まで、セビージャは降格圏に沈んでおり、チームのダイナミズムや精神状態を考慮すれば浮上は不可能にすら思われていた。特にオサスナ戦で最終分に敗北を喫した際のチームの姿は、多くのファンに深い懸念を抱かせるものだった。しかし、そこからサンチェス・ピスフアンのスタンドが立ち上がり、チームの自信と競争力の限界を引き上げた。誰も予想していなかった奇跡の3連勝で一気に9ポイントを獲得し、順位を12位まで急上昇させた。統計上では残留に必要な勝ち点を大幅に上回る歴史的なハイペースな残留争いとなっているため、選手やクラブは決して気を緩めることなく、完全な安全圏に到達するまで戦い続ける構えだ。(via SPORT)

カンテラの至宝マヌエル・アンヘルら2029年世代の契約延長

セビージャ・アトレティコがプリメーラRFEFから、セビージャCがテルセーラRFEFからそれぞれ降格となる厳しいシーズンを過ごす中、クラブの誇りとなっているのがカンテラの若き才能たちの躍進と未来への契約延長だ。クラブは2029年、保護された世代と呼ばれる長期プロジェクトを推し進めている。

その最新のピースとなったのが、17歳のU-18スペイン代表ウインガー、マヌエル・アンヘル・カスティージョである。彼は2029年6月30日までの契約延長でクラブと合意に達した。10歳の時にエスクエラ・ペロテロス・シエラ・スールから加入した彼は、今季ディビシオン・デ・オノール・フベニールで3試合に出場し1ゴール、セビージャCで14試合に出場し2ゴールを記録。さらに、昨季の最終節アルコルコン戦でデビューを飾ったセビージャ・アトレティコでも今季14試合に出場し、カンテラの主要3カテゴリー全てでプレーするという特筆すべき経験を積んだ。3月にはU-19スペイン代表デビューも果たし、ゴールも決めている。

クラブはカンテラ・コーディネーターのアグスティン・ロペスとマヌエル・アンヘルが握手を交わす写真と共に、以下の公式声明を発表した。『セビージャFCは、カンテラ出身のウインガー、マヌエル・アンヘル・カスティージョと合意に達し、ネルビオンのクラブとの契約を2029年6月30日まで延長しました。ペドレラ出身でアレビン時代から下部組織に所属するマヌエル・アンヘルは、今季カンテラの主要3チームでプレーしました。ディビシオン・デ・オノール・フベニールで3試合出場1ゴール、セビージャCで14試合出場2ゴール、そして昨季最終節のADアルコルコン戦でデビューを果たしたセビージャ・アトレティコで14試合に出場しています』。

契約延長後、マヌエル・アンヘル本人は笑顔で自撮り動画を撮影し、ファンへ向けて熱いメッセージを送っている。『こんにちは、セビジスタの皆さん!この偉大なクラブに引き続き所属できることをとても嬉しく思います。今週末は勝ち点3を獲りにいきましょう』。彼は直近の3試合をセビージャCでエリック・アルカイデやニコ・ギジェンと共に助っとして戦った後、セビージャ・アトレティコに合流する予定だ。セビージャ・アトレティコのマルコ・ガルシア監督は『ニコとマヌエル・アンヘルはすぐにトップチームに上がるでしょう』と太鼓判を押している。

セビージャはこの世代の囲い込みを徹底しており、4月に新契約を結んだ19歳のイブラヒマ・ソウをはじめ、21歳でイビサ戦の決勝点を挙げたミゲル・シエラ、19歳のエドゥ・アルトサノ、18歳のニコ・ギジェン、そして冬に加入した20歳のホセ・ペドラサと19歳のアストン・ダ・シウバも全員2029年までの契約を結んでいる。一方で、22歳のパブロ・リベラは1ヶ月後にフリーとなり、21歳のアルベルト・コジャドは2027年までの契約。すでにトップチームへのステップアップを果たしている22歳のホアキン・マルティネス・オソと22歳のアンドレス・カストリンは、契約残り1年となっておりクラブとの合意を待っている状態だ。(via Estadio Deportivo)

キケ・サラスのスポーツ賭博疑惑に関する最新状況

ラ・リーガのインテグリティ部門は、シーズン終盤に向けて八百長や不正なスポーツ賭博に関する監視の目を強めている。その中で、セビージャFCのディフェンダーであるキケ・サラスが関与したとされるイエローカードを巡るスポーツ賭博疑惑が、依然として刑事ルートでの判決を待っている状況であることが明らかになった。

この疑惑はスポット・フィックスと呼ばれる、コーナーキックやイエローカードなど試合内の特定の事象に対する賭けに関するものだ。RFEFは2025年1月の段階で、スポーツ面での懲戒処分を一時的に棚上げする決定を下したため、キケ・サラスは現在も通常通りピッチに立ち、プレーを続けることが許可されている。

ラ・リーガのインテグリティ部門担当者は、この一件について、チーム全体が絡むような複雑なケースではなく単独の人物による行為であったため、不自然なカードの受け方などのパターンから多くの痕跡が残り、比較的容易にアラートを検知できた事例であったと説明している。選手の周囲の人物を利用した賭けの偽装も、現在では徹底的な調査によって暴かれるようになっており、この疑惑の最終的な法的解決に注目が集まっている。(via SPORT)

【本日の総括】

チームはルイス・ガルシア・プラサ監督の下、奇跡的な3連勝で残留に向けて大きな前進を見せ、レアル・マドリード戦でその確証を得ようと燃えています。守護神ブラホディモスの引き留めという大きな課題を抱えつつも、カンテラの若き才能たちとの長期契約によりクラブの明るい未来の基盤も着実に固まりつつあります。