ダニ・セバージョスの退団と別れのメッセージ

ダニ・セバージョスが2027年まで残っていた契約を双方合意で解除し、レアル・マドリードを退団することが公式に発表された。違約金なしのフリートランスファーで古巣ベティスへの復帰が濃厚となっている。セバージョスは退団にあたり、残りの契約期間で受け取るはずだった約500万ユーロの給与を完全に放棄した。アヤックスから提示された600万ユーロのオファーや、過去のマルセイユからのオファーも断り、自らの未来をコントロールする道を選んだ。クラブは公式声明で、『ダニ・セバージョスと当クラブは双方合意の下、選手としての期間に終止符を打つことを決定した。16のタイトルを獲得した彼の献身と努力に感謝し、今後の幸運を祈る。ここは常に彼の家である』と発表した。セバージョス自身もファンに向け、『9年を経て、私の人生で最も重要な章の一つを閉じる時が来た。簡単な決断ではなかったし、簡単な一年でもなかった。世界最大のエンブレムを身につける機会を与えてくれたレアル・マドリードに感謝したい。フロレンティーノ・ペレス会長、監督たち、チームメイト、スタッフに感謝する。そして何より、無条件のサポートをくれたマドリディスタに感謝する。このエンブレムのために全てを捧げたという安らぎと共に去る。レアル・マドリードは常に私の一部だ』と別れの言葉を綴った。(via Estadio Deportivo) (via SPORT) (via ElDesmarque)

ニコ・パスのコモ完全移籍と複雑な契約条件

ニコ・パスのイタリア・セリエA、コモ1907への移籍が最終決定した。レアル・マドリードは当初、900万ユーロの買い戻しオプションを行使する意向を伝えていたが、これは権利交渉の出発点に過ぎなかった。最終的にコモ側がレアル・マドリードの要求をすべて受け入れ、残りの50%の保有権を6000万ユーロで買い取り、100%の権利を取得することで合意した。この交渉の裏では、インテル・ミラノがアレッサンドロ・バストーニをトレードに絡めた取引をマドリードに持ちかけていたが、セスク・ファブレガス監督の強い要望を受けたコモが迅速に動いた。マドリード側は、ニコ・パスがコモで大ブレイクした場合に備え、2027年の夏限定で8000万ユーロで買い戻せる特別オプションを保持している。これにより、クラブは選手の将来に対する戦略的コントロールを維持することに成功した。(via SPORT) (via ElDesmarque)

クラブの財政戦略と今夏の補強の裏側

レアル・マドリードは現在、クラブの評価額の5%から10%を投資家に売却する可能性を検討している。これに関連し、フロレンティーノ・ペレス会長は、対立候補のエンリケ・リケルメが主張した『7億7000万ユーロの流動性が一瞬で消え去った深刻な財政危機』という言葉を『デマ』だと一蹴した。クラブの移籍市場での動きもこの緻密な会計計画に基づいている。昨夏はディーン・フイセンに6250万ユーロ、アルバロ・カレラスに5000万ユーロ、フランコ・マスタントゥオーノに6320万ユーロ、そしてトレント・アレクサンダー=アーノルドのW杯前の引き抜きに1000万ユーロと、総額1億8500万ユーロ超を投資した。今夏はこれまでにマルク・ククレジャ(6000万ユーロ+変動500万ユーロ)と、インテルからデンゼル・ダンフリース(契約解除金2000万ユーロ)を獲得し、約8000万ユーロを投資している。注目すべきは、ダンフリースの公式発表が新会計年度となる7月1日以降に意図的に遅らされている点だ。これはラ・リーガのサラリーキャップ対策ではなく、新年度の決算を健全に見せるための純粋な会計上の戦略である。(via SPORT)

モウリーニョ新監督によるバルベルデの残留決断

フェデ・バルベルデは、レアル・マドリード入団以来最も困難なシーズンを終えた。パフォーマンスの波に加え、規律面でも問題が噴出。以前のアレックス・バエナとの騒動が再燃し、危険なタックルで退場処分を受けたほか、オーレリアン・チュアメニとの2度の乱闘騒ぎも発生。2度目の乱闘では額を縫う怪我を負い、クラシコを含む終盤戦を欠場した上、クラブから50万ユーロの罰金と懲戒処分を受けた。市場価値も1億3000万ユーロから9000万ユーロに下落し、ダニ・カルバハル退団後のキャプテンとしての資質も疑問視され、売却の可能性すら囁かれていた。しかし、新指揮官のジョゼ・モウリーニョ監督は、彼の圧倒的な運動量、アグレッシブさ、守備への献身性、そして強烈なシュート力を高く評価し、自身のプロジェクトに不可欠な存在として残留を決定した。一方で、出場中のW杯では、ウルグアイ代表のキャプテンとして臨んだスペイン戦の57分にフェデ・ビニャスとの交代を命じられ、シャツで口を覆いながら激怒してベンチに下がる姿が目撃されている。(via SPORT) (via Mundo Deportivo) (via ElDesmarque)

