カルロス・マルティンがクロアチアの強豪ハイドゥク・スプリトへ期限付き移籍
移籍市場の閉幕間際、アルメリアへの期限付き移籍が書類手続きのわずか数秒の遅れによってまさかの土壇場破談を迎え、アトレティコに残留せざるを得ない状況に陥っていたカルロス・マルティン。しかし、急転直下の進展がありました。クロアチアの歴史ある強豪クラブであるハイドゥク・スプリトへの期限付き移籍が正式に決定したのです。このトーレホン出身の若きフォワードは、今シーズンにヨーロッパ・コンファレンスリーグという欧州カップ戦に出場する挑戦の機会を手にしました。昨シーズンはラージョ・バジェカーノへの期限付き移籍でプレーしていたカルロス・マルティンは、今夏のプレシーズン中、代表選手たちの合流が遅れる中でシメオネ監督のプランに入り込み、マラガとの練習試合で先発出場を果たすなどトップチームの穴を埋める重要な主役を務めていました。アルメリアへの移籍が土壇場で立ち消えになり苦しい数日間を過ごしたばかりですが、クロアチアという新天地での新たな冒険は、彼にとって自らの価値を証明し、復讐を果たす絶好のチャンスとなります。(via MARCA)
レガネスから19歳の新星DFベルトラン・オーギュスト・パオルッチを電撃獲得
移籍市場最終日に、アトレティコ・マドリードは同じマドリードを拠点とする隣クラブのレガネスから、19歳のスペインとアルゼンチンの国籍を持つ有望センターバック、ベルトラン・オーギュスト・パオルッチを電撃的に獲得しました。アトレティコは100万ユーロを超える額に設定されていた彼の契約解除金を満額支払い、2031年までの超長期契約を結びました。この市場最終日での契約解除金満額支払いによる強引なアプローチでの主軸喪失に、レガネス側は大きな怒りと失望をあらわにしています。それもそのはず、レガネスは彼をカデテ(15歳以下)年代から大切に育て上げ、今夏のプレシーズンではトップチームを率いるルベン・アルベス監督のもとで積極的に帯同させ、ラ・リーガ開幕後のジローナ戦やオビエド戦で連続してベンチ入りさせるなど、将来の守備の柱として大きな期待を寄せていたからです。一方でレガネスにとっては、まだトップチームで公式戦デビューを果たしていないカンテラーノ(下部組織出身選手)の売却としては、クラブ史上最高の移籍金収入をもたらす結果ともなりました。(via MARCA)
ダニ・オルモが移籍失敗のフリアン・アルバレスに「理解できない外部の状況がある」と言及
バルセロナに所属するスペイン代表MFダニ・オルモが、地元テラサで行われたワールドカップ優勝を祝う記念式典にてメディアの取材に対応しました。その際、今夏のバルセロナが最後まで獲得を目指しながらも最終的に合意に至らず、結果的にアトレティコに留まることとなったフリアン・アルバレスの移籍問題(フリアン・アルバレス事件)について、自身の見解を赤裸々に語りました。バルセロナは移籍市場を通じて執拗にアルゼンチン代表フォワードを追いかけ、ジョアン・ラポルタ会長も公に移籍実現への並々ならぬ熱意をアピールしていましたが、アトレティコ側、特にミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOの姿勢は一切揺らぎませんでした。地元に戻ったオルモは、この件について記者から聞かれると、
『いや、正直に言って何が起きたのか私には理解できません。結局のところ、誰もが自分だけの夢を抱いているものです。フリアン自身もそのことについてはっきりと自身の意思を主張していたと確信しています。彼は自分の夢を叶えるために必死に戦いましたが、最終的には部外者には知る由もない外部の状況や調整が働いた、ということなのでしょう。わざわざ言葉にするまでもないことです。ただ、人生は立ち止まらず、前に進んでいくものです。フットボールが止まることはありません』
と語り、アトレティコ側の政治的な頑なさが夢を阻んだニュアンスを滲ませました。さらにオルモはフリアンの選手としての能力を絶賛し、
『フリアンは疑いなく、世界最高の9番の一人であり、極めて偉大なプレーヤーです。これがフットボールであり、ある時は物事が実現し、ある時は叶わない。しかし、人生はこれからも続いていきます。私のいるバルセロナも今夏素晴らしい仕事を行い、信じられないほど見事な補強でチームの層を厚くすることに成功しました』
と語り、アデエミ、ゴードン、ロドリ、そして復帰したカンセロらの加入に触れて来季の競争への強い自信を示しました。(via Estadio Deportivo)
ギル・マリンCEOがバルサを一一喝、フリアン・アルバレスの移籍は永久に拒絶
アトレティコは、バルセロナによるフリアン・アルバレスへのアプローチを完全に終わらせるため、明確な戦略的メッセージを放っています。今夏の移籍市場中ずっと、フリアンを巡るカタルーニャの移籍報道は鳴り止まず、たとえバルサがガブリエウ・ジェズスの加入を発表したとしてもその噂は収まりませんでした。アトレティコ首脳陣は、今後チャンピオンズリーグやコパ・デル・レイ、あるいはスーパーコパなどの大きな大会で対戦するたびに、バルサとの関係を巡るこの手の話が意図的に繰り返されることをよく理解しています。これについて、CEOであるミゲル・アンヘル・ヒル・マリン氏は、先週行われたチャンピオンズリーグの抽選会の場において、
