運命のカンファレンスリーグ決勝!基本情報と予想スタメン
🏆 クラブ史上初の欧州タイトル獲得を懸けた戦いが始まります。UEFAカンファレンスリーグ決勝、クリスタル・パレス対ラージョ・バジェカーノの試合は、本日5月27日(水)21:00(CEST)より、ドイツ・ライプツィヒのレッドブル・アレーナで開催されます。主審はイタリアのマウリツィオ・マリアーニが務め、スペイン国内ではMovistar Plus+、Orange Fútbol 1、M+ Liga de Campeonesなどで放送されます。
相手のクリスタル・パレスはオリバー・グラスナー監督に率いられ、予算規模はラージョの約5倍というプレミアリーグの強豪です。パレスのユニフォームは現在青と赤のブラウグラナカラーですが、これは1973年にマルコム・アリソン監督がバルセロナにインスパイアされて変更したもので、それ以前はレアル・マドリードを模した白のユニフォームでした。
ラージョの欠場者はルイス・フェリペ、カルロス・マルティン、ムミン、エンテカ、フラン・ペレス、フェルトルードです。一方で、負傷が心配されていたイリアス・アコマックは無事に回復し、起用可能となっています。
予想スターティングメンバーは以下の通りです。
GK:アウグスト・バジャ
DF:アンドレイ・ラティウ、フロリアン・ルジュンヌ、パテ・シス、ペップ・チャバリア
MF:オスカル・バレンティン、ウナイ・ロペス、イシ・パラソン、アルバロ・ガルシア、ホルヘ・デ・フルートス
FW:アレマオ
(via AS, SPORT, ElDesmarque, MARCA)
イニゴ・ペレス監督の去就とチームを支える赤い線の掟
👔 就任からわずかな期間でチームを欧州の決勝へ導いたイニゴ・ペレス監督ですが、この試合を最後に退任する可能性が浮上しています。同監督はビジャレアルのマルセリーノ監督の後任候補として有力視されており、決勝戦の直後にその去就が判明する見通しです。
ペレス監督がチームをここまでまとめ上げた背景には、彼独自の指導哲学である赤い線の掟が存在します。監督は就任翌年、選手たちとそのパートナー、友人、家族をピッチに集め、地面に赤い線を引いてこう語りかけました。『私はアシスタントコーチ時代から君たちと築いてきた友情を壊したくない。しかし、ピッチに入る前、この赤い線を越える前であれば、個人的な問題を理由に練習を休んでも構わない。だが、赤い線を越えると決めた瞬間から、目標や卓越性の追求から我々を逸らす個人的な問題は一切存在しなくなる。言い訳は許されない』
この選手たちとの絶対的な約束が、チームを無敵の集団へと変貌させました。大一番を前に監督は、『カンファレンスリーグで優勝するためなら、自分が持っているものすべてを差し出す。子どもの頃の休み時間のサッカーの感覚に戻り、すべてをシンプルに楽しむことが重要だ』と決意を語っています。さらに、2010年ワールドカップ決勝前のビセンテ・デル・ボスケ監督の言葉を引き合いに出し、『過剰な注目を避け、自分たちのアイデンティティを保つことが大切だ』と選手たちに平常心を求めています。
(via SPORT, ElDesmarque, MARCA)
バジェカスの英雄オスカル・トレホが今夜退団へ
🔟 ラージョ・バジェカーノで10シーズンを過ごし、公式戦334試合に出場してきたレジェンド、オスカル・トレホが、この決勝戦を最後にクラブを去ります。ベンチスタートが予想されますが、クラブ史上最も重要な夜にピッチに立つ機会が巡ってくるかもしれません。
トレホ本人は大一番を前に、『友人のグループが今日、決勝を戦う幸運に恵まれる。魔法のような夜になるだろう』と万感の想いを口にしています。
チームメイトでありキャプテンのオスカル・バレンティンも彼への敬意を隠しません。『トレホという非常に重要な存在がいなくなる新たな環境に適応しなければならない。スタッフとしてならどこへでも彼を連れて行きたい。彼は常にチームにプラスをもたらしてくれる人物だ』と語り、その別れを惜しんでいます。
(via AS, MARCA)
決勝に挑む選手たちの熱き想いと誓い
🔥 クラブの歴史を変える一戦に向け、選手たちの士気は最高潮に達しています。
GKのアウグスト・バジャは、自身の生い立ちとクラブの気風を重ね合わせています。『私の父はずっと肉屋だった。働くことや、ストリートの現実、必要最低限のもので生きる意味を知っている。バジェカスは常に地に足をつけさせてくれる場所であり、ラージョは他のクラブとは違う帰属意識を感じさせてくれる。イニゴは私が知る中で最高の戦術家であり、試合を読む才能は素晴らしい』
ストラスブール戦で2ゴールを挙げ、チームを結勝へ導いたFWアレマオは、『ベンゼマやクリスティアーノ・ロナウド、ハーランド、ルーニーを目標にしてきた。バジェカスはいつも満員で応援してくれて、街中での親近感には本当に驚いた。もし決勝でゴールを決めたら、信仰のきっかけをくれた母と同じように、神に捧げる』と誓っています。
