CAオサスナ
ルイス・ミゲル・ラミス新監督の本格的なエル・サダルでの初陣となったレバンテUD戦は、オサスナが圧倒的にボールを支配し、何度も決定的なビッグチャンスを作りながらも、相手の守護神にことごとく跳ね返される悔しい0-0のドロー決着となりました。開始わずか1分、コーナーキックからホルヘ・エランド選手が放った完璧なヘディングシュートは、相手GKの驚異的なファインセーブによって防がれました。後半54分には、エースのアンテ・ブディミル選手がゴール至近距離から完璧なヘディングシュートを放つも、またしても相手キーパーの超人的なリフレクスによって防がれ、その数分後には、キーパーをも完全に交わして無人のゴールに押し込んだブディミル選手のシュートが、ゴールライン上で相手DFのマンディ選手によって奇跡的にクリアされ、さらにはポストに嫌われるなど、ゴールへの女神は最後まで微笑みませんでした。(via SPORT / Estadio Deportivo / Marca)
ラミス監督は試合後、悔しさをにじませながら以下のようにピッチの言い訳を交えつつ試合を総括しました。(via SPORT / Marca)
『選手たちの戦術的な組織や、ボールを失った際の素早いプレッシングといった守備のバランスは100パーセント機能しており、失点ゼロ(portería a cero)を維持できたことは非常に誇らしい。しかし、今日のエル・サダルのピッチは一面に砂(arena)が大量に撒かれており、お世辞にもボールをテンポよく滑らせる状態ではなかった。この不都合なピッチコンディションが、私たちの生命線である速いビルドアップと攻撃の流調(fluidez)を大きく損なわせてしまったことは否定できない。ただ、最後まで勝ち点3を求めて戦い抜いた姿勢は間違いなく次に繋がるステップだ』(via SPORT / Marca)
終盤、得点を奪えない焦りから、エル・サダルのスタンドの一部から選手や指揮官に対して冷たい口笛や指笛(ブーイング)が浴びせられる場面もありましたが、ラミス監督は『サポーターは決してお金を払って妥協を見に来ているわけではない。彼らがフラストレーションを示してブーイング(pitos)をするのは当然の権利だ。あの不満の空気をピッチの上で最高のパッションと勝利によって「変える」ことができるのは、他ならぬ私たち自身に他ならない』と、冷静に、かつ闘志を内に秘めて語りました。(via Marca)
レバンテUD
レバンテUDは、敵地エル・サダルにおいて、文字通り『嵐のようなオサスナの猛攻』に晒されながらも、オーストラリア代表GKマット・ライアン選手の言葉にできないほど凄まじい「7度の決定的セーブ」によって、0-0での貴重極まりない勝ち点1を死守することに成功しました。ライアン選手は、前半のモンカヨラ選手のミドル、後半のブディミル選手の完璧なヘディングシュートなどを、いずれも抜群のポジショニングとアジリティで叩き出し、まさに異次元のマン・オブ・ザ・マッチ(MVP)として君臨しました。また、ディフェンダーのマンディ選手も、後半にブディミル選手にゴールキーパーをかわされた絶体絶命の危機を、身体ごと投げ出す執念のゴールライン上クリアで防ぎ、この価値あるクリーンシートを支えました。(via SPORT / Marca / AS)
ピッチ外においては、レバンテが月曜日に見せた『電撃的な選手登録(inscripciones relámpago)』が大きな話題となりました。クラブは現在、財政が極めて厳しいサラリー制限(フェアプレー財務)に直面していますが、カンテラーノのカリーム・トゥンデ選手をイングランドのウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)へ300万ユーロ(さらに将来の売却時に利益の20パーセントを受け取れる権利付き)で放出することがほぼ合意完了したことを受け、その売却見込みを武器に、未登録であったダニ・レケナ、イフェアニ・ンドゥクウェ、チアゴ・フェルナンデス、ウーゴ・ソテロなどの新戦力候補たちをキケ・ロペスSDらの必死の徹夜の事務作業によってキックオフ数時間前にラ・リーガに一気に登録完了させることに成功しました。そして、ビジャレアルBからローンで迎えたチアゴ・フェルナンデス選手は、登録完了するやいなや即座に先発のピッチに送り出されました。(via SPORT / Marca / Estadio Deportivo)
しかし、この緊急登録プロセスの中で、18歳のベルギー人アタッカー、ヤニス・ムスアイ選手を巡って信じられないような前代未聞の行政的アクシデントが発生しました。ムスアイ選手は月曜日の午前に登録を終え、一度はルイス・カストロ監督の招集メンバーに入ることが公式発表されていましたが、キックオフのわずか数分前になって、スペイン連盟(RFEF)からクラブに対して『ムスアイは前所属のベルギー・クラブNXT時代(3月)に退場処分を受けており、その出場停止処分が未だ消化されておらず、このラ・リーガのピッチにおいても有効である』との警告電話が急遽届きました。レバンテは不戦敗の処罰を恐れ、慌てて彼をメンバー外としてスタンドへ追放せざるを得ませんでした。カストロ監督は試合後、この連盟の不条理な対応に対し、以下のように怒りと不満を爆発させました。(via SPORT / Marca)
『ムスアイはベルギーですでに処分をしっかりと受けた後、Bチームの公式戦に出場して普通にプレーを再開していたのだ。ベルギーでも普通にプレーできた選手が、どうして他国のスペインに来た途端に、しかも試合開始のわずか数分前になって急に「出場停止だ」と言われなければならないのか。全く理解に苦しむし不合理極まりない。彼をベンチに置いて後半の切り札にしたかったのに、この混乱したシステムには本当に失望させられたよ』(via SPORT / Marca)