守備陣の緊急構成 ボランチのフェデリコ・レドンドをセンターバックに据えるスクランブル対応の裏舞台と、構想外ディアビの売却動向

🟢⚪ エルチェのディフェンスラインは、今夏のプレシーズンから非常に厳しい人員不足とアクシデントに悩まされており、マルティン・アンセルミ監督は守備の構築に向けて極めて変則的かつスクランブルな解決策を強いられることになりました。

現在、センターバックの絶対的な要であるベテランDFペドロ・ビガス選手が、プレシーズン中に負傷した影響で戦線から離脱。これに加えて、ディフェンス陣の登録メンバーがビクトル・チュスト選手と新加入のダビド・アッフェングルーバー選手しかおらず、開幕に向けて3バックを構築するための本職のセンターバックが絶対的に不足する事態に陥りました。

この窮地を乗り切るため、アンセルミ監督が編み出した「緊急のソリューション」が、本来ボランチを本職とするフェデリコ・レドンド選手を3バックの中央(3番目のセンターバック)に配置する大々的なコンバートでした。レドンド選手は、開幕のデポルティーボ・ラ・コルーニャ戦においてこの役割で1時間プレー。64本ものパスを成功させて最後方からのビルドアップの起点となり、完璧にその場をしのぎ切って見せました。

しかし、バルセロナ戦でもこの緊急配置を継続したものの、バルセロナの激しいハイプレッシングの前にレドンド選手の不慣れな守備対応やビルドアップでの焦りが仇となり、1点目と2点目の失点の引き金となるパスミスを連発。アンセルミ新体制におけるディフェンス陣の「層の薄さ」と、本職ではないボランチを最後方に置く戦術的リスクが白日の下に晒される結果となりました。

一方で、本来センターバックを務めるべきバンボ・ディアビ(Bambo Diaby)選手ですが、アンセルミ監督の戦術プランからは完全に外れており、構想外となっています。ディアビ選手は開幕のデポルティーボ戦での招集メンバーから除外されただけでなく、プレシーズン最後の親善試合でもピッチに立つ機会を一度も与えられていません。現在、スポーツディレクター陣は、移籍市場が閉幕するまでの残り数日間で、ディアビ選手を他のクラブへ売却、または放出するための緊急交渉を水面下で進めています。また、若手ディフェンダーのバジッチ(Barzic)選手については、クラブがそのポテンシャルを高く評価し、2030年までの長期契約更新に署名しました。 (via MARCA / SPORT)