ニコラス・バレンティーニ獲得交渉
フィオレンティーナに所属する25歳のアルゼンチン人センターバック、ニコラス・バレンティーニの獲得交渉が最終局面を迎えています。スポーツディレクターを務めるセルヒオ・フェルナンデスが交渉をほぼ完了させており、移籍の正式発表は数時間以内に行われる予定です。バレンティーニは早ければ今週の土曜日にも本拠地メンディソロサに到着する可能性があります。彼はボカ・ジュニアーズやアルドシビから欧州へ渡って2シーズンを過ごし、昨季はエラス・ベローナへのローン移籍によりセリエAで21試合に出場しました。2年前にはセビージャやレアル・ベティスといったクラブからも関心を集めた、非常に評価の高い左利きの実力派ディフェンダーです。選手自身もスペインへの移籍に前向きな姿勢を示しています。これが合意に達すれば、すでに加入が完了している中盤のミケル・ロドリゲス、フォワードのミゲル・ロドリゲスに続く、アラベスにとって今夏3人目の極めて重要な補強となります。(via Estadio Deportivo)
チームのディフェンス陣の現状
アラベスがニコラス・バレンティーニの緊急獲得に動いた背景には、現在の守備陣の構築に関する深刻な課題があります。キケ・サンチェス・フローレス監督が擁するセンターバックのオプションは、現在テナグリアとヴィレ・コスキのみです。ジョニー・オットーやプロテソーニを同ポジションに配置する緊急策も可能ですが、チームはファクンド・ガルセスがFIFAからの制裁処分による出場停止期間を消化するのを待っている段階でもあります。スポーツディレクターのセルヒオ・フェルナンデスは今後の計画について『私たちの懸念や関心はディフェンスの補強にあります。この8月の間、そのポジションの強化にエネルギーと焦点を当てていきます。最優先としてセンターバックの獲得を求めていますが、場合によっては2人のディフェンダーが加入する可能性もあります』と説明していました。そのため、左利きで対人強度の高いバレンティーニの獲得は、守備組織に安定感をもたらすための必要不可欠なラストピースと位置づけられています。アラベスはプレシーズンで2勝を挙げ無敗をキープしており、順調に合流すれば9日後のヘタフェとのラ・リーガ開幕戦でバレンティーニが即レギュラーとして先発を任されることになります。(via MARCA)
マリアーノ・ディアスの去就問題
プレシーズンを無敗で乗り切り、キケ・サンチェス・フローレス監督のもとで開幕に向けて先発イレブンの絞り込みを進めるアラベスですが、解決すべきピッチ外の複雑な問題を抱えています。まず、元レアル・マドリードのフォワードであるマリアーノ・ディアスについては、新シーズンのチーム戦力として十分に機能するかが現時点で非常に不透明であり、彼の将来は不確実なものとなっています。さらに、ル・アーヴルへの移籍が確実と見られていたムサ・ディアラの交渉が突如として完全に破談に終わりました。これにより、クラブは不要な選手余り(登録枠やサラリー管理の整理)という新たな予期せぬ難題を抱えることになり、移籍市場が閉まるまでの期間で緊急の解決策を見つける必要に迫られています。(via Estadio Deportivo)
ウナイ・ヌニェス強奪失敗
エスパニョールがセルタ・デ・ヴィーゴからの期限付き移籍で獲得を完了した29歳のセンターバック、ウナイ・ヌニェスの獲得劇ですが、その裏ではアラベスを含む多くのクラブが壮絶な争奪戦を展開していました。ラ・リーガで約200試合の出場経験を誇るヌニェスの確かな実績に対し、アラベスもディフェンス陣の最優先補強リストに彼の名前を挙げていました。この争奪戦にはアラベスのほか、バレンシア、ラージョ・バジェカーノ、セビージャ、オササナといったラ・リーガの多くのライバルクラブがこぞって参戦し、交渉の隙を窺っていました。しかし最終的に、エスパニョールのスポーツディレクターであるモンチが他クラブを出し抜く電撃的なオファーを提示し、この非常に競合度の高い争奪戦を制する形で獲得を決定させました。(via SPORT)
ジョン・パチェコのアラベス時代の評価
レアル・ソシエダでのプレシーズン査定が注目されているディフェンダー、ジョン・パチェコについて、彼が過去にアラベスに身を置いていた際のプレー実績が再び高く評価されています。パチェコがアラベスで過ごした期間に見せた戦術的パフォーマンスは、周囲から『決して悪くない出来だった』と好意的に評されています。ソシエダ側が『すぐにチームに彼専用の居場所を確約するほど決定的な活躍とまでは言い切れない』と慎重な態度を見せているのに対し、アラベスでしっかりと発揮した彼の確かなポテンシャルと安定したプレーは、今後のパチェコの将来的な評価や去就を決める上での貴重な判断材料となっています。(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
アラベスは、ディフェンスライン最大の補強候補としてフィオレンティーナのニコラス・バレンティーニ獲得へ向けて秒読み段階の交渉を進めており、守備の再建へ着実な一手を打っています。しかしその一方で、マリアーノ・ディアスを巡る不確実な未来やムサ・ディアラの移籍破談に伴う選手登録の超過といった難題、さらにウナイ・ヌニェスの争奪戦敗退など、移籍市場閉幕に向けた解決すべきピッチ外の課題も浮き彫りになっており、セルヒオ・フェルナンデスSDの今後の迅速な手腕が試されています。