ハコボ・ラモン(レアル・マドリード) 来夏の買戻し条項行使が内定し復帰へ
セリエAのコモ1907に所属する21歳のスペイン人センターバック、ハコボ・ラモンは、古巣レアル・マドリードが来夏に買戻し条項を行使して復帰させることが内定した段階にある。ジョゼ・モウリーニョ監督が率いるレアル・マドリードは、今夏にイブラヒマ・コナテを獲得したものの守備陣の層に課題を残しており、来季に向けた補強の第一号として下部組織出身の俊英を呼び戻す決定を下した。買戻しに必要な支払額は900万ユーロ未満に抑えられる見通しだ(via SPORT / Mundo Deportivo)。
ハコボ・ラモンの評価は、イタリアの地で飛躍的に高まっている。2025年7月にわずか250万ユーロの移籍金でコモへ完全移籍した彼は、セスク・ファブレガス監督のもとで通算49試合に出場し5得点を記録するなど、守備のみならず攻撃的脅威としても存在感を放ってきた。大手移籍情報サイト「Transfermarkt」における彼の市場価値は現在4500万ユーロまで急上昇している。過去にレアル・マドリードのトップチームで6試合に出場しマジョルカ戦で決勝ゴールを挙げたポテンシャルが、完全に開花した格好だ(via SPORT)。
しかし、報道メディアによって今後の展望に対する見解には若干の違いが見られる。スポーツ紙のモレット記者は、買戻し後にファーストチームへそのまま組み込むか、あるいは市場価値が高騰したタイミングで他クラブへ再売却して利益を得るかをクラブが検討すると報じている。これに対してイタリアのニコロ・スキラ記者は、コモ側が若き才能をプロテクトすべく新契約の締結を急いでいるほか、欧州の複数クラブが彼に強い関心を示していると伝えている(via SPORT / Mundo Deportivo)。
つまりこの復帰劇は、レアル・マドリードにとって格安の移籍金で即戦力を手に入れると同時に、将来的な財政的価値をも担保する極めて計算された戦略的補強だと言える。来夏の市場が開くまでに、彼がファーストチームの構想に完全に入るのか、それともビジネスとしての売却に傾くのか、クラブ経営陣の判断が待たれる(via SPORT)。