キャプテンのオスカル・バレンティンは、これまでの歩みを振り返り、『コロナ禍のジローナでの無観客での昇格が、すべての成功のターニングポイントだった。常に小さなクラブと見られていたが、マドリーやバルサを倒し、今では厄介な存在である"Puto Rayo"(クソ強いラージョ)に変貌した。ピッチに出る前は、何者でもなかった時から支えてくれた家族やパートナーのことを思い出す』と熱い想いを吐露しています。
(via MARCA, Mundo Deportivo)
ライプツィヒとバジェカスを包むファンの熱狂と応援歌
🎶 決戦の地ライプツィヒには、気温35度という暑さの中、11,000人を超えるラージョファンが陸路や空路などあらゆる手段を使って集結しています。現地のRichard-Wagner広場には昼の12時からファンゾーンが設置され、18時からはスタジアムのRed Bull Arenaへ向けて大行進が行われます。チケットを持たないファンも、MarktplatzのFan Festivalに設置された巨大スクリーンで観戦が可能です。
一方、地元バジェカスでも熱気は最高潮です。地下鉄の駅は特別に装飾され、本拠地のエスタディオ・デ・バジェカスには3つの巨大スクリーンが設置されました。ファンは5ユーロの入場料で、スタジアムに集まって歴史的瞬間を見届けることができます。
この躍進を象徴する新しいアンセムも誕生しました。アテネでの試合からファンが歌い始めたイシ・パラソンのチャント、『朝はコーヒー、午後はラム酒、俺たちをライプツィヒに連れて行ってくれ、イシ・パラソン!』が大流行しています。
そして見事勝利を収めた暁には、お馴染みのチャント『海賊の人生(La vida pirata)』がライプツィヒの夜空に響き渡るでしょう。この歌は「働かず、勉強せず、ラム酒のボトルと共に生きる海賊の船長だが、結婚するならラージョの女とだけだ」というバジェカスらしい反骨心と愛情に溢れた内容で、ホーム勝利時の定番となっています。
(via AS, MARCA)
地球の裏側から駆けつけたブラジル人熱狂的ファンの物語
🇧🇷 ラージョの魅力は海を越え、地球の裏側にも熱狂的なファンを生み出しています。ブラジルのリオデジャネイロ、バングー地区出身のエドゥアルド・バプティスタさんは、自称「ブラジルで唯一のラージョファン」です。
彼がラージョに恋をしたのは2013年。バルセロナに0-4で大敗した試合でしたが、ポゼッション率でバルサを上回った勇敢な姿勢に衝撃を受け、それ以来クラブの虜になりました。彼はSNSで「Gol do Rayo」というアカウントを運営し、現在では約95万人のフォロワーを抱えるインフルエンサーとなっています。
この歴史的な決勝のために8,150キロの距離を越えてライプツィヒに駆けつけた彼は、クラブ公式Instagramとのコラボレーションも予定しています。ブラジル代表に呼びたい選手を問われると『間違いなくイシ・パラソンだ』と即答し、個人的な理由で今まで一滴も酒を飲んだことがないものの、『もしラージョが優勝したら、人生で初めてお酒を飲んでお祝いする』と特別な誓いを立てています。
(via MARCA)
決勝戦限定の特別ユニフォームが登場
👕 クラブの歴史的瞬間を記念して、サプライヤーであるアンブロ(Umbro)とのコラボレーションによるカンファレンスリーグ決勝専用の特別ユニフォームが発売されました。
お馴染みの白地に赤い稲妻のデザインをベースに、黒のディテールが施されています。軽量で通気性の高いテクニカルファブリックが使用され、胸には決勝戦ライプツィヒの公式マーク、袖にはヨーロッパ大会のパッチが配置されています。
価格は75ユーロで、一括払いのほか分割払いにも対応しています。コレクターやファンにとって必携の一着となっており、すでにプレセールと発送が開始されています。
(via MARCA)
欧州での軌跡とリーグ戦の状況
⚽️ ラージョ・バジェカーノは、欧州カップ戦の決勝に進出したスペイン史上16番目のクラブとなりました。今大会の道のりでは、ベスト16でトルコのサムスンスポルを、準々決勝でギリシャのAEKアテネを撃破しました。そして準決勝ではフランスのストラスブールに対し、アウェイを0-1、ホームを1-0の連勝で退け、見事ファイナルへの切符を手にしました。
国内リーグ(LaLiga EA Sports)でも好調を維持しており、直近のアラベス戦では敵地メンディソロサで1-2の逆転勝利を収めました。最近の15ゴールのうち5ゴールをセルヒオ・カメージョが叩き出すなど攻撃陣も爆発しており、最終的に12勝14分12敗の勝ち点50を獲得し、リーグ8位という立派な成績でシーズンを締めくくっています。
(via AS, SPORT, Mundo Deportivo)
【本日の総括】
クラブ創設以来初となる欧州タイトル獲得に向け、イニゴ・ペレス監督と選手たち、そしてバジェカスを愛するすべてのファンの想いがライプツィヒの地に結集しています。英雄トレホのラストマッチを、最高の結果で飾ることができるか注目です。