ニコ・パス・レアル・マドリード 8000万ユーロでの買い戻しを検討

レアル・マドリードからイタリアのコモへ完全移籍していた22歳のアルゼンチン代表MFニコ・パスに対し、古巣マドリードが8,000万ユーロでの買い戻し条項の発動を検討している。セリエAでの目覚ましい躍進を受け、かつてカンテラで育んだ逸材を再び呼び戻すための動きが具体化してきた。

ニコ・パスはマドリードの下部組織で才能を開花させ、昨夏に出場機会を求めてセスク・ファブレガス監督率いるコモへ移籍した。マドリード側は保有権の50%を保持しつつ、一度買い戻してから6,000万ユーロでコモに譲渡するという極めて複雑な合意を結んでいた経緯がある。

コモでチームの司令塔として覚醒したことで、彼の価値は欧州全域で急上昇を遂げた。チェルシーをはじめとする英プレミアリーグのクラブも獲得調査に乗り出しており、争奪戦の様相を呈している。

マドリードの首脳陣は彼の著しい成長を高く評価し、事前に取り決められていた8,000万ユーロでの買い戻し権を行使することを視野に入れた。半数の権利を自社で握っているアドバンテージを活かし、他クラブへ流出する前に再確保する算段だ。

世代交代を進めるマドリードの中盤において、クラブの哲学を知る22歳の復帰は極めて価値が高い。高額な投資を伴うものの、将来のクラブを背負う司令塔として連れ戻す意義は十分にあるとみられている。

つまりこの動きが意味するのは、若手を海外で武者修行させてトップレベルへ引き上げ、満持して買い戻すマドリードの計算し尽くされた育成・補強モデルの結実である。来夏の移籍市場を見据え、クラブがどのタイミングで条項を発動するかが焦点だ。(via Ramón Álvarez de Món / TuttoMercatoWeb)