『私はフットボール界に30年以上身を置いており、自分が一度口にした言葉は、私が持っている数少ない絶対に曲げない約束です。私がCEOとしてアトレティコを率いている限り、彼がFCバルセロナに移籍することは絶対にありません、これは確実です』
と、断言しました。アトレティコはバルサに対して、フリアンをどうしても獲得したいのであれば、設定されている契約解除金である4億9000万ユーロを全額支払うこと以外に道はないと警告しています。アトレティコは、かつて最高額の移籍金で加入してベンチに居座り続けたトマ・レマルの事例や、高給でほとんど出場機会のなかったサウルやビトロの事例を挙げており、もしフリアンが今後も態度を頑なにしたとしても、あるいはバルサが執拗に迫ったとしても、クラブがその財務的な負担や確執を十分に耐え抜くことができるだけの体力と経験があることを強調し、いかなる圧力にも屈しないという強い意思を示しています。(via Mundo Deportivo)
セレーソ会長が今夏の補強に大満足を表明
アトレティコ・マドリードのエンリケ・セレーソ会長は、今夏の移籍市場が閉幕したことを受けて、メディアの取材に非常に嬉しそうな表情で対応しました。アトレティコは今夏の移籍市場を通じて、クティ・ロメロ、モルテン・ヒュルマンド、アレハンドロ・グリマルド、イ・ガンイン、そしてジョナサン・デイヴィッドという5人の世界的な実力派プレイヤーの獲得を完了させました。セレーソ会長は、
『私たちは、新シーズンに向けてこれほど素晴らしい選手層を構築できたことに、言葉では言い表せないほど満足しています。これから目の前に立ちはだかる数々の重要な挑戦に対して、全力で立ち向かうための素晴らしい陣容が整いました』
と自信に満ちた言葉で語り、クラブの今夏の成果に太鼓判を押しました。(via MARCA)
フリアン・アルバレスのサポーターとの確執と「完全復活」へのプロジェクト
アトレティコの今夏の最大のトピックであり、今後の運命を握るのは、バルサ行きを画策しながらも残留することとなったフリアン・アルバレスです。エスタディオ・メトロポリターノで行われたビジャレアルとのホームゲームの際、アトレティコの熱狂的なサポーターは、彼が公式に「退団したい」と希望を公表したという不義理に激怒し、容赦ないブーイングや冷たい拒絶の姿勢を見せました。しかし、アトレティコの戦略的な目標は、このわだかまりを迅速に解消し、彼をチームの主役に据えることです。フリアンは本来、長年アトレティコを支えてきた天才アントワーヌ・グリーズマンが将来的にクラブを去った後に残される、あまりに大きすぎる空白を埋めるという使命を背負して加入した選手です。クラブ首脳陣は、彼が背後の雑音をすべて遮断し、アトレティコでの初年度にかつて記録したシーズン29ゴール、すなわち彼自身のキャリアで最も輝かしい活躍を見せたあの圧倒的な姿を取り戻すことこそが、今夏の市場で巨額を投じたレアル・マドリードやバルセロナに真っ向から立ち向かうための最大のキーになると確信しています。(via MARCA)
左サイドバック補強断念に伴う、カンテラーノのダニ・マルティネスへの期待
移籍市場の終了間際まで、アトレティコは守備の補強と左サイドの強化を求め、実力派のニコラス・タグリアフィコの獲得を目指して激しい交渉を繰り広げていました。しかし、最終日の夕方、アトレティコのフロントオフィスは左サイドバックを外から緊急補強する道を選ばないという、大きな決断を下しました。これは、金銭的な制限や他チームとの兼ね合いではなく、下部組織から這い上がってきた若きダニ・マルティネスへの抜擢を最優先にするという判断でした。これにより、この19歳のダニ・マルティネスが、少なくとも来年1月の冬の移籍市場が開幕するまでの間、タグリアフィコに代わって背番号3を背負い、トップチームの左サイドバックとして主要な役割を務めることが決まりました。クラブが下したこの野心的な若手抜擢が、吉と出るか凶と出るか、マドリードのファンの間でも非常に熱い期待が注がれています。(via MARCA)
新戦力ジョナサン・デイヴィッドの素顔に迫るQ&A動画が公式SNSに登場
移籍市場の最後にアトレティコへ買取オプション付きのレンタルで緊急加入が発表されたカナダ代表FWジョナサン・デイヴィッドが、早くもファンの間で大きな注目を集めています。クラブは公式SNSを通じて、新加入のカナダ人ストライカーの趣味やサッカー外の好みに迫るための特別なインタビュー一問一答の映像を公開しました。この動画の中では、サポーターが彼についてより親しみを感じられるような様々なプライベートな質問がぶつけられており、新天地での活躍に向けて、ファンに素顔の自分をアピールする素晴らしいプロモーションとなっています。(via MARCA)
【本日の総括】
クロアチアのハイドゥク・スプリトへ期限付き移籍を決めたカルロス・マルティンの新展開から、レガネスの超新星ベルトラン・オーギュストの電撃獲得、バルセロナへの不退転の警告を放つヒル・マリンCEOの徹底抗戦の構えなど、アトレティコは激動の夏の最終章を走り抜けました。今夏獲得した5名の超豪華な補強をセレーソ会長も絶賛しており、今後はブーイングを受けたフリアン・アルバレスの完全復活と、タグリアフィコ獲得を断念した左サイドに抜擢された若手ダニ・マルティネスの急成長を軸に、新生シメオネ・アトレティコが覇権奪還に向けて本格始動します。
