レアル・ソシエダ

レアル・ソシエダは、移籍市場の締め切りを前に、懸案であったディフェンスの補強において、イングランドのチェルシーから20歳のセネガル代表大型DFママドゥ・サール選手(身長1.94m、体重77kg)を、買い取りオプションなしの1年間の期限付き移籍(ローン)で獲得することで完全合意に達しました。ソシエダは今夏、ウルヴズのラディスラフ・クレイチ選手を交渉のためにポルトガルのアルガルヴェまで追いかけたもののウォルバーハンプトンの高額要求を前に破談となり、さらにブラジルのクルゼイロに所属するジョナサン・ジェズス選手に対しても1300万ユーロという巨額のオファーを提示したものの、財政の健全なクルゼイロに一蹴されて断念。さらにはウェストハムのナイエフ・アゲール選手ともメディカルチェックの直前までいきながら最終盤で不通となり破談していました。この相次ぐ交渉の失敗の末に浮上したのがママドゥ・サール選手であり、チェルシーの指揮官に就任したばかりのソシエダのレジェンド、シャビ・アロンソ監督がサール選手に対し、『サン・セバスティアンの街、およびレアル・ソシエダの戦術的なフットボールスタイルは、君がトッププレイヤーに成長するための最高の修行の場になる。マタラッツォ監督のもとでインテンシティを学んできなさい』と直接説得したことが、今回の電撃合意の最大の決定打となりました。(via Diario Vasco / Noticias de Gipuzkoa / Mundo Deportivo)

また、バルサから放出リストに載せられている20歳の右サイドバック、エクトル・フォート選手に対しても、ソシエダはデコSDらと「50%の転売利益や将来の買い戻しオプション」を含めた形で獲得を模索しています。しかし、フォート選手本人は『自分はチャンピオンズリーグという最高の舞台で自分のポテンシャルを証明し続けたい』として、CL出場枠を有しているドイツの名門ボルシア・ドルトムントへの移籍を何よりも最優先に熱望しており、交渉は非常に難航しています。(via Mundo Deportivo / Noticias de Gipuzkoa)

ピッチの上においては、先日のベティス戦で相手の激しいタックルによってふくらはぎを強打し、55分にピッチを退いていたアンデル・バレネチェア選手ですが、幸いなことに筋肉の肉離れではなく単なる「強烈な打撲(contusión)」であることが確認されました。月曜日の午後に行われたズビエタでの練習は予防措置として温存したものの、水曜日の夜に控えるレアル・マドリードとの大一番には先発としてピッチに立つことができる見込みです。一方で、ゴンサロ・ゲデス選手とジョン・ゴロチャテギ選手は練習にフル合流しているものの、マドリーとの高いインテンシティの戦いはいささか時期尚早とされており、オドリオソラ選手とパブロ・マリン選手は依然としてリハビリ中でマドリー戦の欠場が確定しています。(via Diario Vasco / Noticias de Gipuzkoa / Mundo Deportivo)

ピッチ外においては、ソシエダのフロントオフィスが発表したヨーロッパリーグ(EL)用のサポーターズ会員割引アボノ『ボノ・エウロパ(Bono Europa)』の価格が、一昨年と比較して実質2倍に高騰したことに対し、ソシオの間で凄まじい怒りと不満の嵐が巻き起こっています。たとえば28歳のサポーターがザバレータ・スタンドで観戦する場合、かつては45ユーロであったアボノが一気に90ユーロにまで釣り上げられており、これは彼らが支払う年間会費の実に42パーセントに相当する高額なものとなっています。クラブ側は物価の上昇や大会の規模拡大を言い訳にしていますが、ファンは不満を募らせています。一方で、かつてソシエダに所属し、2009-10年の100周年シーズンにおいて2部リーグからの劇的な1部昇格を成し遂げた、元ギニア代表のレジェンドアタッカー、エミリオ・ンスエ選手(36歳、インターシティ所属)が、この日曜日をもって現役引退を発表しました。ンスエ選手は『ラ・ソシエダは私のフットボール人生の中で、いつまでも胸の中で美しく輝き、消えることのない最高の宝物だ』と涙ながらにコメントし、かつてアノエタでグリーズマンやシャビ・プリエトらとともにピッチを駆け抜けた思い出を振り返り、多くのリアル・サポーターの胸を熱くさせました。(via Noticias de Gipuzkoa / Mundo Deportivo / Diario Vasco)

