セヴィージャFC

セヴィージャFCのフロントオフィス(ホセ・イグナシオ・ナバロSDら)は、これまでに15人の退団を処理する素晴らしい「大刷新」を敢行してきましたが、その移籍市場の最終盤において、新しく加入したジョージア代表MFギオルギ・コチョラシュヴィリ選手が、サポーターの間で早くも素晴らしい「クラック」としての愛嬌を振りまいています。コチョラシュヴィリ選手は、加入直後にすぐさま登録を終えて金曜日のビルバオ遠征に帯同したものの出番はなく、この月曜日の初めてのオフの日を利用し、恋人のサンドラ・メンドンサさんとともにセビージャの街の観光へと出発しました。(via ElDesmarque)

ジョージア出身のコチョラシュヴィリ選手は、恋人のインスタグラムにおいて、アンダルシアの伝統的なお祭りの衣装(フラメンコ)の顔出し看板にひょっこりと顔をはめ、お茶目な笑顔でポーズを決める写真を公開。恋人からの『セビージャのフェリア(春祭り)の準備は完了したわよ!』というguiño(愛のメッセージ)に対し、コチョラシュヴィリ選手自身も『私はまだこの街のフットボールを身体に染み込ませている最中さ!』と冗談交じりにコメントし、自転車に乗りながらセビージャの有名な応援歌(エル・アレーバトのアンセム)を大声で口ずさむプライベート動画までアップ。この彼のピュアで熱烈なクラブ愛と迅速な適応マインドは、セビージャのファンの間で早くも『彼は本当に愛すべきブラキ(仲間)だ』と大バズりしています。(via ElDesmarque)

また、ピッチ外においては、ヘタフェから完全移籍で加入したばかりのDFフアン・イグレシアス選手が、ロッカールームにおいて早くも「キャプテン並みの絶対的リーダーシップ」を発揮していることが、クラブが公開した内部動画(Desde Dentro)によって明らかになりました。ミーティングの直後、緊張感が漂う中でイグレシアス選手はチームメイトを前に、『おい、全員で激しく競い合おう! インテンシティにおいて、リーガのどこのチームにも、私たちを1ミリも上回らせてはならない!』と、かつてヘタフェのボルダラス監督の下で培った「泥臭く獰猛なファイティングスピリット」をセヴィージャに注入し、ガルシア・プラサ監督も彼のその高いリーダーシップと経験を絶賛、次期キャプテン候補として絶大な信頼を寄せています。一方で、ルイス・ガルシア・プラサ監督から完全に構想外とされ、中東への移籍交渉を進めているポルトガル人DFファビオ・カルドーゾ選手との間で、2028年までの契約解除(rescisión)を巡る交渉が著しく難航。カルドーゾ選手が残りの給与を満額請求して譲らないのに対し、セヴィージャ側は少しでも給料負担を減らすための交渉を粘り強く続けており、週明けの電撃合意に向けて緊緊迫した状況を迎えています。(via ElDesmarque / Estadio Deportivo)

ジローナFC

今シーズン、2部リーグに身を置きながらキケ・アルバレス新体制の下で昇格ロードを模索しているジローナFCですが、移籍市場の最終盤において、まさにチームの屋台骨が音を立てて崩壊するような、壊滅的な主力タレントの流出劇が相次いでいます。まず、昨シーズンのローン先のアンドラで急成長し、今シーズンの開幕戦でもスターティングイレブンとしてピッチを支配していた20歳の韓国人ウイング、ミン・ス・キム選手のスコットランドの名門レンジャーズへの完全移籍が決定しました。レンジャーズは契約に設定されていた「1000万ユーロ」の契約解除金をキャッシュで一括支払いし、ジローナを素早くバイパス。ジローナにとってはカンテラ育ちのタレントから巨額のプラスバリュー(経済的利益)を得る形となりましたが、キケ・アルバレス監督にとっては攻撃の主軸を失う痛恨の極みとなりました。(via Mundo Deportivo / ElDesmarque)

ジローナはこのキム選手の売却を市場の最終週に公式発表する見通しですが、流出は彼だけに留まりません。ウクライナ代表ツィガンコフ選手が「出場拒否」によるクーデターでアヤックスへの電撃移籍に突き進んでいるのに加え、右サイドバックのアルナウ・マルティネス選手がバレンシアへの移籍を熱望して代理人共々クラブに猛抗議中、さらにはアレックス・モレノ選手までもがラージョ・バジェカーノへの移籍交渉を進めており、市場終了を前に、ジローナは事実上のスカッド解体の未曾有の危機に直面しています。(via ElDesmarque)

一方で、ラ・リーガ・ハイペルモーション(2部)全体の勢力図においては、カナリア諸島を拠点とするラス・パルマスとテネリフェが、開幕から2連勝を飾り、2部リーグの頂点(暫定首位)に並び立つという、カナリア諸島フットボールの歴史上において極めて誇らしくエモーショナルな「歴史的ダブル(Canarias manda)」を達成しました。ラス・パルマスはセウタを0-2で下し、テネリフェはアルメリアを1-0で破り、ともに勝点6、4ゴール、1失点という、完璧に並び立つ驚異のスタッツ。かつて2001-02シーズンに揃って1部から降格して以来、24年ぶりにカナリア諸島全体がフットボールの情熱とローカルなライバル精神の中で、誇らしく胸を張るエキサイティングな夜を迎えています。(via SPORT / Marca)

【本日の総括】

第2節を終えて、ラ・リーガは早くも伝統ある実力派チームたちの明暗と、市場最終週の緊密なマネーゲームが絡み合う、狂熱の勢力図が形成されています。バレンシアやソシエダ、エスパニョール、ベティスらは、アルナウ、サール、パロット、ブライアン・サラゴサといったメガ補強で確実にスカッドのインテンシティを引き上げ、きたる欧州コンペティションへの牙を研いでいます。一方で、マラガとデポルティーボの1-1の激闘は、オーバメヤンとチュペのゴールに加え、判定を巡るフネス監督の『ル・ノルマンにこの主審を紹介したかった』という名セリフを生み、オサスナとレバンテは、砂だらけのピッチの不都合やムスアイの不条理な行政的ベンチ外といったノイズも含め、2部ならではの過酷で泥臭いインテンシティのリアルを私たちに証明してくれました。移籍市場の締め切りまであと数日、ピッチの内外で繰り広げられるドラマから、一秒たりとも目が離せません。