JJガブリエル マドリード入りで移籍決定へ最終段階
マンチェスター・ユナイテッドの下部組織に所属する16歳の英国内屈指の攻撃的才能、JJガブリエルがレアル・マドリード移籍に向け首都に到着した。すでにクラブ間で口頭合意に達して最終調整が行われており、選手本人が現地でマドリード選択を公言したことで移籍成立は秒読み段階に入っている。
今回の争奪戦をレアル・マドリードが制した背景には、巨額の資金提示とともに同郷の先輩であるジュード・ベリンガムの存在があった。TEAMtalkが伝えるところによれば、ジュード・ベリンガムの関係者がガブリエル側と接触し、マドリードでの生活やクラブでの成長環境について助言を贈ったという。給与や各種ボーナス、代理人手数料を含めた総額1,500万ユーロ規模のパッケージが提示され、FCバルセロナやパリ・サンジェルマンなどは撤退を余儀なくされた。
ガブリエルはすでにマドリードへ移住し、午前中はピッチでの個別練習、午後はジムでの補強運動というストイックな日々を過ごしている。現地のMARCA紙による取材に対し、バルセロナとマドリードの選択を問われた彼は『もちろん、マドリードだ』と即答した。さらに今後の目標について訊かれると、『私の夢はバロンドールを獲得することだ』と強い野望を口にしている。一方、出番増加を求めて9月に退団を決意した彼に対し、マンチェスター・ユナイテッド側は引き留めに失敗し、法的措置の検討を進めている。ただし、アイルランドやキプロスのEUパスポートにより18歳未満の国際移籍制限の例外が適用され、約35万ポンドの育成補償金を支払って2027年1月の登録を目指す構えだ。
この動きが示すのは、レアル・マドリードが世界的若手スターを早期に抱え込み、トップチームへと昇格させる育成モデルを盤石に運用し続けていることだ。クラブは彼に対し、ヴィニシウス・ジュニオルやフェデリコ・バルベルデが歩んだように、カスティージャを経てトップへと引き上げる明確な道を提示している。今後の焦点は、1月の移籍市場開けての行政手続き完了と、代理人のアリ・バラットが進める生活基盤の最終整備となる。
(via SPORT / MARCA)
【本日の総括】
ラ・リーガの2大クラブは、今夏の防衛線補強と将来に向けた攻撃陣の青田買いという異なるアプローチで動きを見せている。FCバルセロナがカステッロ・ルケバの獲得に向けて着実な交渉基盤を築く一方で、レアル・マドリードはJJガブリエルの獲得決定に向けて現地での最終手続きを進めている。両クラブの補強戦略が実を結ぶか否か、冬の移籍市場が開く1月および今夏の動向から目が離せない。