決定機逸とマリアーノの一矢 前半の好機を逃し4失点も後半システム変更で意地を見せる

試合序盤の展開において、アラベスにも反撃の大きなチャンスが存在していました。8分に先制された直後の10分、右サイドを鋭く突破したアンヘル・ペレスから絶好のグラウンダーのクロスが供給され、ペナルティスポット付近で完全にフリーとなったアブデ・レバシュが右足で合わせましたが、シュートは無情にもクロスバーを越えてしまいました。さらに11分にはルカス・ボジェのキープからアンヘル・ペレスが狙い、12分のコーナーキックではボジェの決定的なヘディングシュートが相手MFの顔面に直撃して阻まれるなど、同点に追いつく絶好の機会を活かせませんでした。

40分にもコーナーキックからナウエル・テナグリアが頭で合わせ、ボールはクロスバーを叩いたものの、わずかにオフサイドの判定となりました。決定機を逃し続けたアラベスは、23分に相手の変幻自在なシュートで追加点を許すと、41分には中盤でカルロス・プロテソーニがボールを奪われて3点目を奪われ、前半アディショナルタイムにもミドルシュートを叩き込まれて前半を0-4で折り返しました。前半終了後、アンヘル・ペレスは『自分たちが準備してきたサッカーをやれていないことが結果に響いている。相手に好きなようにプレイさせてしまい、失点パターンも全て似通っている。同じ11人で戦っているのだから、後半は得点を狙いにいかなければならない』と強い危機感を口にしました。

後半開始に向けてキケ・サンチェス・フローレス監督は采配を振るい、中盤のプロテソーニを下げてフォワードのトニ・マルティネスを投入、従来の4-5-1からボジェとトニ・マルティネスが並ぶ4-4-2へと布陣を変更しました。さらに55分にはパブロ・イバニェスとアイトール・マニャス、74分にはウーゴ・ヌボアとマリアーノ・ディアスを順次ピッチへ送り出しました。後半も相手にポゼッションを握られて5点目、6点目を許す展開となりましたが、84分に意地を見せます。相手のミスパスを見逃さなかったマリアーノ・ディアスが素早くボールを奪い取ってペナルティエリア内に侵入し、右足の冷静なシュートでゴール右隅を撃ち抜いて1点を返しました。試合終盤にはトニ・マルティネスが至近距離から狙う場面もありましたが、相手DFの体を張ったブロックに阻まれ、そのまま試合終了を迎えました。(via Mundo Deportivo)