アレックス・バエナのW杯での活躍と感動のゴール

スペイン代表のアレックス・バエナは、ウルグアイ戦に左サイドで先発出場を果たし、見事な決勝ゴールを挙げてこの試合のMVPに選出された。前半42分、ペドリのパスを起点にマルコス・ジョレンテが折り返したボールをバエナが右足で捉えた。シュート自体は完璧なミートではなかったものの、ウルグアイ代表GKフェルナンド・ムスレラの痛恨のキャッチミスを誘い、ボールはネットに吸い込まれた。

試合後、バエナはこの特別なゴールを、今年4月に小児がんのため息を引き取った友人のマリア・カアマニョさんに捧げた。試合当日の6月26日が彼女の14歳の誕生日になるはずだったことから、バエナは天を仰いで腕を掲げ、『ワールドカップでスペイン代表としてゴールを決めるのはどんな子供の夢でもある。しかも今回は特別だった。今日が誕生日のマリアに捧げたかったんだ。彼女が天国からあのボールが入るように助けてくれた。ゴールのリプレイを見たとき、きっと彼女が上からボールを蹴ってくれたんだと確信した』と感動的に語った。

また、試合については『厳しい試合になると分かっていた。彼らは人生をかけていたし、我々も首位通過をかけていた。最高のプレーではなかったかもしれないが、このような大会で必要な競争力を見せることができた』と総括。ミスを犯した相手GKムスレラに対しては『彼を擁護するわけではないが、ボールが変なバウンドをした。祖国のために戦っていた彼にとっては本当に辛いことだろう。彼には大きなハグを送りたい』と寄り添い、ウルグアイのラフプレーに対しても『彼らも敗退の危機にあったので激しくなるのは理解できる。悪意はなく、それぞれのデュエルに勝とうとしただけであり、リスペクトはあった』と、対戦相手への敬意を忘れなかった。

(via MARCA)