ダビド・オトルビ・バレンシア 2031年まで契約更新し解除金を倍増

バレンシアCFに所属する19歳のスペイン人アタッカー、ダビド・オトルビが、クラブとの契約を2031年まで大幅に延長することで正式に合意した。海外のメガクラブによる強奪の動きが強まる中、生え抜きの大器を長期的に引き留めることに成功した意味は極めて大きい。

オトルビはバレンシアの下部組織で順調に成長を遂げ、その将来性は欧州トップレベルのスカウト陣から高く評価されていた。一方でプレミアリーグのリヴァプールは、彼の獲得に向けて極めて具体的な関心を寄せていたと報じられている。

イングランドのクラブは、これまで設定されていた3,000万ユーロの契約解除金を支払って彼を強奪する構えを見せていた。この危機に対し、バレンシア経営陣は素早く動き、契約条件の改定に向けた交渉を完了させた。

新たな契約では期間が2031年まで引き延ばされただけでなく、違約金も従来の2倍にあたる6,000万ユーロへと増額された。この金額設定により、他クラブが安易に手を出せない強固なプロテクトが完了した形だ。

バレンシアは株式の売却や新体制への移行など過渡期を迎えているが、カンテラ出身の才能を軸に据える経営方針を明確に示した格好だ。リヴァプールをはじめとする他国の競合クラブに対し、明確な拒絶の意志を突き付けたと言える。

つまりこの契約延長が意味するのは、バレンシアがクラブの未来を担う若い才能を意地でも守り抜くという断固たる決意の表明である。今後はトップチームでの出場機会を増やし、チームの攻撃を支える中心選手へと昇華できるかが注目される。(via AS)