ガルシア・プラサ監督の自省と勝負を分けた決定力

敗戦の痛手と判定への不満が渦巻くなか、ルイス・ガルシア・プラサ監督はチームの失速と自身の采配について真摯な自省を語っています。

指揮官は試合後の会見で『試合の明暗を分けたのは圧倒的な決定力の差だ。前半から60分間にわたって我々が試合をコントロールし、相手を圧倒していたのだから、0-2や0-3にして勝負を決めておかなければならなかった。3点、4点と取れる決定的なチャンスがありながら決めきれず、相手に息を吹き返させてしまった』と悔しさを滲ませました。

さらに、逆転を許した後のチームの失速について『相手に2-1とされると、チームのトーンが著しく落ち込んでしまった。そうしたメンタル面の崩れを防ぎ、立て直すことについては、監督である私自身が全責任を負わなければならない』と自責の念を強調。実際に同点・逆転と追い詰められるなか、最初の選手交代を行ったのが72分(フォファナとコレイアに代えてバルガスとウレを投入し4-4-2に変更)と遅れたことへの反省を口にしました。

一方で、敗戦の中にも確かな戦術的収穫と個人の輝きが見られました。

前半の先制点は、フェリックス・コレイアの見事なコーナーキックからキケ・サラスが力強いヘディングで叩き込んだもので、コレイアはセットプレーのプレースキッカーとして今季2アシスト目を記録。キケ・サラスも今季初ゴールをマークしました。

また、古巣コリセウムに帰還した右サイドバックのフアン・イグレシアスは、攻撃時にチデラ・エジュケを積極的に追い越して厚みを加えつつ、守備ではチーム最多となる7回のボール奪取(左サイドのガブリエル・スアソは5回)を記録する高い貢献度を見せました。

さらに、前半早々に膝を痛めて負傷交代したアイサック・ロメロに代わり、前線で体を張り続けた新戦力ルカス・スタシンも、ゴールこそならなかったもののロングボールの収まりや味方の押し上げを促すポストプレーで高いセンスを証明しています。

チームは敗戦を喫したものの依然としてリーグ6位につけており、指揮官は『トップレベルの戦いでは一瞬の隙も許されない』と気を引き締め、次節ホームで行われる古巣アラベス戦での巻き返しを誓っています。(via MARCA)

【本日の総括】

ヘタフェ戦での痛恨の逆転負けから一夜が明け、判定を巡る騒動はVAR交信音声の公開によってさらに混迷を極めています。元審判イトゥラルデ氏からも二重基準への批判が飛び出すなか、チームには試合開始遅延による罰金や監督処分という新たな火種も浮上。ピッチ内外で試練が続きますが、指揮官と選手たちは反省を糧に次節アラベス戦での再起を狙います。