アレックス・カンポス 守備陣緊急事態で欧州CL初招集を受けたバルサの18歳主将

FCバルセロナのジュベニールAに所属する18歳のスペイン人ディフェンダー、アレックス・カンポスが、欧州CLのPSG戦に臨むトップチームの招集メンバーに初選出された。トップ守備陣に相次ぐ負傷者が出る緊急事態の中、下部組織で絶対的な信頼を集める若き主将に最高峰の舞台への扉が開かれた格好だ。

カタルーニャ州リェイダ県のアイテナ出身であるカンポスは、地元の小クラブであるアトレティック・セグレからバルサへ移籍した。中盤で培った優れた足元の技術とビルドアップ能力を武器に、センターバックへとポジションを変更している。さらに恵まれた体格と自ら取り組む肉体改造により、18歳にしてトップレベルの強度に対応できるフィジカルを完成させたという。

昨季はセカンドチームであるバルサ・アトレティックで後半戦の13試合を含む14試合へ出場し、今夏にはクラブとの契約を2029年まで延長することに成功した。今季はジュベニール世代でありながらジュリアーノ・ハウス・ベレッティ監督からセカンドチームのキャプテンマークを託され、開幕から3試合連続でフル出場して無失点守備の要として君臨してきた。

トップチームでは既存のクリステンセンに加え、エリック・ガルシアとジュール・クンデが立て続けに負傷離脱した。そのため起用可能なディフェンダーがわずか5人に激減し、緊急事態に見舞われる形となった。そこでハンジ・フリック監督は迷わずカンテラのリーダーであるカンポスを指名し、パリでの大一番に向けた遠征メンバーに加える決断を下したという。

U18スペイン代表の主将を務め、直近ではU19代表のマルベリャ合宿にも参加した。同世代では抜きんでた指導力と実績を誇る一方で、2024年10月には高校1年生相当の年齢でトップチームに初招集された。以来は定期的に練習へ参加しており、ロベルト・レヴァンドフスキやラミン・ヤマルら世界最高峰の選手たちとトレーニングを重ねているという。

現段階ではBチームでのポジション確立が主戦場であるものの、トップチームは過密日程と負傷者が重なる状況だ。そのため、急浮上した若き守備の頭脳がピッチに立つ可能性は十分に存在する。育成の成果が問われる大きな局面を迎えており、バルサの将来を担う主将の成長から目が離せない局面という。

つまり、今回のCL初招集は単なる人数合わせではなく、日頃の圧倒的なパフォーマンスとキャプテンシーがフリック監督に高く評価された結果である。この動きが示すのは、ラ・マシアの伝統である優れたビルドアップ能力を持つセンターバックが、クラブの危機を救う存在として最前線に躍り出たということだ。(via SPORT)