新指揮官アンセルミによる新生エルチェ:理想 of 「5-2-2-1」システムと補強計画
エデル・サラビア前監督が退任し、クラブのオーナーであるクリスティアン・ブラガルニク氏が招聘したアルゼンチン人のマルティン・アンセルミ新監督のもと、新生エルチェCFが大きな変革期を迎えています。クルス・アスルやポルト、ボタフォゴなどで確かな手腕を証明してきたアンセルミ監督は、エルチェでもポゼッションを重視する美しいスタイルを貫くため、前体制の基盤を引き継ぎながら理想の「5-2-2-1」システムの構築を急ピッチで進めています。
このシステムにおいて、守護神には昨季から変わらず絶対的な信頼を得る同郷のマティアス・ディトゥーロが起用される見通しです。5バックのディフェンスラインは、新加入のオーストリア人DFダヴィト・アフェングルーバーを中心に、昨季ローン移籍から完全移籍へと切り替えたヴィクトル・チュスト、そしてチームをキャプテンとして牽引する頼れるベテランのペドロ・ビガスが3センターバックを形成。右サイドの翼を担うウィングバック(カリール)には若きブバ・サンガレ、左サイドにはヘルマン・バレラがファーストオプションに据えられています。さらに、左の層をより厚くするため、現在無所属となっているデイヴェル・マチャドの獲得に向けて、すでに具体的な交渉に入っています。
中盤の底(ダブルピボット)は、昨季大きな役割を果たしたアレイシュ・フェバスの退団によって一時は補強難が懸念されたものの、今季はゲームメイクのタクトを振るうゴンサロ・ビジャーと、マルク・アグアドのコンビが鍵を握ります。その前方でチャンスを創出する2枚 of インサイドハーフ(メディオプンタ)は、右サイドでグラディ・ディアンガナとテテ・モレンテがスタメンを争い、左サイドではルーカス・セペダとポルトガル人のマルティム・ネトが競い合う極めて贅沢な陣容。ここにさらなるクリエイティビティをもたらすため、ブライトンからアルゼンチン人MFファクンド・ブオナノッテのローン獲得に乗り出しているほか、ラージョ・バジェカーノやセビージャなども狙っているエイドリアン・エンバルバの獲得も画策しています。
最前線のワントップには、今夏ブルゴスCFから獲得したガディス出身のFWフェル・ニーニョが不動の存在として君臨。昨季2部で11ゴール3アシストを叩き出したこのストライカーは、アンセルミ監督の戦術における絶対的な得点源として新シーズンの鍵を握っています。エルチェのラ・リーガEAスポーツ開幕戦は、8月17日の月曜日、21時(スペイン時間)にデポルティーボ・ラ・コルーニャをホームに迎えて行われます。 (via ElDesmarque / Mundo Deportivo)
アトレティコの20歳の至宝ハビ・モルシージョを150万ユーロの超破格で完全獲得
エルチェは今夏の市場で、スペイン国内外の並み居る競合クラブとの激しい争奪戦を制し、アトレティコ・マドリードB(1部RFEF)に所属していた20歳の超有望ミッドフィールダー、ハビ・モルシージョを完全移籍で獲得しました。この獲得費用はわずか150万ユーロという、近年の非常に高騰した移籍市場の中では「まさに破格(Ganga)」と言える金額で合意に達しています。契約は2030年6月までの長期にわたるもので、アトレティコ側は将来的に彼が他クラブへ移籍した際の再売却益の50%を保持する契約を結んでおり、これはアトレティコがいかに彼の将来性を高く評価しているかの証拠でもあります。
モルシージョに対しては、ベルギーの名門アンデルレヒト、ポルトガルのファマリカン、そして国内のレバンテといったクラブから、非常に魅力的な条件のオファーが寄せられていましたが、本人は出場機会を確保しつつアンセルミ監督の長期プロジェクトに加わることを熱望し、エルチェへの加入を選択しました。昨季はアトレティコBで29試合に出場し、シーズン終盤にはディエゴ・シメオネ監督によってトップチームへ引き上げられ、1部リーグで5試合(うち1試合はスタメン)に起用された本物の逸材です。
モルシージョの最大の武器は、卓越した技術とビジョンにあります。現代フットボールで重宝される「ゲームを落ち着かせ、組織する能力」に非常に優れており、アンセルミ監督が目指すポゼッションサッカーの心臓として、開幕から大きな存在感を発揮することが期待されています。数日中に公式発表が行われる予定です。 (via Estadio Deportivo / Mundo Deportivo)
コルドバとのプレシーズンマッチは2-2ドロー:後半の怒涛の2ゴールで引き分ける
エルチェは、プレシーズン中にオリバの合宿地においてセグンダのコルドバCFとトレーニングマッチを行いました。試合は非常に激しい内容となり、エルチェは前半にコルドバに主導権を握られ、2失点を喫して前半を0-2という苦しいスコアで折り返すことになりました。しかし、後半開始直後にエルチェは闘志を取り戻し、一気に攻撃のギアを上げて電撃的な2ゴールを奪うことに成功。スコアを2-2の同点に追いつき、そのままドローで試合を終えました。
この試合の最終盤には、非常に珍しい珍事も発生しました。コルドバCFが選手交代のカードをすべて使い切った後に、ハコボ・マルティが深刻な怪我を負ってプレーを継続できなくなったため、控えゴールキーパーであるアルエバロが急遽フォワード(前線)としてピッチに入ってプレーするという、プレシーズンならではのエピソードがスタジアムを沸かせました。引き分けには終わったものの、後半に見せたエルチェの修正力と爆発力は、開幕を控えるチームにとって大きな自信となりました。 (via SPORT)
元エルチェのレンタル戦士アドリア・ペドロサ:大活躍の代償として複数クラブが争奪戦
昨季エルチェCFに期限付き移籍(レンタル)し、左サイドバックとして非常に素晴らしい活躍を見せたアドリア・ペドロサは、その輝かしいパフォーマンスによって自身の市場価値をスペイン国内外で大いに向上させました。ペドロサは今夏セビージャFCへ復帰したものの、クラブの給料削減および放出計画(オペレーション・サリダ)の対象となっており、セビージャのガルシア・プラザ監督の構想からは外れているため、新たな移籍先を模索しています。
しかし、エルチェで実績を積んだ彼に対してはラ・リーガのみならず海外クラブからも問い合わせが殺到しています。最近では、1部復帰を果たしたデポルティーボ・ラ・コルーニャが彼の獲得についてセビージャに具体的な条件を問い合わせるなど、ペドロサの去就をめぐる争奪戦が激化しています。エルチェが彼を覚醒させ、そのキャリアを大きくステップアップさせたことは間違いありません。 (via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
マルティン・アンセルミ新体制のもとで、5-2-2-1の魅力的なポゼッションスタイルへと進化を続けるエルチェCF。ブルゴスから加入した得点源フェル・ニーニョに加え、アトレティコから超破格で獲得したハビ・モルシージョという20歳のマエストロも加わり、中盤から前線にかけての破壊力と創造性は他クラブの脅威となっています。コルドバ戦で見せた粘り強い修正力と、デイヴェル・マチャドやファクンド・ブオナノッテといったビッグネーム獲得に向けた貪欲な市場での動きは、新シーズンの躍進を大いに予感させます。8月17日のデポルティーボとの開幕戦へ向けて、チームの士気は最高潮に達しています。