カマヴィンガの売却リスト入りと本人の徹底抗戦

エドゥアルド・カマヴィンガが、クラブの売却リストに掲載された。レアル・マドリードは中盤の選手が飽和状態にあると認識しており、彼を放出候補としている。すでにプレミアリーグの複数クラブが関心を示しており、マドリードが要求する5000万ユーロの移籍金を支払う用意があるという。モウリーニョ監督の構想からも外れていると見られているが、カマヴィンガ本人と彼のエージェントは退団の可能性を一切考慮しておらず、周囲にも『レアル・マドリードからは出ない』と断言している。2029年まで契約を残す同選手は、7月13日から始まるプレシーズンに合流し、自身の力で状況を覆してモウリーニョ監督を説得する構えを見せている。(via Mundo Deportivo)

モウリーニョからギュレルへの電話とシウバ加入の影響

トルコ代表としてW杯を戦い終えたアルダ・ギュレルの元に、モウリーニョ新監督から直接電話が入った。指揮官は彼を重要な戦力と考えていることを伝え、『プレシーズンにはしっかりと休んで、より強くなって戻ってきてほしい』と声をかけた。しかし同時に、モウリーニョ自身が獲得を熱望したベルナルド・シウバの加入により、ギュレルが先発の座を約束されるわけではなく、出場機会を激しく争う立場になることも明言された。トップ下ではベルナルド・シウバ、ジュード・ベリンガム、ギュレル、ブラヒム・ディアスがローテーションで起用される見込みであり、カマヴィンガの去就次第では新たな守備的MFの補強も示唆されている。(via SPORT)

ブラヒム・ディアスのW杯での活躍と熾烈なポジション争い

モロッコ代表としてW杯の決勝トーナメント進出を決めたブラヒム・ディアスは、チームの攻撃の絶対的な牽引車として素晴らしいパフォーマンスを披露している。ブラジル戦ではサイバリのゴールをアシストし、スコットランド戦でも決勝点をお膳立てした。モロッコ代表のワリド・レグラギ監督も『彼はレアル・マドリードでプレーする偉大な選手だ。彼にはさらなる期待をしている』と絶賛している。しかし、マドリードに戻った後の彼の状況は決して安泰ではない。モウリーニョ監督の元で、右ウイングのポジションにはアルダ・ギュレル、新加入のベルナルド・シウバ、そしてエンドリッキという世界最高峰のタレントがひしめいており、欧州の他クラブからの関心も寄せられているため、来季の去就はW杯終了後のプレシーズンで決まることになりそうだ。(via SPORT)

ゴンサロ・ガルシアの去就はプレシーズン後に決定

レアル・マドリードの若手FWゴンサロ・ガルシアが移籍市場で注目を集めている。レアル・ソシエダやバレンシア、さらにイタリアの2クラブが彼の獲得に関心を示している。しかし、クラブはすぐに放出を決めることはせず、モウリーニョ新監督がプレシーズンで彼のプレーを直接確認した上で最終的な判断を下す方針だ。もし放出となった場合でも、マドリードは高額な移籍金と買い戻しオプションの付与を要求する構えであり、欧州カップ戦に出場しないクラブへのレンタル移籍の可能性は極めて低いと見られている。(via ElDesmarque)

カイル・ウォーカーによるベリンガム擁護のコメント

W杯のガーナ戦で、ジェローム・オポクを突き飛ばし、ジョルダン・アイェウに対して口を覆いながら何かを言い放ったジュード・ベリンガムの行動が波紋を呼んでいる。FIFAの新ルールに照らし合わせれば退場処分になってもおかしくなかったこの行動について、元イングランド代表のカイル・ウォーカーがコラムで彼を擁護した。『彼のやったことは退場に値するし、気をつけなければならない。選手なら普通やることだが、全員が新ルールに留意すべきだ。また、ガーナのベンチとちょっとしたいざこざがあったが、ジュードからその闘争心を奪うことはできない。限界ギリギリでプレーするその姿勢こそが、彼をこれほど例外的な選手にしているのだ。心を開いてプレーしているが、頭で計算することも必要だ。そこまで行き過ぎてはいけない。しかし、人々はジュードについて間違った考えを持っているようだ。彼がチーム内で一流の模範であることを断言できる。彼がレアル・マドリードにいるのには理由がある。彼はトップレベルの選手だ』と語り、ベリンガムの人間性と実力に太鼓判を押した。(via Mundo Deportivo)

ムバッペの交代時の珍事と新ルールの影響

フランス代表のキリアン・ムバッペは、W杯グループステージのノルウェー戦で2つのアシストを記録して4-1の勝利に貢献した。しかし、この試合で最も話題になったのは彼の交代時の行動だった。後半にマテタと交代してピッチを退く際、ムバッペはキャプテンマークをチームメイトのチュアメニに直接渡すのではなく、主審のマイケル・オリバーに手渡し、チュアメニに届けるよう頼んだのだ。これは、今大会から導入された「交代選手は10秒以内にピッチから出なければならず、遅れた場合はイエローカードを受け、チームは1分間10人でプレーしなければならない」という新ルールを警戒しての行動だった。ファンの間では、ルールの極端な解釈だとして大きな議論を呼んでいる。(via ElDesmarque) (via MARCA)

【本日の総括】

ダニ・セバージョスの退団やニコ・パスの売却など、来季に向けた陣容整理が着々と進んでいます。一方で、モウリーニョ新監督の就任によりバルベルデの残留が決定し、カマヴィンガやギュレル、ブラヒムらのポジション争いが激化するなど、チーム内競争はプレシーズンに向けてさらに熱を帯びていきそうです。