レアル・ベティス

レアル・ベティスは、25日にメスタージャで行われるバレンシア戦に向けて、移籍市場の最終盤にオランダのクラブから総額2000万ユーロというクラブ史上最高レベルの移籍金で完全獲得したアイルランド代表の新鋭ストライカー、トロイ・パロット選手(24歳、背番号19番)を、初めて公式な招集メンバーに登録しました。マヌエル・ペレグリーニ監督は、このアイルランドの大砲に対し、会見で以下のように最大級の賛辞と期待を語りました。(via Superdeporte / Estadio Deportivo)

『パロットはすでに前所属で今シーズンのプレシーズンをフルに戦い抜き、いつでもゲームのインテンシティに飛び込める完璧なフィジカルを有している。私たちのチームにはクチョ・エルナンデスという信頼できる絶対的な9番がすでにいるが、チャンピオンズリーグを含む今シーズンの過酷な過密日程を戦い抜くためには、パロットのようなエリア内で鋭い得点感覚を持った純粋なストライカーが手元にいることは極めて大きな武器になる。彼には私たちのベティスの攻撃的な戦術機能にいち早く馴染み、ピッチの上でその高いポテンシャルを遺憾なく発揮してほしい』(via Estadio Deportivo)

また、左サイドバックのポジションを巡っては、かつてリーズからベティスに戻り、負傷やパフォーマンス低下によって昨シーズンはフラン・ガルシア選手に完全にスタメンの座を奪われていたカンテラ育ちのジュニオール・フィルポ選手が、月曜日のトレーニング終了後、メディアの直撃に対して笑顔で力強く残留を宣言しました。フィルポ選手は『もちろん私はここに残るよ! どこに他へ行くというんだい?』と語り、この夏に噂されていた他クラブへの移籍交渉を全面的に否定しました。フィルポ選手は、この26/27シーズンに最高のフィジカルコンディションで挑むため、バカンスを自ら返上してドバイへと飛び、世界的な個人トレーナーを自費で雇って体幹やスプリントのインテンシティを100パーセントにまで高める極秘調整を敢行していました。フラン・ガルシア選手との激しい定位置争いに向け、『競争はチームにとって常に大歓迎だ。ペレグリーニ監督は必ずローテーションを敷き、私たちが一番必要とされる瞬間にチャンスをくれると信じている』と、強いコミットメントを誓いました。(via ElDesmarque)

フロントオフィスにおいては、現在メキシコの名門クラブ・アメリカやプレミアリーグの複数クラブ(イプスウィッチ、ウェストハム、ウルヴズなど)から熱いアプローチを受けているコロンビア人MFネルソン・デオッサ選手の売却交渉を進めています。ベティスは、デオッサ選手を3000万ユーロ前後で売却できれば、その資金を使ってペレグリーニ監督がフロントに『何よりも最優先で、中盤の底でゲームのバランスをとれる守備的なアンカーが絶対に必要だ』と頑なに要求しているピボット、すなわちフェネルバフチェのソフィアン・アムラバト選手の復帰オペレーションを完了させたい考えです。アムラバト選手の年俸はベティス単体では到底払えませんが、フェネルバフチェがローンに伴って年俸の一定パーセンテージを負担する条件を示したことで、移籍の可能性は劇的に現実的なものとなっています。一方で、カンテラーノの10代の有望ピボット、グナングロ・ブアレ選手は、2027年までの契約更新交渉が難航しているため、トップチームでの試合起用が一切凍結される厳しい措置が執られており、ベティスの中盤における補強の必然性は一層際立っています。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque / Mundo Deportivo)